フォシーガ錠10mg(小野薬品工業株式会社)の基本情報・副作用
フォシーガは、授乳中の方を対象とした臨床試験を実施しておらず、安全性が確立していません。一方で、動物を対象とした試験では、フォシーガが乳汁中へ移行することが明らかになっています。
したがって、授乳中の方にフォシーガを使用する場合は、授乳を中止するのが望ましいとされています。
副作用 | フォシーガ錠 | 小野薬品の薬を使用されている方へ
フォシーガを妊娠中の方に投与した場合の安全性は確立されていません。
なお、動物を対象とした試験では、フォシーガが胎児へ移行することが確認されており、出生児の腎盂および尿細管の拡張が認められたとの報告もあります。
したがって、妊娠中の方や妊娠している可能性のある方にはフォシーガを投与せず、糖尿病がある場合はインスリン製剤などを使用します。
肝機能障害がある方では、フォシーガの代謝が遅延するおそれがあります。また、フォシーガは、重度の肝機能障害がある方に対して長期の使用経験がありません。
そのため、肝機能障害がある方へフォシーガを使用する場合は、慎重に投与を進めていきます。
○フォシーガ錠を服用する前に必ずお読みください。 ○ご不明な点は処方医に ..
重度の腎機能障害がある場合、あるいは末期腎不全で透析中の場合は、フォシーガの血糖降下作用が期待できません。また、腎機能障害が中等度であっても、十分な血糖降下作用が得られない場合があります。そのため、腎機能障害がある方にフォシーガを使用する場合は、定期的に検査を行うなどして投与の必要性を慎重に判断します。
慢性心不全や慢性腎臓病に用いる場合も、腎機能障害の悪化などに留意しながら投与の必要性を判断していきます。
なお、フルイトランはアルコールと併用すると降圧作用が増強されるおそれがあるため、アルコールとの併用にも注意が必要とされています。
また、水分量の調節やその他さまざまな作用によって、心不全や腎臓病を改善するお薬です。 画像
添付文書上、フォシーガとの併用が禁忌となっている薬剤はありません。しかし、糖尿病治療薬や血糖降下作用に影響を与える薬、利尿薬などとの併用には注意が必要です。他の医療機関で下記のような薬剤を処方されている場合は、診察時にご相談ください。
〒211-0063
神奈川県川崎市中原区小杉町3-1501-1
セントア武蔵小杉A棟203
フォシーガ錠10mg|一般的な治療薬【臨床研究情報ポータルサイト】
標準的な治療を受けている慢性腎臓病の方を対象とした臨床試験では、標準的な治療にフォシーガを追加することで病状の悪化(腎機能の悪化、末期腎不全への進行、心血管死、腎不全による死亡)が相対的に39%低下することが示されました。この試験では、副作用についても大きな問題がないことが確認されています。
標準的な治療を受けている慢性心不全の方を対象とした臨床試験では、フォシーガの服用で心不全関連イベント(心血管死、心不全圧下による入院など)が26%低下しました。
つまり、標準的な治療にフォシーガを追加することで、心不全悪化のリスクや死亡がおさえられ、生命予後が改善される可能性が示唆されたということになります。
フォシーガ錠10mg/ダパグリフロジンプロピレングリコール水和物錠の効果効能・副作用・禁忌など、薬剤基本情報を掲載しています。
2型糖尿病の方を対象とした臨床試験では、フォシーガの服用でHbA1cが平均で0.41~0.45低下したという結果が得られています。また、別の臨床試験では、長期間にわたって安定した血糖コントロールが得られたことが報告されています。
また、インスリンによる治療で血糖コントロールが十分にできていない1型糖尿病の方を対象とした試験では、インスリンとフォシーガの併用でHbA1cが平均で0.36~0.40低下したという結果が得られています。
腎臓・心臓に効果の期待できる糖尿病治療薬 フォシーガは世界110ヵ国以上で承認されているお薬で、1型糖尿病、2.
フォシーガは、2型糖尿病、1型糖尿病、慢性心不全(慢性心不全の標準的な治療を受けている場合に限る)、慢性腎臓病(末期腎不全または透析施行中の場合を除く)に適応があります。
効能効果ごとの用法用量は、以下のとおりです。
フォシーガ(SGLT2阻害薬)ってどんなお薬? 効果・効能、副作用
フォシーガは、2型糖尿病だけでなく1型糖尿病にも適応があり、慢性心不全や慢性腎臓病の治療にも使用される薬剤です。血糖降下作用がインスリンに依存しないため、単独で用いる場合は低血糖の発生リスクが低いとされています。糖尿病の有無に関係なく左室駆出率の低下した慢性心不全に適しており、標準的な治療に追加することで予後の改善が期待できます。また、食事の影響を受けないため、食前でも食後でも服用できるという利点もあります。
フォシーガとは?(SGLT-2阻害薬:腎臓病の新しい治療薬として)
フォシーガ(一般名:ダパグリフロジンプロピレングリコール水和物)は、ナトリウム・グルコース共輸送体(SGLT)2を選択的に阻害する薬剤です。
SGLT2とは、腎臓の近位尿細管におけるグルコース(糖)の再吸収で重要な役割を担う輸送体です。フォシーガは、SGLT2を競合的かつ可逆的に阻害してグルコースの再吸収を抑制し、尿中グルコース排泄を促すことにより、血糖コントロールを改善します。
また、体液量の補正や血圧低下、血行動態の改善などさまざまな作用により、慢性心不全や慢性腎臓病を改善する効果も期待できます。
なお、「フォシーガ(forxiga)」という名称は、患者さまのため・患者さまの家族のため・医師のためを表す「for」と、inhibit glucose absorption(糖の吸収を阻害する)の頭文字の「iga」を掛け合わせる(x)ことで、既存の血糖降下薬にはない新たな作用であることを表現しているそうです。
SGLT2阻害薬のうち、フォシーガ(ダパグリフロジン)及びジャディアンス(エンパグリフロジン)については、
当院では以下のメディアで腎臓病でお悩みの方向けの情報を配信しております。
SGLT2阻害薬「フォシーガ」「アプルウェイ/デベルザ」など承認取得
また、重篤な副作用としては、低血糖、腎盂腎炎、外陰部及び会陰部の壊死性筋膜炎(フルニエ壊疽)、敗血症、脱水、ケトアシドーシスがあります。
慢性腎臓病の治療薬フォシーガについて考える【腎臓内科医が解説】
繰り返しますが、使った方が良さそうな場合とそうでない場合があるお薬なため一度専門家と相談されることを推奨します。
SGLT2阻害薬フォシーガ 専門医の4割強が「第一選択にしない」
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SGLT2阻害薬フォシーガ 専門医の4割強が「第一選択にしない」 ..
その他、フォシーガは、炎症抑制、心機能の改善等の心臓に有益な作用をもたらすことが知られています。
フォシーガ同等薬10mg10錠(ダパベル)通販|糖尿病・ダイエット
フォシーガにより腎臓病の治療は格段に進歩したと考えており、当院でも積極的に使用しております。
添付文書情報 検索結果(医療用医薬品)|iyakuSearch
フォシーガはSGLT2を阻害するため、尿量が増えて体内の水分量が減ります。
「フォシーガ」、1型糖尿病の適応追加取得 SGLT2阻害剤で2剤目
フォシーガに限らずどのお薬もメリット・デメリットがあり、それらを天秤にかけて判断していく必要があります。
低血糖: フォシーガは通常、低血糖のリスクが低いとされていますが、他の糖尿病治療薬 ..
その他、尿量の増加に伴う体内水分量の減少をはじめとする様々な要因もあり、腎臓を巡る血液の循環が改善され、腎臓は老廃物や余分な水分を効率よく体から排出できるようになることが示唆されています。
フォシーガ10mg98錠(ダパグリフロジン)|糖尿病(人間用)
また2022年に日本腎臓学会からSGLT2阻害薬をどのように使うかの基準となる推奨文が出されています。
概説, 糖分を尿とともに排出するお薬です。糖尿病のほか、慢性心不全や腎臓病の治療に用います。 作用
同時に、血液中へ再吸収されるナトリウム量も減少するため、腎臓への負担が軽減されます。