「ドル/円」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。
米ロスアンゼルス近郊で起こった山火事では甚大な被害が出ている模様です。死者は少なくとも5人で、10万人余りの住民が避難を余儀なくされています。米国史上最大の自然災害になる可能性もあり、被害額および経済的損出は520億ドル~570億ドル(約8兆2100億円~9兆円)になるとの推計もあります。
ドル円予想 | 植田日銀総裁の講演待ち | 今日のアナリストレポート
また、昨日厚生労働省が発表した昨年11月の「所定内給与」は前年同月比で「2.7%増」と、1992年10月以来の高水準でした。今回の結果は、賃金と物価の好循環が一段と強まっていくとする日銀の見方と整合するもので、今月の決定会合での追加利上げの可能性をやや高めることになります。ただ、市場のコンセンサスは「利上げ見送り」となっています。筆者は0.25%の利上げに組みしていますが、円安が大きく進んでいることで、ここである程度円安阻止への強い姿勢を見せる必要があるのと、足元の日本の長期金利の上昇が利上げを示唆していると考えています。
昨年12月29日に100歳で亡くなったジミー・カーター元大統領の国葬がワシントン大聖堂で営まれました。国葬にはバイデン大統領に加え、次期大統領のトランプ氏、元大統領のオバマ氏も参列しました、ブルームバーグの記事では、オバマ氏とトランプ氏が隣り合わせで座り、オバマ氏がトランプ氏に何か説明している写真もありました。そして、弔辞を行ったバイデン氏は、「ジミー・カーターの友情は、人格の素晴らしさというものが肩書きや権力よりも大切だということを教えてくれた」と述べ、最後に「権力の乱用は最大の罪だ」と読みました。バイデン氏の、大統領としての最後の痛烈な批判をトランプ氏に宛てたものと受け止めました。
ドル円相場、プロの予想割れる 2025年は138円から160円まで
米国はカーター元大統領の国葬があり、株式市場は休場、債券市場も短縮取引だったため為替は動かず、金利もほぼ横ばいでした。今夜の雇用統計発表を控えていることもあり、つかの間の休日といった状況だったようです。
円安進行が目立ってきている。トランプ当選で地殻変動が起きている。財政悪化の観測が、米長期金利を押し上げている。FRBの利下げについても、2025年にかけては進めにくいと予想される。日米金利差の拡大は、ドル高・円安要因である。今後、これに対抗しようとする日本の通貨当局の口先介入と、日銀の追加利上げはどうなるだろうか。
ドル円は 152 円手前まで上昇。1 月 1 日に発生した能登半島地震の影響で、日銀が復興支援のため
東京時間(日本時間8時から15時)のドル・円は、海外投資家の多くがクリスマス休暇入りしたことで小動き推移に留まった。
ドル円レートは、1ドル156円台までドル高が進んだ(図表1)。11月5日の選挙でトランプ氏が次期大統領に決まり、ここにきて上下院ともに共和党が過半数を占めることが確実になったからだ。下院でねじれがあれば、法案修正の圧力がかかるが、トリプルレッドが確実になったので、そうした圧力を受けずにトランプ政策が通りやすくなった。それは間接的に財政赤字要因になるので、米長期金利が上昇した。これはドル高要因だ。
ドル円は円安進行で156円台へ~為替介入を考える上での要点整理
店頭外国為替保証金取引、店頭CFD取引および店頭通貨バイナリーオプション取引は元本や利益を保証するものではなく、相場の変動や金利差により損失が生ずる場合がございます。なお、商品ごとに手数料等及びリスクは異なりますので、当該商品等の「契約締結前交付書面」および「約款」等をよくお読みいただき、それら内容をご理解のうえ、ご自身の判断でお取り組みください。【注】お客様がお預けになった保証金額以上のお取引額で取引を行うため、保証金以上の損失が出る可能性がございます。
株式会社外為どっとコム 〒105-0021 東京都港区東新橋2-8-1 パラッツォアステック4階 TEL:03-5733-3065 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第262号 商品先物取引業者/一般社団法人金融先物取引業協会、日本証券業協会、日本商品先物取引協会
興味深いのは、FRBが利下げを進めている最中でも、ドル高が進んでいることだ。9月、11月と利下げを行い、12月もさらに▲0.25%の利下げを行う見通しである。これは、本来、ドル安要因だ。それなのに、逆にドル高になっている。
2024/12/26【FX ドル円予想】1月ドル買いスタート ..
12/27(金)
08:30 (日) 11月 失業率 (10月 2.5%、予想 2.5%)
08:30 (日) 12月 東京区部CPI(生鮮食料品除く) 前年同月比 (11月 2.2%、予想 2.5%)
08:50 (日) 日銀金融政策決定会合12月18-19日分・主な意見
08:50 (日) 11月 鉱工業生産・速報値 前月比 (10月 2.8%、予想 -3.5%)
08:50 (日) 11月 鉱工業生産・速報値 前年同月比 (10月 1.4%、予想 -3.1%)
08:50 (日) 11月 小売業販売額 前年同月比 (10月 1.6%、予想 1.7%)
22:30 (米) 11月 卸売在庫 前月比 (10月 0.2%)
注:ポイント要約は編集部
米ドル/円(USDJPY)のチャート、相場の状況と今後の見通し
長短金利をみてみると、11月の利下げ後のFFレートの誘導目標は、4.5~4.75%である。長期金利は4.4%台まで上がっていて、これはほぼ同水準だ。ここには短期金利の見通しの変化が背景にあるのだろう。今後は、短期金利があまり下がっていかないだろうという予想なのだ。従来の短期金利>長期金利の図式、つまり長短金利の逆転が続いてきた。しかし、それは解消する手前までやってきている(図表2)。FRBは、9月時点で2025年中▲1.00%ポイントの追加利下げを予告しているが、長期金利はその利下げをあまりカウントしていない水準で推移している。これは、潜在的なインフレ圧力を見込んでいるということだ。そして、FRBがどこかで利下げを休止して、いずれ利上げ方向に転じてもおかしくはないことを見込んでいるのだろう。米金利のイールドカーブは、1~3年にかけて4.2~4.3%程度になっている。
昨日(12月25日)のドル円は、もみ合い。主要市場がクリスマスで休場のため、値動きも限定的となり、方向感を欠いた展開となりました。
12/25(水)
休場 米、英、仏、独、スイス、南ア、加、ノルウェー、メキシコ、豪、NZ、シンガポール、香港
12:50 (日) 植田日銀総裁、経団連審議員会で講演
14:00 (日) 10月 景気一致指数CI改定値 (速報 116.5)
14:00 (日) 10月 景気先行指数CI改定値 (速報 108.6)
12/26(木)
休場 ノルウェー、豪、NZ、香港、インドネシア
休場 英、スイス、仏、独、南ア、加
14:00 (日) 11月 新設住宅着工戸数 前年同月比 (10月 -2.9%、予想 0.1%)
22:30 (米) 新規失業保険申請件数 (前週 22.0万件予想、22.3万件)
22:30 (米) 失業保険継続受給者数 (前週 187.4万人、予想 188.0万人)
12月17日(火)当面のドル円相場見通し【注目!投資ストラテジー】
筆者が少し不思議に思うのは、米株価が大きくは下がらないことだ。株価はこれまでFRBの利下げ予想を織り込んで上がってきた。ならば、トランプ当選で金融緩和期待は剥落しているのに、なぜ株価は大幅に下がらないのか。これも、ドル高と同じく、潜在的なトランプ・トレードの押し上げ圧力が見た目以上に強いことを示唆している。
ドル/円見通し(為替/FX ニュース ):ドル円はクリスマス休暇のため休場|本日は通常通り取引可能(2024年12月26日)
以上を踏まえて当面のポイントを示す。
(1)当初、156.50円を下値支持線、20日午前高値157.92円を上値抵抗線とする。
(2)156.50円を上回るか一時的に割り込んでも回復するうちは一段高余地ありとし、157.50円超えから12月20日午前高値157.92円前後への上昇を想定する。158円手前は売られやすいとみるが、高値更新からは158.50円前後へ上値目途を引き上げ、157円を上回っての推移なら26日も高値試しへ向かいやすいとみる。
(3)156.50円割れから続落の場合は21日未明安値155.95円試しとする。156.50円割れからの反騰で157円台を回復する場合は上昇再開とするが、156.50円以下での推移が続く場合は26日も安値試しへ向かいやすいとみる。
裏切り続ける円、25年こそ反発とストラテジスト予想-金利差縮小
今後の円安進行で気になるのは、日本の通貨当局が為替介入に打って出るかという論点だ。2024年4月29日・5月1日には介入を実施している。為替相場が連休前に1ドル153~155円で膠着していたところから、一気に156~157円に円安が進んだところで、頭を押さえるように9.8兆円の為替介入が行われた。このときは随分と投機色が強かった。現在は、シカゴのIMM通貨ポジションは、以前よりも円売り方向になってきたが、4・5月ほどは投機筋の円売りポジションが膨らんでいない。だから、今のところ実勢を反映した円安に見えるが、円安の勢いが強いと介入の可能性は高まっていく。
円高見通しが2年連続で外れる公算が大きい為替市場では、3度目の正直が2025年にはやってくるとストラテジストらはみている。
外為どっとコム総合研究所の調査部に所属する外国為替市場の研究員が、FX初心者向けに平日毎日12時ごろからライブ配信を行っています。前日の振り返り、今日の相場ポイントなどをわかりやすく解説しています。YouTubeの「外為どっとコム公式FX初心者ch」でご覧いただけます。
主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。
さて、日銀はどうだろうか。衆議院選挙で与党が敗北して、筆者は日銀の年内利下げはないと思った。しかし、ここにきて12月利上げの公算は高まっている。来夏に参議院選挙を控えた石破政権は、物価上昇の再加速を快くは思わないだろう。秋の経済対策の吟味も行われている。日銀は、クリスマス商戦を念頭に置き、「米国経済の見極め」を行うつもりだ。このアナウンスは、2024年12月か、2025年1月のいずれかに利上げをする意向を示すものだ。それに対して、足元の円安進行は12月利上げの可能性を高めるものだろう。近々、財務官や植田総裁から円安への口先介入が行われるだろう。そうした展開になれば、12月利上げは近いというシグナルだと考えられる。
【尾河眞樹氏・トランプ2.0と2025年の為替相場】SFGI ..
ドル円は12月20日午前高値157.92円から反落したが、21日未明安値155.95円を目先の底として上昇再開に入った。20日午前高値を基準として目先の高値形成期は25日午前から27日午前にかけての間と想定されるが、23日夜以降は157円を挟んだ揉み合いにとどまっているため、156.50円割れからは弱気転換注意として21日早朝安値試しとし、底割れからは下落継続とみて26日未明から28日未明にかけての間への下落を想定する。
60分足の一目均衡表では23日夜以降を157円中心の揉み合いで推移しているため、遅行スパンは実線と交錯し、先行スパンを上回っているものの、持ち合いにより先行スパンの値幅が狭まり転落への余裕も乏しくなっている。先行スパンからの転落を回避する内は遅行スパンが一時的に悪化してもその後に好転するところから上昇再開とするが、先行スパンから転落してさらに続落する場合は下げ足が速まるとみて遅行スパン悪化中の安値試し優先とする。
【動画】2024年のドル円見通し(auじぶん銀行ウェブセミナー)
しかし、トランプ氏に対して、政府・日銀が為替介入を実施することはあまり見栄えがよくない。ドル売りだからよいではないかという意見もあろう。それでも、為替操作をすること自体が火種になる可能性があるので、筆者は口先介入は行われても、結局、通貨当局は実弾を撃たずに済ませるとみる。むしろ、動くのは日銀の方だろう。
シンガポールドル/円(SGDJPY)のチャート、相場の状況と今後の見通し
筆者は、1月のトランプ就任前後にさらに米長期金利が上がって、ドル高・円安が進むと警戒している。ドル円レートは、2024年7月上旬につけた1ドル161円台にまで接近する可能性があるとみる。そこに至るまでに、おそらくは通貨当局による口先介入があって、一時的な膠着状態が起こるだろう。それでも、トランプ要因でのドル高圧力の方が大きな作用なので、円安への流れは止まらないとみる。