AGA・FAGA・薄毛治療薬の効果・副作用・服用方法・初期脱毛について
AGAの治療は通常、長期間にわたって行われます。AGAは進行性の脱毛症であり、治療の開始が遅れると効果を実感するまでにさらに時間がかかります。
そのため、治療を開始する際には、少なくとも1年以上の継続をしてみることが推奨されます。
また、ミノキシジルは薬であるため、正しい使用方法を守ることが重要です。
どのタイミングで使用すればよいのか、どのくらいの量が最適なのかを事前に確認して、副作用なく継続使用できるように心がけてください。
ミノキシジルの外用薬の場合でも初期脱毛は起こる可能性はあります。
初期脱毛による抜け毛を恐れてシャンプーの回数を減らしたり、十分に洗髪しなかったりすると、頭皮環境が悪化し、かえって抜け毛を増やす結果になってしまいます。初期脱毛で抜ける髪は、主に休止期に入り、抜け落ちるのを待っている髪です。そのような「本来抜けるべき髪」が抜けるのを恐れて、適切に洗髪せず頭皮環境を悪化させてしまうということがないようにしましょう。
初期脱毛のメカニズムを知るためには、頭皮のヘアサイクルについて理解を深める必要があります。人間の髪の毛には成長期・退行期・休止期という一定周期のヘアサイクルが存在しており、成長期に発毛して育った髪の毛は、退行期および休止期を経て抜け落ちるものです。この脱毛は生理的脱毛と呼ばれ、適正量の範疇であれば薄毛にはなりません。
ミノキシジルは、休止期から成長期への移行を促進する効果があります。つまり、休止期に入り、成長の止まっている髪が初期脱毛として抜け落ちているわけです。初期脱毛とはいわば、新たな髪の毛の発毛と、それを成長させるための準備をしているサイン。決して、薄毛の悪化を心配する必要はありません。
また、ミノキシジルには成長期における髪の毛の成長促進・維持の効果もあります。成長期が適切に維持されることでヘアサイクルを正常化し、結果としてAGAが改善されるのです。なお、ミノキシジルの使用による初期脱毛は個人差があります。脱毛があまりにも多かったり、長期的に続いていたりする場合は別の原因が考えられますので、一旦使用を中断し、皮膚科や専門クリニックの診察を受けてください。
初期脱毛の出現率について、査読済みの論文からデータをみていきましょう。
ミノキシジルが効かないと感じた場合に試すべき具体的な対処法について、以下に5つの方法を紹介します。これらを実践することでミノキシジルの効果を最大限に引き出し、発毛の可能性を高めることができます。
・まずは1年使ってみる
・他の内服薬と併用してみる(ミノキシジル外用薬の場合)
・生活習慣や頭皮環境を整える
・個人輸入で手に入れたミノキシジルは使わない
・クリニックで医師に相談する
ミノキシジルの使用を開始すると、初期段階で脱毛が発生することがあります。AGA改善のためにミノキシジルを使用しているにもかかわらず、逆に脱毛が起こったことで、ショックを受けてしまう方も少なくありません。
初期脱毛でどれくらいの量の毛が抜けるのかを一覧表にしてみました。
初期脱毛はミノキシジルの作用によって毛母細胞が活性化している証。「髪が生まれ変わるための準備段階」とポジティブに受け止めましょう。ので、何とか初期脱毛を乗り越えるようにしましょう。
ミノキシジルによる初期脱毛で、とされています。ですが、毎日髪の毛が抜けるのを目の当たりにするのは非常につらいものです。
ミノキシジルの濃度を徐々に増やすことで初期脱毛を抑えられます。
初期脱毛が起こり、焦って使用を中止するのは逆効果です。不安な場合は医師に相談しましょう。
ミノキシジルの初期脱毛は、使用を開始してからほどで起こるのが一般的です。症状が現れる時期には個人差がありますが、使用時すでに休止期に突入していた髪の毛が多い人ほど症状は早く現れます。また、初期脱毛が現れてから多くはほどすれば抜け毛が落ち着いてきますが、人によっては。ですが、毛母細胞が活性化して成長期を終えた細くて柔らかい毛が押し出されるようにして抜け落ちれば症状は落ち着きますので安心しましょう。
そのため初期脱毛が起こりやすいですが、その分発毛効果も強いです。
ミノキシジルやデュタステリドなどを使用する場合、初期脱毛が現れる可能性があります。
人によっては、ミノキシジルによる初期脱毛を2回経験する方もいます。
AGA治療を検討している方のなかには「初期脱毛」と聞いて、不安を感じる方も多いようです。
AGA治療の初期脱毛のメカニズムについて詳しくはこちらをご覧ください。
よく、「ミノキシジルとフィナステリドはどちらが効くのか?」などの記事がヒットすることがあります。少し裏話ですが、ミノキシジルの塗り薬のみで髪がフサフサになることはありません。論文を見ても、ミノキシジル単体では10%ほど髪が増える程度です。軽症の方であれば10%でも大きなインパクトがありますが、相当薄くなっている状態で10%増えてもさほど見た目が変わらず、効果を実感できないのです。
初期脱毛は準備期間と考えて、前向きに治療を続けてみてください。
また、ミノキシジルの塗り薬の大きな特徴として、効果のピークアウトがあります。
使い始めて3~6ヶ月程の期間で髪の毛が増えますが、その後AGAの勢いに負けて髪の量が少し減る傾向にあります。 したがって長期的に使い続けることで効果を示す薬ではありません。
ミノキシジルによる初期脱毛が起きた人の方が男女共に発毛率が高い
では、実際に初期脱毛が見られた患者さんの症例をご紹介します。こちらの3例は初期脱毛が目立った方ですが、ぜひ参考にしてみてください。
男女ともに塗り薬でも飲み薬でもミノキシジル使用開始後2~4週間目で初期脱毛が始まり、4~8週間目で自然終息します。 初期脱毛で抜ける毛量
ここでは、初期脱毛が起こるメカニズムについて、実際の研究に基づき説明しましょう。
誤解されがちな初期脱毛とは? ミノキシジル外用薬(塗り薬)の副作用
ミノキシジル外用薬(塗り薬)とミノキシジルタブレット(飲み薬)で数値に違いはあるものの、AGA治療およびFAGA(女性の薄毛)治療のいずれにおいても、ミノキシジルを使用した一部の人で初期脱毛が起き、大半の人は初期脱毛が起きていないことをデータが示しています。
初期脱毛はミノキシジル外用薬でも起こることがありますが、タブレット内服で頻度の高い反応です。 ミノキシジルに関するよくある質問
続いて、AGAおよびFAGA(女性の薄毛)の患者さんがミノキシジルでの治療を開始してから初期脱毛が発生するのがいつ頃なのか見ていきます。
ミノキシジル外用薬には副作用もあります。以下が一般的に知られている副作用です。 初期脱毛
ミノキシジル外用薬とミノキシジルタブレットはほぼ同じ時期に初期脱毛が起きていることが分かりますね。
施術の副作用(リスク):内服開始から1~2ヶ月は初期脱毛が見られることがあります。
ミノキシジルの使用を開始した一部の人で初期脱毛が起き、男女ともに約2~4週間目で初期脱毛が始まることが分かりました。
ミノキシジルの副作用 · 動悸・息切れ · むくみ・体重の増加 · 頭痛・めまい · 肝機能障害 · 初期脱毛 · 全身の体毛増加.
たとえばミノキシジルが5%配合された塗り薬をAGAの方に使用した研究では、48週間で1㎠あたり18.6本髪の毛が増加したという結果でした。ミノキシジルを使用しなかった場合は3.9本の増加に留まっているので、ミノキシジルを使用することで発毛促進効果が期待できるといえるでしょう。(参考:)
【ミノキシジル】初期脱毛 / 立ちくらみ・めまい、動悸、息切れ / 頭皮への影響 ..
とは、5α還元酵素を阻害してジヒドロテストステロンの産生をおさえ、男性型脱毛症(AGA:思春期以降の男性の進行性脱毛症)を改善します。いずれも男性ホルモンに作用する薬のため、女性への効果は認められておらず、生殖系の副作用も報告されています。
一方、ミノキシジルは毛包に直接作用し、細くやわらかくなってしまった毛髪を太くコシのある毛へと成長させます。男性ホルモンに作用する成分ではないため、女性にも使用できます。
このように、ミノキシジルとプロペシア・ザガーロは作用機序がまったく異なるため、併用することも可能です。
AGA治療薬による初期脱毛って何?初期脱毛から生えるまでの期間
ただし、「初期脱毛の期間は?いつまで抜け続けるの?」というのが一番気になるところですよね。こちらも査読済み論文から初期脱毛の期間についてデータを拾っていきましょう。
ミノキシジルの初期脱毛はやばい?どのくらいの確率で発症するのか解説
ミノキシジルを使い始めて数週間から2-3か月ほどの間に、一時的に脱毛が進むように見える「初期脱毛」が起こることがあります。これは以前から存在していた細く細い毛が抜け落ち、その跡に太く強い新しい毛が生えてくる準備をしている証拠なのです。
【AGA治療】ミノキシジルの真実を皮膚科医が解説 | 美容コラム
男女ともに塗り薬でも飲み薬でもミノキシジル使用開始後2~4週間目で初期脱毛が始まり、4~8週間目で自然終息します。
ミノキシジル」を含む外用薬(塗り薬)を提供しています。スプレー ..
ミノキシジルは、壮年性脱毛症における発毛、育毛および脱毛(抜け毛)の進行予防に適応があります。男女ともに使用できますが、女性に使用が認められているのは成分濃度が1%の製品のみです。成分濃度が5%のものは、国内で女性に対する臨床試験が行われていないため、男性しか使用できません。
日本皮膚科学会ガイドライン「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」でも、男性の脱毛には5%製剤、女性の脱毛には1%製剤の使用がすすめられています。
ミノキシジルは女性が使っても大丈夫? 注意点や副作用を詳しく紹介
かぶれ
ミノキシジルの塗り薬でもう一つ起こりやすい副作用は、かぶれです。論文によっては14%~15%の頻度でかぶれの報告があります。
対処法としては、かぶれることを前提として慎重に使うこと、それから皮膚科クリニックで治療を行うことです。
皮膚科専門のクリニックがミノキシジルを慎重に使うのであれば、かぶれのリスクを最大限下げられると思います。