以下は、豪ドル/日本円と鉄鉱石、の値動きを比較したチャートです。


このように金利の変動は、為替相場の動向に大きな影響を与えます。
豪ドルを取引する際は、RBA(オーストラリア準備銀行)の動向は欠かさず確認しておきましょう。


豪ドルを発行するオーストラリアは、格付けが良く信用リスクが低い国です。

豪ドルか日本円で資産運用する場合、どちらの通貨で運用したいと思うでしょうか?
大半の方は、豪ドルで運用したいと答えるはずです。
そうなると豪ドルを買い、日本円を売ることが多くなり、結果的に豪ドルの価格が上昇し、日本円の価格が下落します。
金利差がさらに開けば、豪ドルの買い、日本円の売りがさらに加速するのです。

豪ドル/日本円は、「豪10年債利回り-米10年債利回りの差」と相関関係があります。
以下は、豪ドル/日本円と「豪10年債利回り-米10年債利回りの差」の値動きを表示したチャートです。

豪ドル/日本円の今後の値動きを、テクニカル分析から見ていきましょう。

たとえば豪ドルの金利は「+2.5%」、日本円の金利は「0%」と想定します。
仮に100万円の資金で1年間運用すると、1年後に豪ドルは「102.5万円」、日本円は「100万円」のままです。
(例では話を単純にするため、為替レート、税金などは考慮していません)

「」でも述べたように、豪ドル相場の方向性を分析する上で、オーストラリアの経済指標を確認することは大切です。
その中でも特に、政策金利を決めるRBA(オーストラリア準備銀行)の動向は、投資家たちから大きな注目を集めています。
なぜなら、一般的に経済が安定している状態の時は、金利の高い国のほうに投資資金が流入しやすい(買われやすい)傾向にあるからです。

以下は、豪ドル/日本円の日足チャート(2022年11月7日時点)です。

大きな方向性は似通っており、豪ドル/日本円と「豪10年債利回り-米10年債利回りの差」の相関性が確認できます。
「」でも述べたように、金利差は為替相場にも影響を与えるので、確認をするようにしましょう。

以下は、豪ドル/日本円と香港ハンセン指数(HSI)の値動きを比較したチャートです。

豪ドル/円【AUDJPY】:外国為替・リアルタイムFXレート・チャート

たとえばTradingView(トレーディングビュー)を使えば、豪ドル/日本円と鉄鉱石、原油価格など様々な銘柄を比較できます。
(上のチャートもTradingViewを使用しています。)

2022年11月現在では、格付け大手会社の3社(S&P・Moody’s・Fitch)がいずれも最上級の「AAA(トリプルA)」をつけています。
格付けが良く信用リスクが低いオーストラリアの通貨「豪ドル」は、比較的安心して取引を行いやすいといえましょう。


豪ドル/円(AUD/JPY) の外国為替レート、チャートを10分更新で配信しております。

豪ドルは、エネルギー・鉱物資源などを豊富に有する世界有数の資源国通貨です。
全輸出の過半数以上が鉄鉱石や石炭などのエネルギー・鉱物資源で占められています。
そして、コモディティ市場との相関関係が見られます。

為替レート&チャート「豪ドル / 円」 | 情報・ツール | 外貨預金

取引量が比較的多い豪ドル/日本円は、値動きが安定しやすく初心者の方でも取り組みやすい通貨ペアです。
ちなみに、マイナー通貨ペアの場合は、需給の偏りによって突発的な変動を起こす場合もあるので注意が必要です。

オーストラリア・ドルから日本円への為替レート。AUD/JPYの両替

以上、豪ドルの特徴について解説しました。
続いて、豪ドル/日本円は今後どのように価格推移していくのかを様々な観点から分析していきます。

【auカブコム FX】通貨ペアのご紹介 豪ドル/円(AUD/JPY)

圧倒的な取引高を誇る米ドル/日本円を除けば、その時々によってポンド/日本円、豪ドル/日本円、ユーロ/日本円、ユーロ/米ドルが順位を入れ替えていることが分かります。
豪ドル/日本円に注目すると、2022年5月には人気のポンド/日本円などを差し置いて2位になっています。

ニュージーランドドル(1 NZD), 87.46, 90.00

日々、海外のニュースやチャートをチェックし、インターバンク市場にて外国為替の取引をしている、トレイダーズ証券 市場部所属の為替ディーラーが、この記事を執筆しました。
記事の執筆のほかにも平日は毎日FXレポートの配信やX(Twitter)でリアルタイムに相場の「今」を呟いています。
さらにみんなのFXの公式YouTubeチャンネルでは FX初心者の方から中上級者の方まで、取引の役に立つ様々な情報を配信しています。

米ドル; ユーロ · カナダドル · 英ポンド · 豪ドル · 日本円

豪ドル/日本円(AUD/JPY)の今後の動向を見る上でのポイントは、主に以下6つあります。

豪ドル/日本円のライブチャートや為替レートを瞬時に換算できる通貨コンバータ、ニュースなどはこちらをご覧ください。

また日本国内では、豪ドル/日本円は非常に人気があり、取引量が多いです。
以下は、一般社団法人金融先物取引業協会が公開する「店頭FX月次速報(通貨ペア別取引金額)」のデータです。

AUDJPYチャート – 豪ドル/円 レート — TradingView

外貨普通預金は、「米ドル」「ユーロ」「豪ドル」「ランド」「NZドル」「レアル」「中国元」「ウォン」と、充実の8通貨のお取引が可能です。
一覧はからご確認いただけます。

豪州ドルのご紹介・ご説明。フィリップ証券の外国為替証拠金(FX)取引「フィリップFX」。

以下は、豪ドルの政策金利推移を過去20年にさかのぼってグラフ化したものです。

豪ドル/スイス, 0.55984, 0.56008, 2.4, 0.00148, 3,918, 0.00, 0.00

豪ドルは、世界第6位の取引量を誇ります。
以下は、国際決済銀行(BIS)が3年毎に調査している為替取引量データ(2022年4月)です。

豪ドル/米ドルのトレードアイデア — FX:AUDUSD — TradingView

かつては高金利通貨の代名詞であった豪ドル。現在でも個人投資家からの人気は健在で、2023年の国内の個人投資家における取引金額割合では3位の人気を誇っています。「みんなのFX」では、豪ドル/円のスプレッドが0.5銭(AM8:00~翌日AM5:00 原則固定(例外あり))と低コストでお取引いただけます。また、オーストラリアの政治経済や、チャートのテクニカルポイントに関するニュース配信も豊富ですので、豪ドル/円のお取引は「みんなのFX」のご利用をぜひご検討ください。
なお、先述の通り、豪ドル/円の値動きやスワップポイントの変動は、鉱物資源の需要に左右される傾向が強いため、世界経済や中国経済の動きに影響されます。また国内景気や、インフレ動向を判断するRBAの政策金利・声明文もしっかりウォッチしながら取引すると良いでしょう。
(2024年5月時点 トレイダーズ証券 市場部)

欧州為替:ドル・円は下値が堅い、豪ドル堅調 | マネーポストWEB

2008年の豪ドルの金利は約7%もあり、かつては高金利通貨として人気を誇ったほどです。
その後は下落基調となり、2021年~2022年にかけては過去最低の「0.1%」まで下がっています。
しかし2022年5月の金融政策決定会合で利上げに踏み切り「0.35%」まで上昇、その後も緩やかな上昇を続け、2022年10月には「2.6%」、11月には「2.85%」、12月には「3.1%」まで上昇しています。

豪ドル(オーストラリアドル)とは、オーストラリアの通貨です。全輸出の多くを鉱物資源が占めており、「資源国通貨」として知られています。

また併せて、毎月公表される豪雇用統計も押さえておきたいです。直近は雇用環境も大都市のみならず幅広い地域で改善していることが確認されており、正規雇用を中心に底堅さが伺えるなど賃金上昇に繋がりやすい状況が続いています。対して、コロナショックで一時悪化した失業率は改善を続け、およそ50 年ぶりの低水準で推移しています。雇用者数や失業率のデータはRBAが非常に重視しているデータで、これらの変化に着目することで、今後のRBAの金融政策や豪ドル/円相場を見通すヒントが見えてくるかもしれません。

東京海上アセットマネジメントの「外国為替グラフ 豪ドル/円」ページ。豪ドルの対円為替レートの推移をご確認いただけます。

AI外貨予測は過去の為替の変動から、数時間後~数日後の為替変動をAIが分析・予測します。AIが予測する通貨は米ドル・ユーロ・豪ドル・ランド・NZドルの5通貨で、各通貨の1時間以内・1営業日*以内・5営業日*以内の変動を予測します。
*月曜日~金曜日 ツールの詳細についてはをご確認ください。

豪ドル/円(AUD/JPY)の為替チャート・予想・見通し | FX羅針盤

以下は、豪ドル/日本円とCRB指数(ロイター/ジェフリーズCRB指数)を比較したチャートです。

AUD/JPY(豪ドル/円) · NZD/JPY(NZドル/円) · CHF/JPY(スイスフラン/円) · CAD/JPY ..

豪ドル相場を見通す上で最も注目したい指標が、RBA金融政策発表です。RBAは現在の金利据え置きによって、インフレ抑制に向けた行動を続けていますが、現時点でインフレ率はRBAが物価目標としている年2%~3%のレンジを依然上回っています。

上述したようにRBAは足元のインフレ動向を背景に引き締めスタンスをとっているため、当面は現行の金利水準の維持が想定されます。とはいえ、経済指標(データ)次第であることに変わりないため、今後も声明等の内容に注目しつつ、指摘されるインフレリスクや経済の不確実性などの要素を見定めていく必要があるでしょう。