米大統領選「ドル円相場」のアノマリーを検証してみた ! | マネー


・予想レンジは150円から156円だが、選挙結果次第で大きく変動する可能性がある。


もしハリ」なら無風!?米大統領選後のドル円相場を専門家6人が大予測

・先週は総選挙の結果を受けて153円80銭まで上昇したが、その後はこの高値を超えられなかった。

米大統領選挙で米ドル/円はどう動く、160円の円安へor140円の円高へ!?【為替ウィークリーセミナー】

円安一時152円台、東証は307円安で3日続落 日米選挙が材料視

大和証券の木野内栄治チーフテクニカルアナリストも、必ずしもトランプ氏勝利で株高とはならないと予測。これまでは大統領選挙後に株価が上昇するケースが多かったが、今回は既に株高が進んでいる上、トランプ氏当選に伴う米長期金利の上昇に株式市場が耐えられないリスクがあるとみている。

1ドル150円台へと円安が進んでいる。米長期金利上昇と、衆院選で石破首相が率いる自民党の苦戦が予想されることが要因だ。石破政権が弱体化すれば、日銀は追加利上げの支持を受けにくくなる。米長期金利上昇は、11月の利下げ観測が後退したことが背景だ。米大統領選挙でも、いずれが当選してもインフレを助長する可能性がある。

過去の経験則から見える「選挙前はややドル安・円高、選挙後はドル高・円安」

ドル円レートが1ドル150円台に移行した(図表1)。一時、10月23日には1ドル153円台をつける場面もあった。国内要因では、衆議院選挙が与党にとって劣勢であることが一因だ。石破首相は、もともと金融政策の正常化に理解がある人物だ。だが、その石破首相が苦境に陥ると、今度は逆に日銀の追加利上げができないという観測が強まってしまう。10月27日の衆議院選挙を控えて、政治情勢の変化から、円安に少し拍車がかかった感はある。

ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズの駱正彦シニアストラテジストは、足元では米長期金利が約60-70ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)既に上昇していると指摘。16年の選挙後の70-80bp程度の上昇と比べ「かなり前倒しでトランプトレードが行われた」可能性があり、トランプ氏が勝利しても株高・円安は短期的な動きにとどまると読む。

ドル・円は伸び悩みか、米軟着陸期待も日本の総選挙を見極め | 通貨

石破政権の支持率は、NHKが実施した世論調査では10月12~14日に44%だったところから、10月18~20日にかけては41%へと低下している。内閣支持率が時間とともに低下するのは仕方がないとしても、やや低下の反応が早すぎると感じる。石破首相の支持率低下は与党の選挙結果が不利になるシグナルなので、衆議院選挙における「与党過半数割れ」というリスク・シナリオが想起させられる。

また、野村証券の後藤祐二朗チーフ為替ストラテジストは「ハリス候補の逆転勝利となれば、市場は金利低下・ドル安で反応し、1ドル=150円割れを試しにいく展開が予想される」とリポートに記述。トランプ氏が勝利して共和党が上下両院を支配する「レッド・スウィープ」が実現に向かえば、ドル・円は155円超えを試すシナリオで、日本の通貨当局の口先介入などが注目されるとの見方を示した。


【円安・株高…】総選挙の結果と市場のシナリオ #newspicks

各種世論調査によると、大統領選はだ。そうした中でも、選挙結果の予測市場であるポリマーケットの値動きやトランプ氏が立ち上げたソーシャルメディアプラットフォーム「トゥルース・ソーシャル」を提供する株の上昇、最近のドルや米長期金利の上昇を見る限り、一部の投資家はトランプ氏勝利を見込んだ取引を既に行っている可能性が高い。

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また、11月5日に米国の大統領選挙が行われる。以前から、トランプ氏が当選すればインフレ加速で、FRBの利下げが難しくなって、長期金利も高止まりすると考えられてきた。目下、トランプ氏は激戦州でやや優位に立っている。これも金利上昇を促している。

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ただ、市場への影響は議会選挙の結果によっても大きく変わるため多くのシナリオが考えられるほか、選挙結果そのものを巡って混乱が広がる場合には相場のボラティリティーが高まる恐れもある。ソシエテ・ジェネラルは開票結果の発表に円相場が「激しく」反応し、1ドル=140円から160円の間で変動するリスクがあるとみている。

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1ドル150円というラインは、微妙な線である。物価上昇圧力はそのラインよりも円安になれば、対前年で輸入物価は上昇率を高めやすくなる。わかりやすく説明するために、2023年後半の為替レートを示してみよう。ドル円の月中平均値は、2023年10月149.5円/ドル、11月149.8円/ドル、12月144.1円/ドルになる。2024年1-3月も140円台後半だから、今後、仮に為替がずっと150円台で推移するとすれば対前年比で円安圧力がかかってくることがわかるだろう。つまり、円安が持続するほどに輸入物価の上昇圧力になりそうだ。輸入物価の前年比は、一頃に比べれば落ち着いてきたが、まだまだ上昇する可能性がある(図表2)。

円安方向に進む可能性が高い- ただし、米国の大統領選挙も控えており不確実性あり2

の投開票日を目前に、ではドル高が進んだ。両候補とも大型減税などを掲げており、米金利が上昇傾向にあるからだ。為替の動向は株式も含めて日本市場に大きな影響を与える。選挙結果がしばらくはっきりせず、金融市場が荒い値動きとなる可能性もある。

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これが非常に不都合なのは、円安・物価上昇に向かえば、それが石破政権にとって不利に働くことだ。2025年7月頃には参議院選挙が控えている。国民の物価上昇への不満が高まると、それは与党にとって不利に働く。石破政権の政治基盤はますます弱くなる。

円相場 1ドル=154円台まで円安進む “トランプ氏当選確実”で | NHK

日程を確認すると、米大統領選挙の11月5日とほぼ重なって、11月6・7日にはFOMCがある。そこで利下げが実施されないとドル高になる。その後、クリスマス商戦の結果が12月中におおよそわかってくると、FRBの追加利下げがあるかどうかがはっきりしてくる。為替が円高方向に切り返すとすれば、方向感はその辺から変わってくる可能性がある。