そもそも通貨ペアとは、FXの取引における通貨の組み合わせです。
一方、基軸通貨であるドルと円の通貨ペアは「ドルストレート」と言います。ただドル円以外の「ドル+他国の通貨ペア」も全て、基軸通貨(=ドル)が絡んでいるためドルストレートと呼ばれています。
ドルストレートは、米国の経済状況に影響されやすい傾向があります。
「クロス円」とは、ドル以外の外貨と円の通貨ペアを指しています。ドルは国際通貨(基軸通貨)として使用されているため、ドル以外の通貨ペアを「クロス円」と呼んでいます。
なお、米ドルと日本円の通貨ペアは「ドル/円」と呼ぶことが多いですが、他国でもNZドル、豪ドル、香港ドルなど「自国のドル」を発行する国があるため、ドルストレートの場合は「米ドル、豪ドル」のように『国名+ドル』と表記し、区別しています。
ドルストレートとは、米ドルとの組み合わせの通貨ペアのことです。
FX取引では、通貨ペアのほかに「クロス円」や「ドルストレート」などの表現が使われています。本記事では「為替レート」を見る上で必ず知っておきたい「クロス円とドルストレート」の仕組みについて説明します。
前項で「クロス円は、ドル以外の通貨ペア」と説明しましたが、クロス円のレートを求める時には、基軸通貨である米ドルを含めた「三通貨」を見る必要があります。
米ドルを軸に取引される通貨ペアを「ストレート通貨」と呼びます。
クロス通貨は、通貨によっては国の情勢が安定していないことや、取引量が少ないというケースもあって、値動きが激しい通貨ペアであるという特徴があります。クロス円の取引量も決して大きくありません。インターバンク市場ではドルストレートでの取引が主流です。
米ドル/円以外のドルストレートは円を介さないことから、私たち日本人には親しみにくいイメージがありますが、世界的にはドルストレートの通貨ペアが為替の世界の中心です。
2通貨の強さ・弱さだけの判断だけで済むことが、ドルストレートのメリットです。
例えば「ユーロ/円」のクロス円で取引をしたとします。この場合、円でドルを購入した後、購入したドルでユーロを買う流れになります。この流れをより簡単にまとめたのが以下の式です。
ですが実際には、
直接影響を及ぼすのが2つの通貨、というのがドルストレートなのです。
マイナー通貨を使ったドルストレートは難易度が上がりますが、です。
ボラティリティとは、値動きの変動率、つまり値動きがあるかどうかを表現する際に用いられる言葉です。「今あの通貨ペアはボラ(ティリティ)が高い」など、略して呼称するケースもみられます。FX取引は為替差益によって収益を追い求めるため、ボラティリティが低く値動きが少ない状況では利益 を出すことの難易度が高くなってしまいます。ですが、その逆で価格が乱高下するような通貨ペアの場合は、利益 はもちろん損を掴むリスクも高くなってしまうため、“適度な”ボラティリティの通貨ペアを選ぶことはFX取引においてとても重要といえそうです。
通貨Aを買うために必要な証拠金は、2つの計算式で求められます。
ただしその分、値動きを捉えられれば、短期間で大きな利益を狙うことも不可能ではありません。さらにスワップポイントによる収益も期待できます。スワップポイントとは、2国間の金利差によって得られる利益です。スワップポイントは高金利の通貨を買い、低金利の通貨を売ると得られます。マイナー通貨は高い金利となっているケースも多く、買いポジションを保有している限り、毎日収益を得られる可能性があるのです。
また通貨Bを売ることで得られる利益も、2つの計算式で求められます。
「豪ドル/円」というクロス通貨を例にとってみましょう。豪ドルを買う場合、まず口座の円で米ドルを買う取引がされた後、この米ドルを売って豪ドルを買う、という2つの取引が発生しています。2つの取引がクロスするため「クロス通貨」と呼ばれるのです。
ストレート通貨とクロス通貨 「ストレート通貨」とは、米ドルと取引をする通貨ペアであり、「ドルストレート」とも呼ばれています。
先ほど述べたように、ドルストレートは単純に2つの通貨の動きだけに注目すれば大丈夫です。
クロス円でのです。
つまり米ドルを介して、2つの通貨ペアを合成して出来た通貨ペアなので合成通貨(クロス通貨)と呼ばれているのです。 ..
多くのFX業者の取引画面では、クロス円は「小数点は下3桁」、ドルストレートは「小数点は下5桁」となっています。
「ドルストレート」の意味や使い方 わかりやすく解説 Weblio辞書
クロス円の相場は、特に日本銀行による金融政策に大きく影響されます。
FXや為替レートでよく見るクロス円とドルストレートの意味や仕組み
ユーロ/円を例に計算してみましたが「クロス円」は、常にドルの影響を受けるため、ドルストレートよりも値動きが激しくなりやすい特徴があります。
為替レートに見る「クロス円」とは米ドル(基軸通貨)を含まない通貨ペアのこと。「ドルストレート」とは、米ドルを含む通貨ペアのこと。
米ドル/円は世界取引量第2位のシェアで、円を含む通貨ペアの取引量の約90%を占めますが、基軸通貨である米ドルとの組み合わせのため、ドルストレートに分類されます。
ドル/円のように、米ドルと直接取引する通貨ペアのことを「ドルストレート」といい、円に対する通貨が米ドル以外の場合を「クロス円」といいます。
メジャー通貨はスプレッドの幅も狭い傾向にあります。スプレッドとは買値と売値の差でFXにおける取引コストです。そのため、コストを抑えて取引したい場合にメジャー通貨を選択する人も多くいます。
FXのドルストレートとは、米ドル(USD)を含む通貨ペアです。 一方で、米ドル以外の通貨と日本円の通貨ペアをクロス円といいます。
前項で「クロス円」の仕組みを説明しました。ドルストレートは、既に基軸通貨である「米ドル」を含んでいるため、ドルとペアになる「二通貨だけ」で為替の流れが決まります。
ドルストレート | 投資/FX用語解説集 | Myforex™(マイフォレックス)
こういう通貨ペアをチャート分析をする時には、難易度が高くなりがちです。
なぜなら元の2つの独立したチャートを分析して売買を行っている人がたくさんいるからです。
別のチャートの影響を受けるため、合成通貨ではテクニカル的には予期せぬ値動きをする可能性が上がることを示唆しています。
シンプルなドルストレートのチャートではこういうことは起こりにくくなります。
このため、クロス通貨のチャート分析を行う際には元のドルストレートのチャートも合わせて分析すると精度があがります。
ドルストレートとは、米ドルと他国の通貨ペアのことをいいます。 このFAQは参考になりましたか
クロス円とは、基軸通貨である米ドル以外の通貨と、円の組み合わせの通貨ペアのことです。
[PDF] 新たに4つの 気ドルストレート通貨ペアを追加︕
米ドルと他通貨での二通貨ということもあり、ドルストレートは「値動きが比較的安定」しているのが特徴です。このため「クロス円」よりも今後の流れが予測しやすく、初心者の方には利益が狙いやすい通貨ペアと言えます。
ドルストレートは難しい? クロス円とドルストレート どちらがいい?
ドルストレートにおけるレートの見方は、いたってシンプルです。
単純に、米ドル/円なら1米ドル=110円、ユーロ/米ドルなら1ユーロ=1.2米ドルといった風に、米ドルと二国間のレートを見るだけです。
【為替】注目集まる米ドルストレート買い戦略 | 吉田恒の為替デイリー
ドルストレートも同じく「0の位置」が1pipsの位になります。
0.1pips変動すれば、10円(※1USD=100円のとき)の増減となります。
これに対して、米ドルと他通貨の通貨ペアの組み合わせをドルストレートという。
米国は世界の貿易の中心にあり、米ドルは基軸通貨です。米ドルは流通量、取引量ともに世界一安定しているとされているため、値動きも比較的安定しており取引しやすいという特徴があります。FX初心者はまずこのストレート通貨で取引を始めるといいでしょう。