「1ドルが100円から120円になりました」これは円安?円高?


BNYの市場戦略・インサイツ責任者、ボブ・サベージ氏は、投資家はまだ円に対して弱気に過ぎるため、円ショートポジションの解消は続くだろうと指摘。円は1ドル=147円程度の現在の水準では安過ぎで、長期的な適正水準は100円の方に近いとの分析結果をリポートで示した。


これは、1ドルの価値が100円から80円への値下げした状態になるので、ドル安です。つまりは、円高になったと言えます。

ドル高の流れが止まりません。1990年以来34年ぶりに一時1ドル=160円を突破しました。なぜ歴史的な水準まで円安が進んでいるのでしょうか。その影響も含めて解説します。

円高と円安の違いがわかりません。
1ドル125円のものが100円になるということは,円が安くなっているから円安ではないのですか?

円高・円安とは? | はじめてのFX | FX | セントレード証券株式会社

円高・円安は,が高くなったか・低くなったかによって決まります。

[例]
海外旅行をするとき,10000円をドルに換金(かんきん)する場合
・1ドル=125円のとき→80ドル
・1ドル=100円のとき→100ドル

■円高
外国のお金に対してことを「円高」といいます。
1ドル=125円→100円になった場合,[例]では10000円を80ドル→100ドルと,125円のときと比べ多くのドルと換金できました。
つまり,「円の価値が高くなった」ので,「円高」ということになります。

■円安
外国のお金に対してことを「円安」といいます。
1ドル=100円→125円になった場合,[例]では10000円を100ドル→80ドルと,100円のときと比べ換金したドルは少なくなりました。
つまり,「円の価値が低くなった」ので,「円安」ということになります。

[ワンポイント]
1ドル=125円→100円は,表面上は円安に思えてしまうかもしれませんが,そうではありません。
以前は,1ドルは125円の価値があったのに,100円の価値しかなくなったということです。
つまり,ドルの価値は低くなり(=ドル安),円の価値は高くなった(=円高)ということになります。

円高とは、円の他通貨に対する相対的価値、言い換えると、円1単位で交換できる他通貨の単位数が相対的に多い状態のことです。逆に、円安とは、円の他通貨に対する相対的価値(円1単位で交換できる他通貨の単位数)が相対的に少ない状態のことです。

1ドル=100円時代の日本経済 | 鈴木 正俊 |本 | 通販 | Amazon

例えば、日本人が旅先のハワイで買い物をするため、手元にある1万円をドルに両替するとします。が1ドル=100円であれば、1万を100で割った100ドルになります。しかし、もし為替相場が1ドル=80円であれば、1万を80で割った125ドルになり、また、1ドル=125円であれば、1万を125で割った80ドルになります。これらを比べると、1ドル=80円の場合は、1ドル=100円の場合と比べて、同じ金額の円についてより多くのドルを取得できるので、円高ということになります。逆に、1ドル=125円の場合は、1ドル=100円の場合と比べて、同じ金額の円についてより少ないドルしか取得できないので、円安ということになります。

米国の景気後退懸念や日本銀行の追加利上げ観測を受けてトレーダーが円ショートを解消したため、円相場は乱高下した。数日にわたる大きな変動が一段落した今、投資家は次のキャリー戦略巻き戻しが再び市場を揺るがすのだろうか、それはいつ起こるだろうかという疑問から目が離せない。

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A 外国の通貨に対して円の価値が下がることを言う。例えば、これまでは1ドルを100円で交換できたのに、1ドル=110円になると、同じ1ドルを手に入れるのに10円多くかかる。逆に1ドル=90円になると、ドルに対して円の価値が高くなるから「円高」と言う。

円を調達通貨としたキャリートレードの巻き戻しはさらに進む余地があると、BNYメロン・キャピタル・マーケッツが指摘。円は時間と共に1ドル=100円に向かって上昇する可能性があるとの見方を示した。


インフレと円安の関係は? 日本の将来と外貨預金について考えよう

1940年東京生まれ。63年東京大学工学部卒業、64年大蔵省入省、72年エール大学Ph.D.(経済学博士号)を取得。一橋大学教授、東京大学教授、スタンフォード大学客員教授、早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授などを経て、2011年4月より早稲田大学ビジネス・ファイナンス研究センター顧問、一橋大学名誉教授。専攻はファイナンス理論、日本経済論。主な著書に『情報の経済理論』『1940年体制―さらば戦時経済』『財政危機の構造』『バブルの経済学』『「超」整理法』『金融緩和で日本は破綻する』『虚構のアベノミクス』『期待バブル崩壊』『仮想通貨革命』『ブロックチェーン革命』など。近著に『中国が世界を攪乱する』『経験なき経済危機』『書くことについて』『リープフロッグ 逆転勝ちの経済学』『「超」英語独学法』などがある。------------最新経済データがすぐわかる!------------
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お金の為替は誰が決めていて、なぜ毎日変わるの? 円安と円高とは?

円のショートポジションは過去数年間をかけて蓄積されたもので、トレーダーは日銀の超緩和的金融政策を生かして円で借り入れ、他の高利回り資産で運用していた。この戦略は1980年代以来の円安をもたらし、日本当局の介入を促した。

日本の当局者は当初、円相場が1ドル=150円まで下落することはないと言っていた。だがその後、150円どころか160円台まで円安が進んだ。

5日のニューヨーク為替市場では、円が一段と下落。一時は1ドル97円80銭をつけ、2009年6月以来、約3年8カ月ぶりの円安ドル高水準となった

円高、円安がわかる!為替相場のしくみと影響 | G.金融経済を学ぶ

為替相場の動きによって、お引出し時の円貨での受取額が変化することを、〈為替リスク〉といいます。お預入れ時に比べ、お引出し時に円安が進んでいれば「為替差益」が得られますが、逆に円高が進んだ場合には、「為替差損」が生じ、円に換算した場合、元本割れとなることがあります。

100 米ドルから日本円への為替レート。USD/JPYの両替

1ドル=100円が1ドル=110円になれば「」
1ドル=100円が1ドル=90円になれば「」 です。

【そもそも解説】円安止まらず1ドル=160円台に なぜ?影響は?

例えば、 100万円を1ドル=100円(TTS)で預入すると、1万ドルを預けることになります。(図中の①)
② お引出し時に1ドル=110円(TTB)になれば110万円(10万円の利益)
③ お引出し時に1ドル=90円(TTB)になれば90万円(10万円の損失)
TTS・TTBについては次の項をご覧ください。

円安とは? 個人に与えるメリットとデメリット、対策を紹介 | コラム

だが、現在は1ドル=110円前後で推移している。北野氏は「一見『ドル安円高』に見えたが、実は『ドル高円安』ではないか」と指摘する。

【そもそも解説】1ドル=150円 歴史的な円安はいいの?悪いの?

1940年東京生まれ。63年東京大学工学部卒業、64年大蔵省入省、72年エール大学Ph.D.(経済学博士号)を取得。一橋大学教授、東京大学教授、スタンフォード大学客員教授、早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授などを経て、2011年4月より早稲田大学ビジネス・ファイナンス研究センター顧問、一橋大学名誉教授。専攻はファイナンス理論、日本経済論。主な著書に『情報の経済理論』『1940年体制―さらば戦時経済』『財政危機の構造』『バブルの経済学』『「超」整理法』『金融緩和で日本は破綻する』『虚構のアベノミクス』『期待バブル崩壊』『仮想通貨革命』『ブロックチェーン革命』など。近著に『中国が世界を攪乱する』『経験なき経済危機』『書くことについて』『リープフロッグ 逆転勝ちの経済学』『「超」英語独学法』などがある。

平成を振り返る 30年間のいろいろマネーデータ 株価、為替、初任給…

テレビを見ていると、ニュースでよく「今日の東京外国為替市場午後5時の終値は昨日に比べて50銭の円高です」とか「30銭の円安です」ということを耳にしますよね。それでは1ドル100円であったものが1ドル90円になった場合と、1ドル100円が1ドル110円になった場合とではどちらが円高でどちらが円安でしょうか?

答えは1ドル90円になった場合が円高で、110円になった場合が円安です。

「え?逆じゃないの?値段が下がれば円安で、値段が上がれば円高じゃないの?」と思われる方もいらっしゃると思いますが、ドルと円を「交換する」と考えると分かりやすいと思います。

景気対策法案の進捗状況が為替相場の材料○金融追加緩和は決定されるか?

為替の場合1ドル何円というように、ドルを基本にしています。 (ドルはすべての通貨に対して基本の通貨となるため、「基軸通貨」と呼ばれます。) そこで上の例を考えてみましょう。

1ドル100円が90円になった場合、 はじめは1ドルを100円で交換することができました。 ところが、1ドル90円になると1ドルを90円で交換できることになります。つまり1ドルを交換するのに90円と少ない金額で交換できるようになったのは円の価値が高くなったからです。
反対に1ドル100円が110円になった場合、1ドルを交換するのに110円かかります。110円を出さないと1ドルに交換できないのは円の価値が下がったからということになります。

円はドルに対して相対的に値上がりして高くなったということになります。
ですから、この場合1ドル100円が90円になった場合を円高といいます。

逆に1ドル100円が110円になった場合は1ドルで100円しか買えなかったものが、110円買えるようになっているので円安ということがお分かりになると思います。

為替差損とは、為替が不利な方向に動いたことによって被る損失です。 具体的なケースで見てみましょう。(手数料と税金は考慮していません)

A 円の価値が相対的に下がるから、日本が輸入に頼る原油や小麦を海外から買うときに、今までより多くの円が必要になる。そうすると、企業の仕入れ価格は上がる。企業がその分を商品に価格転嫁すれば、消費者にとっても、日常的に買うガソリンや食料品などの値段が上がる。家計の負担が増えることになる。

FRBのブレイナード理事が「5月にも急速なペースでバランスシート縮小を開始する」と発言したことを受け、また一段の円安となりました。

外国の通貨(ドルなど)の価値に比べて円の価値が高くなることが「円高」、反対に低くなることが「円安」である。

例えば、円相場が1ドル=100円から1ドル=90円になれば、円の価値が上昇したことになるので「円高」と呼ばれ、1ドル=110円となれば、「円安」と呼ばれる。

円高、円安は政治的経済的要因によって外国為替市場における円への需給が変化することで生じる。円高では輸入品が安くなり、物価を下げる効果があるが、円高が続けば輸出産業は苦しくなる。

戦後日本は長い間1ドル=360円の固定為替相場制であったが、1973年以降は変動為替相場制となった。過去最大の円高としては2011年10月31日の1ドル=75円32銭がある。

資産運用のキホン~その14:海外資産への投資に必要な為替相場とは

この日の朝に発表された米国の3月雇用統計は、非農業部門の雇用者が前月比8万8000人増。市場予想の約20万人を大幅に下回ったことで、円は一時95円台後半まで上昇したが、円の高値はここまで。その後のマーケットは、日本銀行の「異次元の金融緩和策」を改めてハヤす動きとなり、一気に円安が進んだ。