米ドル対円相場(仲値)・ユーロ対円相場(仲値) 一覧表. 米ドル対円相場(仲値)、ユーロ対円相場(仲値)を年度ごとに見ることができます。


これらの時期におけるドル相場の推移を,主としてアメリカのインフレや国際収支状況の,いわゆるファンダメンタルズ(経済の基礎的諸条件)に照らしてみることにしよう。


ドル円相場の歴史~トレンド転換となった過去のイベントを整理する

変動相場移行直後のドル相場は極めて不安定な動きを繰り返した。ドルの対ドイツ・マルク相場は,73年7月末2.35マルクまで下落した後(スミソニアン・レート比27%の下落)一転して翌年1月末には2.78マルクヘ上昇し,その後再び下落するなど約半年程度の期間に大幅な変動を繰り返した。実効相場(為替相場を貿易の相手国別シェアに応じて加重平均したもの)でみてもドルは73年7月に92.7(月平均,1973年3月=100)へ下落した後,翌年1月には107.1へ上昇した(15.5%の上昇)。実効相場はその後75年3月に93.9へ低下したが,75年7月には98.7へ上昇した。総じて,この時期には石油危機という外部ショック,変動相場制移行直後の調整期ということもあって,為替相場の安定を望みうる状況ではなかったといえよう。

例えば、日本人が旅先のハワイで買い物をするため、手元にある1万円をドルに両替するとします。が1ドル=100円であれば、1万を100で割った100ドルになります。しかし、もし為替相場が1ドル=80円であれば、1万を80で割った125ドルになり、また、1ドル=125円であれば、1万を125で割った80ドルになります。これらを比べると、1ドル=80円の場合は、1ドル=100円の場合と比べて、同じ金額の円についてより多くのドルを取得できるので、円高ということになります。逆に、1ドル=125円の場合は、1ドル=100円の場合と比べて、同じ金額の円についてより少ないドルしか取得できないので、円安ということになります。

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世界にはさまざまな通貨があり、海外でものを買うには「円」を外国の通貨に換えなくてはならず、その際の交換比率が為替相場です。経済動向をあらわす指標として、テレビ等のニュースでは「本日の東京外国為替市場の円相場は……」と報道されます。つまり、円と外貨との交換比率は日々刻々と変動しているのです。例えば、円を外貨に換える需要より外貨を円に換える需要が多ければ、円が買われるとともに外貨が売られ、「円高」が進行します。「ドル」を商品と見立てると、例えば対ドルで「1ドルが105円から104円になり、1円、円高になった」というようにいいます。この場合、「1ドルの価値が105円から104円に下がった」ことになるため「ドル安=円高」になったわけです。
円やドルなど通貨間の交換比率は、需要と供給の関係で決まります。従って、需給関係が変動すれば、為替相場も変動します。

他方,国際収支面では71年及び72年に大幅赤字となったアメリカの経常収支は,輸入抑制措置を初めとする緊縮政策によって73~74年に黒字に転じた。しかし,他の主要先進国の経常収支は西ドイツを例外として赤字に転じた。これはアメリカが石油危機による影響が相対的に軽かったことによるが,こうしたアメリカのインフレや国際収支における相対的に良好なパフォーマンスを背景に,75年初から年央にかけてドルは上昇し,その後,75年央から77年央までドルは比較的安定裡に推移する。

さらに、実質ドル指数とは、他国通貨に対するドルの価値について、市場で ..

ドルの実効相場は,77年6月の104.4から78年10月には86.0まで下落し,対円相場ではこの間272.98円から183.95円まで約30%以上下落した。当時,アメリカではインフレが加速し,消費者物価はその他主要先進国を上回るテンポで上昇し,78年には7.7%へ上昇した(OECD主要7カ国平均は7.0%)。またアメリカの経常収支は,貿易収支の大幅赤字によって赤字に転落するなど,この時期のアメリカのファンダメンタルズでは総じて悪化していた。

こうした中で,78年11月1日,アメリカ通貨当局は,日本,西ドイツ,スイスの各中央銀行とのスワップ枠拡大等による為替市場に対する協調介入の強化とあわせて,公定歩合の引上げ(8.5→9.5%),預金準備率の引上げを主な内容とするドル防衛総合対策を発表した。このときアメリカがこうしたそれまでの「ビナイン・ネグレクト」政策を覆すような措置を導入したことによって大幅な下落を続けていたドルはようやく下げ止まった。これがいわゆる「カーター・ショック」である。

円相場 1ドル=154円台まで円安進む “トランプ氏当選確実”で | NHK

カーター・ショック以後のドル相場は,第2次石油危機による不安定期を経て,80年央から大幅な上昇を続けた。実効相場は80年7月の84.6から83年8月には129.8まで実に53%の上昇を記録した。この時期に特徴的な点は,厳しい金融引締め政策によって,アメリカでこれまでに例のない高金利が出現したことである。これによってインフレは急速に鎮静化したが,金利は高止まり,特に実質金利は高水準にある。一方,国際収支面では,貿易収支赤字の拡大により,経常収支が赤字に転じ,82年後半から83年には経常収支赤字下のドル高が継続した。

「円」を外国の通貨に換える際の交換比率が為替相場です。円やドルなど通貨間の交換比率は、需要と供給の関係で決まり、需給関係が変動すれば為替相場は変動します。


ドルの価値が下がれば、ドル需要は増え(安いときに買い)、価値.

外国の通貨(ドルなど)の価値に比べて円の価値が高くなることが「円高」、反対に低くなることが「円安」である。

例えば、円相場が1ドル=100円から1ドル=90円になれば、円の価値が上昇したことになるので「円高」と呼ばれ、1ドル=110円となれば、「円安」と呼ばれる。

円高、円安は政治的経済的要因によって外国為替市場における円への需給が変化することで生じる。円高では輸入品が安くなり、物価を下げる効果があるが、円高が続けば輸出産業は苦しくなる。

戦後日本は長い間1ドル=360円の固定為替相場制であったが、1973年以降は変動為替相場制となった。過去最大の円高としては2011年10月31日の1ドル=75円32銭がある。

筆者は、経常赤字が膨らむからドル価値が不安定化するとは考えないが、

外国為替取引を簡単に言うと、二国間の異なる通貨を交換する取引のことです。日本円を米ドルや豪ドル、ユーロ、ポンド、スイスフランなど外国の通貨と交換するのはもちろん、米ドルとユーロ、豪ドルとポンドなど日本円を介さない取引も含まれます。

1ドル125円のものが100円になるということは,円が安くなっているから円安ではないのですか? Q

2008年12月5日

今日は、ドルの価値は下がっているが、ドルの価格は上がっているという話。前回のでも書いたように、今、米国当局はドルを市場に大量に供給している。その結果、一枚の100ドル紙幣の"価値"は、間違いなく薄まっている。

しかし、外為市場では、ドルの"価格"は、相対的な物差しでユーロや円との比較で高いか安いかが決まる。現状では、米ドルの"価格"が、対ユーロでは高くなっているが、対円では安くなるというネジレ現象が起きている。欧米の金市場はドルの対ユーロ価格をドル高、ドル安のベンチマークとして見ているので、ドル高が金の"価格"を押し下げる要因になっている。

さらに、ドル、ユーロ、円のどれを取っても、経済の構造的欠陥を抱える国々が発行した紙幣なので、通貨そのものに対する信認は低下し、国の信用力を裏づけにした紙幣の"価値"は低くなっている。しかも、各国とも自らの国の製品の国際競争力を維持するために、自国通貨安を願っているのが実態だ。

そこで、UBSのコモディティーストラテジスト ジョンリード氏は、"私に言わせれば、全ての通貨を売りたい気持ち"と述べたのである。

ここに金という無国籍通貨が浮上する余地があると言えよう。発券国のカントリーリスクとか国の信用力とは無縁の通貨である。

魚の目で見れば、対ユーロでドルの価格が上がっているので、金が売られているが、鳥の目で見れば、ドルの価値は下がっている、とも言えよう。

米ドル/円(USD/JPY) の外国為替レート、チャートを10分更新で配信しております。

それにもかかわらず,この調整過程ではドルが独歩高の様相を呈し,また一方では,日々の為替相場変動も大きくなり,その不安定性を増大させた((1),(2))。今回のドル高の特徴は,これまでの経験に比して,特に日本円に対しては相対的なファンダメンタルズとは総じて無相関に,しかも不安定性を増しながら,ドルだけが大幅な上昇を記録したことにあるといえる。以下ではドルがこうした記録的な上昇を続けた要因を探ってみよう。

今回はその解説と、2月2日のマーケットについてです。 ドルの価値の仮定条件

まず,ドル相場がどの程度,いわゆる「適正水準」から過大評価されているかをみてみよう。固定相場制下とは異なり,為替相場の自由な変動を前提とする変動相場制下では,各国間の国際収支の不均衡等の調整は為替相場の変動に委ねられることになる。したがって,その時々に決まる為替相場は,その時の「適正水準」という見方もできよう。しかし,その為替相場の変動が余りにも急激であったり,過度であったりするとその影響は極めて大きい。また為替相場は一国の通貨の対外価値を総称するものであるため,各取引主体によって「適正水準」は異なるものにならざるを得ない。

ドルで輸出し、ドル建てで輸出した場合、1ドル=120円の時と、1ドル80円の時では受け取る外貨は同じでも円ベースの価値 ..

その典型が米国であり、特に1971年のニクソンショックによって「事実上の金本位制」を放棄した後は、世界中にドルをばら撒いた。

本資料に掲載される株式、投資信託、債券、為替および商品等金融商品は、企業の活動内容、経済政策や世界情勢などの影響により、その価値 ..

変動相場制移行後の10年間に,ドル相場は大幅な変動を繰り返したが,特徴的な動きを示した時期を抽出するとおおむね次の通りである()。

1ドルの価値/賢者の贈り物 他21編 O・ヘンリー、芹澤恵/訳

ですが、それではさまざまな取引レートがありすぎて困ることが生じます。例えば、企業の株価は基本的にその国の通貨で値段付けされます。日本の企業ならもちろん円です。ところが、海外の投資家などが、日本の企業の株を買いたい時に、米ドルや豪ドル、ユーロなどに換算すると幾らなのか? といったことを知る必要がありますが、ある一定基準に基づいたレートがないと価値が分かりにくくなります。

1ドルの価値/賢者の贈り物 他21編O・ヘンリー/著 芹澤恵/訳 ..

次に二通貨相互間の為替相場をみるだけではなく,実効相場の概念を導入してみよう。実効相場とは為替相場を貿易の相手国別シェアに応じて加重平均し指数化したものであるが(参照),それを相対価格で割引いた実質実効相場は購買力平価が常に成立していれば不変となる。しかしにみられるように各通貨の実質実効相場はこれまでも不安定な推移を示し,とりわけ80年央以降のドルは実質実効相場でみても大幅な上昇を示していたことがわかる。これは前掲とあわせてみても,近年のドル相場が購買力平価という基準に照らして過大評価されていた事実を示すものといえよう。

米ドル/円【USDJPY】:外国為替・リアルタイムFXレート・チャート

変動相場制の場合は、その国の通貨当局が為替市場に介入し為替レートの変動を原則的に上下1%内に抑えます。そのため変動は基本的にありません。中国も人民元の切り上げは行いましたが、現在も固定相場制を維持しているので為替レートが変動しないのです。

つまり、1ドル100円から200円に為替レートが変化すると、円の価値(値打ち)が半分になってしまうわけです。 ..

このような状況において,為替相場水準は,経常取引から生じる資金フローよりも,少なくとも短期では株価と同様に資産市場での均衡価格(ストツク均衡)となる可能性が強まる。これは,財市場の価格調整速度に比較して,資産市場における価格調整度がかなり速いと考えられることによる。ただしこうした場合でも,経常収支の動向は,一国の対外純資産残高を変化させることによって,当該国居住者の資産選択に影響を与え,また経常収支の動向はひとつの「ニュース」として人々の予想形成に影響を与えるため,依然として為替相場を決定するうえで重要である。最近のドル相場が資本取引のうちでも特に証券投資等の長期資本の動向に影響される度合が大きくなったのはに示される通りである。

円高、円安がわかる!為替相場のしくみと影響 | G.金融経済を学ぶ

その後10年を経た現在,IMF第2次改正協定(78年4月発効)に基づき,加盟国は自国の為替相場制度(為替取極め)を自由に選択しうる状況にある。しかし,こうして主要国通貨が変動相場制を採用している現状で,国際通貨としての諸機能を兼ね備えた米ドルの動向は世界及び各国経済にとって非常に大きな意味を持つ。ここで変動相場制移行後のドル相場の推移を簡単に振り返ってみることにする。