ASIAN KUNG-FU GENERATIONの人気歌詞ランキング
2ndアルバム『ソルファ』収録時から12年。この再レコーディング版のイントロが鳴った瞬間、蘇ったのは"Wonder Future"ツアーの国際フォーラムでのライヴだった。そして、さらにそのあと、ヨーロッパや南米ツアーで確信した"楽曲は届くところには届いている"という思いの反映。細部のアレンジが更新されたことも、楽器の録り音ひとつひとつも、音が鳴る空間が著しくワイド・オープンになったことも、すべてが経験から得た気持ちを反映しているのだ。リスナーの年齢やアジカンと出会った時期によってこの曲の捉え方も違うだろう。個人的には、いよいよ閉塞感のどん詰まりにあった日本において、『ソルファ』は音楽で"それでも行くんだよ"というベクトルを指し示す作品だった。思えばアジカンは言い続けているのだ、そのことを。(石角 友香)
そして、この君とは歌詞の世界に留まらず、聴いているあなたにも伝えるわけだ。
1年2ヶ月ぶりの新作は、両A面シングル。「ダイアローグ」も「触れたい 確かめたい」も、このコロナ禍による社会を映したような曲で、今改めて大事なものを突きつけられる感覚があるが、実は昨年行った欧州ツアーの際に、ロンドンでレコーディングをした曲だという。ダイアローグ=対話や、人や社会の礎になるものを童話のように、また詩的に描いた「ダイアローグ」。シンプルなメッセージが、細やかなディテールを含んだふくよかなギター・サウンドで織り成され、普遍的なダイナミズムを放つ。また「触れたい 確かめたい」では、塩塚モエカ(羊文学)がゲストVoで参加。後藤正文との歌のアンサンブルで、センチメンタルな記憶や残像を刺激する曲になった。またCD版のみリモート制作による「ネクスト」を収録。(吉羽 さおり)
進化を続けるアジカンの10thアルバム。三船雅也(ROTH BART BARON)とのハーモニーが圧倒的な爽快感を生むリード曲や、切なくも温かいサウンドに乗せた美しい言葉が沁みる「フラワーズ」、ラップとの融合が新しい「星の夜、ひかりの街(feat. Rachel & OMSB)」、"胸の奥で歌ってよ"という言葉とともに壮大なコーラスが響く今のライヴ・シーンを映したような1曲「Be Alright」など、青春を彷彿させる初期楽曲の青さと、近年の洗練された円熟味が合わさった14曲が収録。アジカンらしさを核としながらも、多彩なアレンジやコラボで新たな広がりを見せている。また多様性やネット社会に切り込む歌詞も奥深い。この惑星に生きるすべての人にとっての明るい未来を祈る1枚。(中尾 佳奈)
劇場総集編後編のラストシーンや「Re:Re:」の意味を勝手に考察する
アジカン×アニメ"NARUTO-ナルト-"シリーズとしては、「ブラッドサーキュレーター」に続く3弾目。ここで"前世からの因縁"を意味する"宿縁"というキーワードを挙げたのは、今の自分の行動があとの世代に与える影響や人間のいい意味での変化について、後藤正文(Vo/Gt)が懲りずに希望を託しているからだと思う。王道ギター・ロック・チューンだが、コードがロング・トーンであることで降りしきる雨=現在の世界を思わせるのはリアルだ。また、後藤&喜多建介(Gt/Vo)の共作で喜多Voの「ウェザーリポート」は、近さを感じるミックスが離れていくふたりという珍しいテーマを自然に聴かせ、『サーフ ブンガク カマクラ』の続編という「日坂ダウンヒル」は、ローファイ・ヒップホップ調。各々今年のアジカンの動向を示唆しているのかも。(石角 友香)
行定勲監督の映画"ピンクとグレー"のために『Wonder Future』のツアー中という、多忙さの中で書き下ろされたのが今回の「Right Now」。一聴でアジカンとわかるリフと8ビート。映画の世界観にも通じる東京・渋谷界隈の情景や匂い、自分と他者の境界線の曖昧さと裏返しの自意識過剰。後半にガラッと曲調もテンポもキーも飛翔するように変化する展開が窓を大きく開けるような印象も。そしてこの構成も映画の内容とリンクしている。カップリングには『Wonder Future』のツアーからライヴ音源として「Eternal Sunshine / 永遠の陽光」、「深呼吸」、「Wonder Future / ワンダーフューチャー」の3曲を収録。2015年の経験を血肉にして2016年を走り出すアジカンが、新たな代表曲になり得る大きな一打を繰り出した。(石角 友香)
ASIAN KUNG-FU GENERATION Re:Re: 歌詞
歌詞についてはコンセプトを早めに決めたものの、仮歌の語感を損なわずに歌詞を書くのが非常に難しかった。「った」か「って」でなくてはならない部分が特に。
全33曲の歴代シングルが紡がれ、ASIAN KUNG-FU GENERATIONが日本のロック史に残してきた功績を改めて体感することができる、メジャー・デビュー20周年記念盤。再録された「遥か彼方」で幕を開け、地を這うようなイントロのベース・ラインがノスタルジアと高揚感を運んでくる。20年経っても歌い続けるバンドの熱量が確かな軌跡として反映されている一方で、リスナーは各楽曲の歌詞に登場する"君"に当時の自分や大切な人を投影させ、懐かしさに浸るだろう。暗いムードが漂う情勢や、やるせない日常からも目を逸らさず、今を生きて、愛を鳴らし続けてきたアジカン。これからも変わらない4人だけの音を世界中に響かせてほしい。(山本 剛久之)
ASIAN KUNG-FU GENERATIONはソラニンなど失恋ソングと思ったら、もっと違う意味があったという曲もあります。 ..
▼ツアー情報
"ASIAN KUNG-FU GENERATION Tour 2024「ファン感謝サーキット」"
9月30日(月)神奈川 F.A.D YOKOHAMA
10月2日(水)恵比寿 LIQUIDROOM
10月5日(土)札幌 PENNY LANE24
10月6日(日)帯広 MEGA STONE
10月10日(木)金沢 EIGHT HALL
10月11日(金)長野 CLUB JUNK BOX
10月13日(日)新潟LOTS
10月19日(土)香川 高松festhalle
10月24日(木)福岡DRUM LOGOS
10月26日(土)熊本B.9 V1
10月27日(日)鹿児島 CAPARVO HALL
10月31日(木)茨城 水戸 LIGHT HOUSE
11月1日(金)福島club SONIC iwaki
11月3日(日・祝)宮城 石巻BLUE RESISTANCE
11月4日(月・祝)岩手 大船渡 KESEN ROCK FREAKS
11月13日(水)Zepp Shinjuku(TOKYO)
11月14日(木)Zepp Shinjuku(TOKYO)
11月20日(水)大阪 味園ユニバース
11月21日(木)大阪 味園ユニバース
11月23日(土・祝)京都 磔磔
11月24日(日)兵庫 神戸 Harbor Studio
11月29日(金)名古屋 DIAMOND HALL
11月30日(土)岐阜club-G
12月4日(水)SENDAI GIGS
12月12日(木)岡山CRAZYMAMA KINGDOM
12月13日(金)広島 CLUB QUATTRO
12月18日(水)Zepp DiverCity(TOKYO)
12月19日(木)Zepp DiverCity(TOKYO)
[チケット]
スタンディング 一般 ¥6,400 / U-23サポート ¥4,400(税込)
2階指定席 一般 ¥7,000 / U-23サポート ¥5,000(税込)
※3歳以上チケット必要
■特設サイト:
ゴッチがブログに"震災後、2度目の人生を生きている心持ち"という意味のことをときどき書いているが、現実の音像、そして作品に昇華されたのが今作なのだと思う。シングル『Easter』同様、FOO FIGHTERSのプライベート・スタジオで全曲レコーディングされたこのアルバムの重量とソリッドさが矛盾なく存在するどでかい音像は、イヤフォンで聴いてもつま先まで痺れるようだ。まず肉体に訴えかけてくる。そしてもはや対岸の火事ではなくなった人間同士の断絶などの現実を冷静に描く歌詞の多さ。しかしアルバム・タイトルが示唆するように未来は"ワンダー・フューチャー"なのだ。楽観も絶望もない、励ましもセンチメントもない。ただ生きる意思を鳴らしたらこうなんだ、そんな潔さに満ちている。(石角 友香)
歌詞でやっている。(「君繋ファイブエム」の「E」にはLIVE FOREVERの ..
芳文社"まんがタイムきららMAX"にて連載中の、はまじあきによる人気4コマ漫画"ぼっち・ざ・ろっく!"の劇場総集編として、前編となる"劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく! Re:"が絶賛上映中だが、後編となる"劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく! Re:Re:"も8月9日より全国公開された。このたび、その"劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく! Re:Re:"のエンディング・テーマが「Re:Re:」に決定したことが明らかになった。
本楽曲はASIAN KUNG-FU GENERATION「Re:Re:」のカバー楽曲となり、ヴォーカルは後藤ひとり(CV.青山吉能)が担当している。
なお、同時に発表されたオープニング・テーマは、"結束バンド"の初ライヴで幻の3曲目となった「ドッペルゲンガー」。併せて「ドッペルゲンガー」作詞担当の樋口愛、作曲担当の飛内将大、ASIAN KUNG-FU GENERATIONの後藤正文(Vo/Gt)からのコメントも到着。さらに、も公開となる。新曲の2曲と、後編の劇中でも流れるSICKHACK「ワタシダケユウレイ」は本日より配信開始される。
オープニング・テーマ「ドッペルゲンガー」
作詞:樋口愛
作曲:飛内将大
編曲:三井律郎
■樋口愛 コメント
心はいつも両極端にあって、その真ん中は綱渡りみたいで。
どちらかを手放してしまえば楽かもしれないけど、
きっとそのどちらの心も大事なんだと思います。
ぼっちちゃんが〝陰キャ〟だからこそ奏でられる音があって思い切れる強さがある。
そういうぼっちちゃんにいつも勇気をもらっています。
■飛内将大 コメント
内面とそとづらに向き合い、想いを吐き出すことで自分は何者かを理解しようともがく。
そうやって音楽は作るものだと、ぼっちが思い出させてくれました。
何度でも心を揺さぶってくれる結束バンドに感謝しています。
エンディング・テーマ「Re:Re:」
作詞:後藤正文
作曲:後藤正文、山田貴洋
編曲:三井律郎
■ASIAN KUNG-FU GENERATION コメント
何かに追われるように過ごした青春の風景。
前進しているのか後退しているのかも分からず、とにかく楽器とロックバンドだけが救いでした。
そんな当時の僕たちと似たような想いを、彼女たちもいくらか抱えているのかもしれない。
そう思って聞くと、当時の切羽詰まったような日々も無駄じゃなかったと感じて救われます。
後藤正文
オープニングテーマ「Re:Re:」ASIAN KUNG-FU GENERATION
それから、この曲には同じタイトルで同じシーンを別の視点かた歌ったものがあるので、次回はそちらを解説します。
ちなみに、シングル「サイレン」のカップリングです。
【SEO担当者向け】 ASIAN KUNG-FU GENERATION 『リライト ..
▼リリース情報
結束バンド
「ドッペルゲンガー / Re:Re:」
NOW ON SALE
配信は
ASIAN KUNG-FU GENERATION 『リライト』(M-1 ..
それにしても、2004年の後藤が書いた歌詞を2016年の後藤が見たとき、後藤は何を思ったのだろうか。
アジカンの歌詞の意味を教えてください。 ASIAN KUNG-FU GENERATIONは.
謎にタイアップが付いているというのもよく思えない部分。どうやらこの一件が決まったことで"僕と三原色"の爽やかさをマシマシで行きましょうとなったようだが、ぼっちや山田がそれを良しとしてるのか?という部分に疑問が残る。そもそもキラキラや爽やかさというものにコンプレックスを感じていたはずのぼっちがこのを良いものと飲み込んでいるのかという点が分からない(お金の為だから…と山田に押し込められたのか…?)。と思っていたけど、"こんな僕は僕じゃない、こんなの全然聞いてない、でもなんか嫌いじゃない"と結局歌詞の上で納得してるのだろうか...。
現実世界の結束バンドと、アニメ/原作における結束バンドとの乖離があり過ぎてすぐには受け入れることが難しく思える。それと高校生バンドの音源であるという設定はどうしたんだ…。あくまで1個人の意見だが。
意味で裏切られた。 かっこいいRe:Re:がいい音で聴けるので、あの頃のアジカン好きな人は買って損なし。..
コーラスは全部自分で歌った。ケンスイではありません。コーラスパートの歌詞は
秘密。
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ASIAN KUNG-FU GENERATION 「Re:Re:」
このコンピの充実度は毎年計り知れないが、今回はASIANKUNG-FU GENERATIONの新曲「スタンダード」を聴くだけでも相当、価値ある1枚。ゴッチ自身が"これは先の都知事選についての歌"と明言しているが、何も変わらないと諦めたら非難の対象と同化してしまう。愚直なまでに続けること、そしてバンドのイメージを引き受けるとはどういうことか?まで応えた1曲だ。文字数の半分をAKG新曲に費やしてしまったが、今年はユニコーンやスカパラなどベテランから、KANA-BOON、グッドモーニングアメリカら新鋭、くるりやストレイテナーらAKG同世代まで縦横無尽な出演者が揃うわけで、このコンピも自ずとその厚みや充実感を体感できる。お得感で言えばくるりの未音源化楽曲や、ストレイテナーの新曲収録も嬉しい。(石角 友香)
ASIAN KUNG-FU GENERATIONの「Re:Re:」 をレコチョクでダウンロード。(iPhone/Androidアプリ対応)
過去楽曲と同じフレーズ、作中登場時のBGMの一節の引用等もあり、文字通りその"やり直し"の楽曲群のアレンジングが目立つ。タイアップであるところのリサイクルをテーマとしたものともある意味親和性が高い。(僕と三原色の)歌詞においても"再生"や"ループ"というようなフレーズが散りばめられている。楽曲の解体、再構築と共にバンド自身の再解釈といったところだろうか。これまで見ていたものは彼女たちの一部分でしかなく、それだけで判断するにはまだ早計なのだろう。
そんな意味としても、リスペクトを持ったバンドの1つとして、それでも対比を感じれるくらいとの乖離が"光の中へ"のシングル以上に出てきたということが大きな要素となったミニアルバム。カバーはさておき。総集編の為のトラックとしてならとても高濃度の作品だとは思う。
ASIAN KUNG-FU GENERATIONのカラオケ人気曲ランキング【2024】expand_more
アレンジとしては再録版であるところの2016年バージョン及び長年続けてきたライブアレンジをモチーフとした長尺のもの。イントロの靄がかったような部分から段々と広がりを見せ遂にはあのフレーズが響いてくる。基調は楽曲に沿ったものだがフレーズの重ね合わせ、余韻のようなリ、カッチリとしたギターでオリジナルとの差異を生む。
細かいところだがギターの位相が反転していて、リードとリズムが原曲 (再録版)とは逆側から聴こえてくるのも面白い。是非とも聴き比べをしてほしい部分だ。
Re:Re: (Single ver.) — ASIAN KUNG-FU GENERATION
今回も後藤ひとり歌唱のカバーが収録。作品の命題のような""を経て2曲目のカバーとなる。ぼっちが、が歌うということに個人としては意味合いを見出してしまうのでもう言うことはないのだが、どうしようもなさやるせなさを抱えながらただただ待ち侘びていた、でもずっとそのままではいられずに飛び出していくというその詞は、後藤ひとり自身のストーリーともリンクするものであり、結局のところこちらも重要な楽曲として作用してしまうのだろう。
発声は出来ているのだが、時折歯切れの悪い感じが若干あるのがまだ自信の無さが出てしまってる感じがして、どれだけ解像度高いんだと思ってしまう。