ネタバレ注意です※名探偵コナン100万ドルの五稜星を見てきました


かつて新選組副長の土方歳三が手にしたとされる日本刀。そんな刀を狙って北海道・函館にある斧江財閥の収蔵庫への侵入を怪盗キッドは予告状を送ります。キッドに対抗すべく集まったコナンや毛利小五郎に先駆けて、キッドをいち早く追い詰めたのは、剣道大会を控えていた西の名探偵・服部平次でした。キッドを追い詰める平次でしたが、キッドのその素顔を見てあることに気づきます。


名探偵コナン 100万ドルの五稜星】怪盗キッドの予告状には、新選組副長・土方歳三にまつわる日本刀を狙うと書かれていて…?(ネタバレあり)

アニメ『名探偵コナン』(1996-) の劇場版最新作『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)』が2024年4月12日(金) より全国の劇場で公開された。前作『名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)』ではシリーズ最高となる138.8億円の興行収入を記録しており、本作も大ヒットが期待されている。

『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』は、劇場版では2019年公開の『紺青の拳』以来となる怪盗キッドをメインキャラクターに据えた作品。また、同じく服部平次もメインキャラクターの位置付けとなり、初めて怪盗キッドと服部平次が直接的に絡む映画となる。

【ネタバレ注意⚠️】とんでもない作品誕生…〈100万ドルの五稜星〉感想&考察

何より、様々なサプライズが用意されていた『100万ドルの五稜星』。今回は、そのラストの展開についてネタバレありで解説&考察し、感想を記していこう。以下の内容は本作の結末に関する重大なネタバレを含むので、必ず劇場で本作を鑑賞してから読んでいただきたい。最高のサプライズ体験が待っているので、本当に劇場で観てから読んでね!

映画『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』は、東窪榮龍という刀工が作った6本の刀から導き出される“お宝”のありかを巡るストーリーだった。怪盗キッドはある人物の遺志を確認するためにこのお宝を探しており、コナンと服部平次は、斧江財閥の顧問弁護士・久垣澄人が殺害された事件の捜査に巻き込まれる形でキッドと共闘することになる。

劇場版『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)』 | STORY

コナン映画はこだま兼嗣監督の手掛けた作品は毎年楽しみに劇場へ足を運び、監督変更後からは惰性で見続け、漆黒の追跡者辺りでそれも苦痛になり、毛利小五郎の声優交代が決定打となり見ることもやめ、数年経て嗜好が変わりハロウィンの花嫁辺りから地上波で放送されているのを再び見始めました。
運良く劇場へ行くことが出来たのは紺青の拳(1回)、黒鉄の魚影(複数回)と言った感じですが、今年は本当に酷かったです。

作画崩壊、凄まじかったです。
紺青の拳もストーリー展開等いろいろツッコミ所があって複雑ではありましたがそこまで作画が崩れていたと言う印象だけはなく、なんとか耐え切って最後まで見ましたが、今年はこれ以上は時間の無駄だと、評判であるラスト数分まで耐え切れずに帰りました。
冒頭のいつもの紹介の時点で既にテーマが散文としてまとめ切れていないと感じ(桜に寄せるか北海道に寄せるか純和風でまとめるかごちゃごちゃな印象で目が痛いと思いました)、屋内でバイク音→ステンドグラスを破壊してキッドを追う服部の流れで頭が痛くなり、助けを求めたもののそれに気付かず立ち去る通行人→被害者の死亡と言う描写で無になりました。
今の流れ本当に必要だったか?と思う場面が多かった印象です。
被害者の死体、カットが移ると描写がかなり簡略化されており、そこの描写曖昧にしてどうするんだともう序盤で心が折れてました。
時間の都合でドルビーシネマを利用したのですが、そもそも設備を生かされるレベルの映像美や内容でもなかったです。
見せ場で原作者の原画を使用するとかではなく原作者の原画でその場その場をどうにか凌ごうとしているようにしか見えませんでした。
キャラクターに関しての描写も酷く、特に何の危険性も無い状況で屋内でバイク走らせる服部とか見たくなかったです。私怨でバイクを走らせてステンドグラス破壊しているのはただの危険人物でしかなかったです。
試合に参加しなかった服部に対して和葉が怒鳴り散らさなかったのも違和感でした。恋愛要素絡めたら和葉も別人になったし試合そっちのけでデートスポット調べてる服部も誰だこいつ状態になったように思います。

作画も酷ければキャラ崩壊も凄まじかった今作でした。
初登場時に声色一つで警察関係者を自ら呼び集め、コナンを圧倒したキッドはどこに消えてしまったのかと思うくらい程度の低いキッド擬だったように思います。
わざとらしい京都弁、どすえとか平気で言ってしまう怪盗キッドは見ていて正直苦痛でした。
誰に変装しているのか分からない、そこを解き明かし事件の真相へ迫るのが怪盗をメインに据えるとしても必要だったのではないでしょうか。
すぐにバレる変装をするキッド、そう言うノリで話を展開するのは一応名探偵コナンの映画なので、アプローチ方法を見直してくださいねと映画見に行って現実逃避してました。
中森警部が撃たれるシーンも、誰に撃たれたのか分からなければ危機的状況に感情移入も出来たのでしょうが、敵役の私が撃ちまーす!よし!出来ましたー!いま撃ったの私ですよー!と言わんばかりの犯人サイドの隠す気の無さに白けました。
これで内容がもう少し違っていたら耐え切れたのかもしれませんが、キッド回がどうのと言うより魅力的なキャラクターをこれだけ揃えておいて纏めきれなかった、捌き切れなかった所に問題があるかと思います。

舞台が北海道函館、五稜郭。
三つの勢力に分かれており、お宝として金塊の可能性を示唆するような描写。
そして土方歳三。
これだけ聞いたら思いつく方は必ず居ると思います。
そうですね、ゴールデンカムイですよね。
ただでさえまとめ切れていないのにそこをオマージュ()などちょっと考え直すことが出来なかったのですか?と聞きたくなるくらいでした。

敵サイド、2つにする意味ありましたか?
味方サイドにキッドが参入するのも何をしてんだと呆れたくらいです。
金塊も土方歳三も組み込むのがあまりにも幼稚だと思いました。
暗号も酷く、見ている側にこれはもしかして…?と考える余地も何も絶対に解かせる気のない謎でも何でも無いミステリ()でした。

作画とキャラ崩壊、穴だらけの内容。
この監督の作品はもう劇場で見ることはしないと思いました。
紺青の拳が刺さった方は楽しめるかと思いますが、黒鉄の魚影が最高だと思った方は一度考えた方がいいかと思います。

私は小学生の子が頑張って描いた方がまだ上手くそして微笑ましく思えるのに、金を払って見た映画でこんな手抜きな函館市街の景色を見させられるのかと、映像美も何もないなと時間の浪費とを天秤に掛けてそこで帰りました。
劇場のポテト美味しかったです。
椅子はフカフカで設備は良かったです。

キッドの真実、そして平次&和葉の恋ーーこの2本柱が『100万ドルの五稜星』の見どころだが、そこに絡んでくるのがキッドと平次の因縁。実はかつて和葉に化けたキッドを本人と勘違いし、平次がキスをしかけるという失敗をしでかしており、平次はキッドに積年の恨みを抱いているのだ。詳細はアニメ第983-984話「キッド vs 高明 狙われた唇」(コミックス第98巻)を参照いただきたい。ちなみに、キッドはかつて蘭にも化けているがその際はコナンに早々に見抜かれている(アニメ第76話「コナンVS怪盗キッド」/コミックス第16巻)。

【ネタバレあり!!】名探偵コナン『100万ドルの五稜星』を初日の朝イチで観てきたのでネタバレしたい✨ ..

その究極が本作の“キッドの秘密”であり、コナン・平次・キッドの三英傑による共闘だろう。さらに平次が飛行中のセスナの上で一大アクションを繰り広げるといった映画版ならではのスケール満点なシーンも用意されているが、ただ派手なだけでなくそこにちゃんと“心”が伴うのが重要。原作ファンの目で見たときに劇場版の各々のキャラクターの性格や行動理念にブレがないため、スッと受け入れられるし“推せる”のだ。前出のセスナ機上アクションで平次が言う「忘れんなや」に続くセリフは、彼の代表的なエピソード「浪花の連続殺人事件」と言葉選びが重なるし、和葉についに想いを伝えようとする際の「人には大概、動機っちゅうもんがある」から始まる名ゼリフもそう。ちなみにここは、かつて新一が蘭に告白した際の「厄介な難事件なんだよ」の下りにも通じる“名探偵だが恋心に戸惑う”部分とのミラーリンクを感じさせ、ファンならニヤリとさせられるのではないだろうか。

本作は、やや要素を膨らましすぎていて、そのぶん必ずしも必要のない登場人物が多くなり分かりにくい構成になっているように感じます。
さらに登場人物が多ければ多いほど「偶然」が多くなりすぎて、不自然さが目につき、「ご都合主義」的な展開と言わざるを得ないと思います。
ただ、クオリティーの高かった前作とは脚本家が異なるため、毎年の作品なのでこういう回が出るのも仕方ない面もあります。
本作では「怪盗キッドの秘密」が明かされる重要な回になっています。
そもそもキッドとは因縁のある「西の高校生探偵」こと服部平次は、瞬時に様々な事を見抜く設定ですが、(多くの観客が気付いているような点を)今回の格闘の際にようやく気付くのは遅すぎる気がします、笑。
もう少しセリフを変えたり、何かしらの整合性は欲しいところです。
また、犯人を見つける要因がアレなのは、さすがに厳しい気がします。
本作は挙げていくとキリがないくらい脚本には難点を感じます。
一方で、これまでの劇場版よりギャグシーンを多用したりラブコメ要素をちりばめたりと、そこまで深く考えなければ、これも「名探偵コナン」の作品として十分に成立しているとは思います。


【ネタバレ感想】『100万ドルの五稜星』コナン映画史上最高の衝撃でした。正直な感想を語りますッ【名探偵コナン】コナン映画2024.

コナンは最近ハマるようになり、事前に関連エピソードや映画を出来る限り予習しました。

ちなみに、私がコナンの映画を劇場で観るのはこれが初めてです。一通り観た印象としては、ミステリーとアクション、ラブコメがバランスよく構成されていて観やすかったです。

コナンはアクションに全振りしているイメージが強いですが、今回はしっかりと謎解きがされていたので、ストーリーとしてもよく出来ていました。事件の黒幕が一体誰なのか予測できず、展開が二転三転して興奮が止まりませんでした。

コナンと服部が事件の謎を解いたり、バイクで派手なアクションを繰り広げる場面が多く、バディムービーのような面白さがあって熱くなりました。また、怪盗キッドの秘密が明らかになり、「コナンとそんな関係があったの!?」と衝撃を受けました。

服部と和葉の恋愛描写もあり、途中に出てくる100万ドルの夜景で告白シーンがあるなど、物語に自然な形で組み込まれていたのが好印象でした。それでも、最後には「えー、まじか!!」とびっくりする展開になって戸惑いました。

今回は4DXで観ましたが、私が今まで体験してきた中でも上位に入るぐらい相性が良かったです。刀を使ったアクションは、キャラの振り方に合わせて素早く動き、体ごとぶん回されているような感覚になりました。また、構えるときにフラッシュの演出があって、キャラとの一体感を感じました。

風の演出も多く、飛行機やターボ付きスケボーで疾走しているときは、劇場内に心地よい風が吹いていて気持ちよかったです。

想像よりも激しく揺れる場面が少なかったですが、必要に応じて座席の動きや特殊効果が使い分けられていました。そのため、物語に集中して観ることもできました。

私がコナンに興味を持ったことに驚いていますが、自分も好きになれてよかったと実感しました。来年も行くかはわかりませんが、今後の動きをチェックしていきたいと思います。

余談ですが、鑑賞後は最近USJにできたコナンの4Dライブショーに行きたくなりました(これがきっかけで興味が沸きました)。

ネタバレあり!名探偵コナン「100万ドルの五稜星」感想レビュー

サービス満点の『100万ドルの五稜星』だが、実はそのほかにもコアファンを歓喜させる細かな仕掛けがごまんと用意されている。そのひとつが、原作者・ユニバース。そもそも怪盗キッドは青山の別作品「まじっく快斗」を「名探偵コナン」に輸入する形で生まれたものであり、劇中では中森警部やその娘・青子も登場(キッド/快斗にとっては中森警部は思い人の父であり大切な存在のため、劇中で彼が撃たれた際に激しく動揺する)。そして青山のもう一つの代表作「YAIBA」のキャラクターまでもが本作には現れる。ポスターに写っている沖田総司がそうで、既に第263話「大阪ダブルミステリー 浪花剣士と太閤の城」(原作コミックス31-32巻)でコナンの世界に登場済みだが、「名探偵コナン」「まじっく快斗」「YAIBA」3作のキャラクターが1本に集結するのはオールドファン的にはたまらない演出。しかも、函館は新選組最後の地ともいわれており、新選組の一番隊組長だった沖田総司の名を継ぐ彼がこの地で戦う展開は、歴史ロマンとしても心憎い。

ネタバレなし『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』が衝撃的すぎたんだが… そして『まじっく快斗』ファンは歓喜する ..

本稿では観賞前の興を削がぬよう基礎的な部分に留めたが、『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』には今回挙げたもの以外にも「このキャラとこのキャラがこういう話をするのは熱い!」「このチームアップ/共闘が観られるのか!」といったキャラ推しの面々を高ぶらせる演出や、劇場版ならではのド派手なアクション、歴史ミステリーとしてのクオリティの高さ、聖地巡礼したくなる名スポットが登場する等々、多角的な楽しみ方をできる“沼要素”にあふれている。二度・三度と観賞するリピーターが生まれることは必至のため、どこまでのヒットを記録するのか興行収入の動向にも注目したい。

劇場版『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』×aiko「相思 ..

今年の映画の惹句で添えられているフレーズの通り、『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』は、公開前から作中に何かが秘められていることが仄めかされていました。それは公開日を迎える以前の公開体制から表れていました。

【ネタバレ注意】2024コナン映画「100万ドルの五稜星 ..

劇場版名探偵コナン27作目。
前作で遂に悲願の興行100億円突破。が、その喜びは束の間だった。
今回は前作の138・8億円を超える157・1億円。勿論シリーズ最大のヒットであり、2024年洋邦併せて年間トップ。コナンの映画が年間トップになったのは初。
シリーズ最大ヒット記録更新と初の年間トップ。束の間の喜びは“大”喜びに。
勢い留まらぬどころかさらに加速するコナン人気。
さて、私とコナン映画の相性だが、一作毎に当たりと外れの繰り返し多し。が、前作と前々作は珍しく当たりが続いた。
今回も3作連続の当たりを期待したい所だが…、一抹の不安。
今回のメインキャラは怪盗キッドと西の高校生名探偵・服部平次。
ファンには主人公コナンに匹敵する屈指の人気キャラだが…、私ゃどうもこの二人が苦手。
キッドのあざといくらいのキザキャラ。平次はそれに加え、幼馴染みの和葉とキュンキュンラブコメ。
これまでから“推理”するに、今回もそれらが押し出されるような予感が…。そしてそれは的中した。

コナンや蘭たちは平次の剣道大会応援で北海道・函館に。
函館に構える斧江財閥にキッドの予告状が。土方歳三縁の日本刀を頂く。
平次によってキッドの変装が見破られ、一戦交えてキッドは逃走。ビッグジュエル専門のキッドが何故刀を狙う…?
函館の倉庫街で殺人事件が発生。殺されたのは斧江財閥の顧問弁護士。遺体の胸元には十文字の斬り傷が。
容疑者として浮上したのは表向きは実業家、本当の顔は武器商人のブライアン・D・カドクラ。手下を率いて函館に現れた目的は…
刀は全部で六つ。全部見つけると、斧江財閥初代当主・圭三郎が隠した“宝”を示す道標になるという。その宝とは、圭三郎生存中の戦時中、戦局を一変させるほどの力を持つ兵器だという。
その宝を狙うカドクラ。自分の代で財閥が傾いた三代目現当主・拓三も宝を狙う。
キッドが刀を狙う理由。コナンと平次も刀にまつわる謎を解く。
函館を舞台に繰り広げられるお宝謎解き争奪戦…!

土方歳三、彼にまつわる日本刀。日本史ミステリーの装い。そこに、大財閥と戦時中の機密。これらは良し。
刀とそれに繋がるキーアイテムの謎解き。ばらばらいろは文字から導く推理は見事。が、気球を使った終盤の在処示しは大掛かりまどろっこし過ぎて…。
相関図や各々の思惑も結構入り組む。勿論犯人はその中に…。
遂に見つけ出した宝。しかしそれは、戦争当時には大変なものだったが、今となっては価値どころか使い物にすらならないもの。スマホ一台の方が…とは皮肉。
託され、それを葬る為に殺人を犯し、暴挙に出ようとした“犯人たち”が哀れでもあった。
これらは悪くなく、これらを完全主軸にすれば骨太ミステリーとして今回も面白味あったのに…、これら以外の要素が作品の締まりを鈍くしている。

やはりの平次と和葉のラブコメ。
推理の傍ら、平次の函館絶景ポイント探し。何も知らぬ和葉。応援する蘭。(←今回これだけ)
恋のライバルも登場。剣道と居合の達人の大学生・聖。和葉にアプローチ。勿論、平次と剣道対決。
平次を追い掛けて遥々と。あの金持ち関西娘は誰…? と思ったら、『から紅の恋歌』に登場していたらしい。確かにそんなキャラ、出ていたような…?
事件は無事解決し、最高の絶景ポイントで平次は和葉に…でラストシーン。今作って、結局平次と和葉のラブストーリーだったの…? まあ、この二人らしいオチは付くが…。
ファンにとってはキュンキュンかもしれないが、このパートになると途端に作品のトーンが緩く変わる。

『ハロウィンの花嫁』もそうだったが、時々煽り宣伝があるコナン映画。
今回は“遂に明かされるキッドの真実”。何かキッドが登場する度にいつもそう言ってる気もするが…。
結局それはキッドが日本刀を狙う理由とちょっと関わりあるだけで、実際はED後の(衝撃らしい)設定だけ。
一応その“人物”は変装して登場していたが…、アンタ誰?な唐突感。ファンの間では知れた設定やキャラなの…??
どうやら『まじっく怪斗』からのキャラらしい。他にも同作からのキャラが。
さらに、他の青山作品からのキャラも。
青山ファンには堪らない、“青山ユニバース”!
だけど、見てなきゃ分かんねぇ…。
(まあ昨今のユニバース、全部そうなんだけど…)

ツッコミどころを通り越した荒唐無稽も所々。
いつもながらの超人アクション。終盤、セスナの機体上での平次vs◯。どんだけのバランス感覚と身体能力…? 良い子も悪い子も真似しちゃダメ!
蘭や小五郎はほとんど見せ場ナシ。
阿笠博士ら(と恒例クイズ)も無理矢理ねじ込み。
日本刀ミステリーから脱線したギャグとラブコメと青山ユニバースで客寄せの飽和状態。
って言うか今回、北海道舞台のお宝争奪戦って、『ゴールデンカムイ』をちょっと意識してるよね…? 『から紅の恋歌』は『ちはやふる』だったし。

つまらなくはなかったけど、3作連続の当たりとはならず。
また一から仕切り直し。次(今年)は小五郎のおっちゃんに期待するか。

【ネタバレあり】名探偵コナン『100万ドルの五稜星 』観た人 【映画・感想】 ..

そんな本作は『名探偵コナン』という枠を超えて、登場人物の設定を大きく動かす事件が描かれる驚きの映画となっていました。そんな『』(※記事内では『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』と記載)の驚きの詰まった内容が、どう驚かされるものだったのか。ネタバレありで解説していきます。

名探偵コナン100万ドルの五稜星ネタバレ①:事件のあらすじや経緯は? ..

『100万ドルの五稜星』では「名探偵コナン」だけでなく、青山の別作品「まじっく快斗」からキッド・中森警部に加えて青子、「YAIBA」から沖田と鬼丸が登場するなど、青山剛昌ユニバースの様相を呈しており、コアファンからするとお祭り状態の豪華仕様。細かい部分だが、かつての「YAIBA」のアニメでは沖田が登場するエピソードに到達するまでに終了しており、彼の得意技「五段突き」がスクリーンで拝める『100万ドルの五稜星』は、YAIBAファンとしても垂涎の作品になっている。ちなみに5月8日にはなんと「YAIBA」の再アニメ化が発表。しかも今回は“完全アニメ化”“青山剛昌先生シナリオ完全監修”を謳っており、恐らく原作のラストまで初アニメ化されることだろう。

劇場版アニメコミック 名探偵コナン 100万ドルの五稜星 上.

お約束のオープニング映像が年々凝っていったり、カメラワークやアクションシークエンスがダイナミックなものになったりするといった映像表現の進化、『』では“テロによる憎しみの連鎖”、『黒鉄の魚影』では“防犯カメラの世界連携による犯罪の抑制”、『100万ドルの五稜星』では“国の行く末(と戦争)”と社会性や現代性を盛り込んだテーマ性ほか、作品単体の質の向上と共に、エンターテインメントとしての分厚さを見せつける劇場版コナンシリーズ。贅(ぜい)の限りを尽くした『100万ドルの五稜星』の“先”をどうひねり出してゆくかも含めて、今後の動きにも期待したい。