もし、円安が進んで1ドル=160円になると、保険料は日本円で800万円。


たとえば、解約返戻金が1万ドルの外貨建て保険に加入していたとします。この外貨建て保険の解約返戻金は、受け取るときの為替レートによって、次のようになります。


ドル建て保険のメリット・デメリットについては、以下の記事をご覧ください。

【外貨建て保険の解約返戻金の金額は?】※為替手数料は考慮しない

反対に、外貨建て保険から保険金や満期保険金、解約返戻金を受け取るときには円安のほうが得です。保険料のときと考えは同じで、外貨を円に戻すときの為替レートが円安になっていたほうが、円での金額が多くなるからです。

では、円安によって外貨建て保険に与える影響はどのような事でしょうか。

保険会社は、契約者から受け取った保険料を運用して増やし、将来の支払いに備えます。外貨建て保険では、その運用を外貨で行うことで高利回りの運用が可能になっています。

ですから、外貨建て保険の場合、円建て保険よりも内容が複雑なことを覚えておきましょう。

お客様が第2回以降の保険料を円でご入金される際に適用されるレートです。 1豪ドル = 98.48 円

この商品は、外貨(米ドルやユーロ、豪ドルなど)で保険料を払い込み、外貨で保険金や解約返戻金などを受け取る仕組みになっていますので、例えば、受け取った外貨を円に換算する際、為替変動の影響を受け、場合によっては、日本円で受け取る保険金額などが円ベースでの払込保険料の総額を下回る可能性もあります。

ドル建て保険は、2023年11月現在の予定利率だけを見れば、円建て保険より保険料が割安で効率よく資産が増やせるように感じられます。しかし、ドル建て保険には、円建て保険とは異なる特性があるため、理解しないまま契約してしまい、トラブルや苦情につながっているケースも少なくありません。

円安になると外貨建ての資産価値が高まります。円安の今外貨建て保険のメリット・デメリット等をご紹介します。

なぜ「ドル建て保険はおすすめしない」といわれることがあるのか、その背景には主に次の2つの理由があります。

ドル建て保険はおすすめしないといわれる大きな理由は、為替リスクがあるからです。為替リスクとは、為替相場の変動によって、資産の価値が上がったり下がったりする可能性のことです。


外貨建て保険とは?メリット・デメリットや保険の種類について解説

ドル建て保険はドルで運用するとはいえ、保険金等を円で受取るケースがほとんどでしょう。しかし、ドル建て保険には、円換算をした時の元本保証がありません。受取時の為替相場によっては、受取れる保険金が払込保険料の総額より少なくなってしまう可能性もあります。

外貨建て保険 おすすめ比較ランキング 2024年12月更新 最新版

外貨建て保険の主な種類は以下のとおりです。それぞれの特徴を詳しく見てみましょう。

この保険は米ドル建または豪ドル建の外貨建商品です。ご契約時に選択いただく、ご ..

つまり外貨建て保険は、円高のときに加入して円安になったときに受け取るのがよい保険、というわけです。

ドル建て保険をはじめとする外貨建ての保険商品は、円安になると円で受け取る保険金や解約返戻金、円で支払う保険料が増加します。

ドル建て保険では、円建て保険にはない手数料が発生し、費用がわかりにくい点も、おすすめしないとされる理由のひとつです。ドル建て保険は、保険料の払込みや保険金の受取りにあたって、円からドル、ドルから円に両替する際には、そのたびに為替手数料がかかります。このようなドル建て保険特有の費用について、理解しないまま加入を決めてしまうと、想定外の費用が発生したと感じてしまうかもしれません。

ニッセイ指定通貨建年金原資確定部分付変額年金保険(米ドル建・豪ドル建)

金融庁の資料「リスク性金融商品の販売会社等による顧客本位の業務運営に関するモニタリング結果(2023事務年度中間報告)」によれば、外貨建て保険は、契約から4年間で約6割が解約しているとのことです。

日生が外貨建て保険の「目標到達型」廃止へ 顧客にメリット少なく

仮に、外貨建て保険から受け取れる保険金が6万ドルとすると、1ドル=150円なら900万円ですが、円安の1ドル=160円なら960万円、円高の1ドル=140円なら840万円です。

外貨建て保険とは,保険料の払込みや保険金・年金の支払いなどを外貨(米ドル,豪ドル,ユーロなど)で行う保険です。 ..

ドル建て保険は、おすすめしないといわれることはあるものの、加入すると次のようなメリットもあります。ドル建て保険を検討する際には、メリットとリスクの両方をしっかり把握することが大切です。

外貨建て保険とは?3つの種類と5つの選び方のポイントについて解説

為替相場の影響を受けるため、受取り額が常に変動するところが、円建て保険との大きな違いとなります。

ドル建て保険とは? 向いている人の特徴やメリット、加入前の注意点

また、外貨建て保険の保険金もまた、為替レートによって計算された日本円で受け取ることになります。保険金を受け取る時期とくらべる視点も大切です。

【2024】円安進行中の「外貨建て保険」加入・解約時期をプロが解説

外貨建て保険は、円高のときに加入して円安になったときに受け取るのがよいと紹介しましたが、それが狙ってできれば苦労はありませんよね。

まず外貨建て保険とは、日本円ではなく外国の貨幣(主に米ドル、豪ドル ..

外貨建て保険の解約が相次いでいる理由として考えられるのは「保険の販売側の利益優先」にあるようです。

外貨建て保険に入ってる公務員は要注意!メリットの皮をかぶったデメリット5つ【ドル建て保険・豪ドル建て保険など】 · Comments12.

日本が低金利の今、日本円より金利の高い外貨で運用される外貨建て保険は、運用性に優れています。「運用効果」のみを比べると、円建ての保険より大きな利益を期待できます。

外貨建て(ドル建て)保険おすすめ人気ランキング【返戻率・利率比較】

外貨建て保険で選択できる代表的な通貨として、米ドル(アメリカ)と豪ドル(オーストラリア)があります。
米ドルは世界の中でも流通量が多く、為替相場も比較的安定しています。豪ドルは金利の高さが魅力ですが、流通量が少ないため為替手数料が比較的高くなっています。

保険(米国ドル建・ユーロ建・豪ドル建・円建)(無配当)/積立利率更改型一時払終身保険(米国ドル建・ユーロ建・豪ドル建)(無配当) ..

ドル建て保険は、円建て保険と比較して保険料が割安になる可能性があります。2023年11月現在は、円建て保険よりドル建て保険の予定利率が高く設定されている状況です。この状況に変化がなければ、保険料は割安になるでしょう。

外貨払込額をUSドル建て/豪ドル建ての一時払保険料に換算するための

ドル建て保険には為替リスクがありますが、一方で為替相場の変動がプラスに働き、為替差益を得られる可能性もあります。保険金等を受取る時、保険料を払込んだ時よりも円安になっていれば、為替の値上がり分の利益を得ることができます。

円安の今注目の外貨建て保険、「やってはいけない」人の特徴とは?

外貨建て保険とは、保険料を外貨で運用する保険商品です。外貨は日本円より金利が高いため、高い利回りが期待できます。商品によっては保険料を日本円で支払ったり、保険金を日本円で受取ったりすることができますが、その場合には為替相場の影響を受けます。

日本円よりも予定利率の高い豪ドル。外貨建ての保険は、生命保険に加入するよりも、投資目的で一時払い保険に加入する方が多いといいます。

外貨建て生命保険は、円を外貨に換えて保険料を支払い、保険金も外貨で受け取る保険で、日本よりも金利の高い国の通貨で運用できることが魅力とされます。円建ての保険と同様、終身保険や養老保険、個人年金などが提供されています。
ある商品の米ドルでの積立利率は4%程度、豪ドルで3%程度ですから、日本の市場金利と比べると、はるかに高い水準です。
日本では超低金利が続き、かつ円建ての貯蓄型保険の予定利率も最低水準だった背景から、主に銀行窓販で多くの外貨建て保険が販売されてきました。