本コラムでは、世の中で起こっている経済トピックスの中から当委員会の解釈で解説しています。マクロ経済の […]


10月の豪ドル/円は90円近い水準での取引スタートとなったが、月末にかけて50円台まで何と30円以上もの大暴落となった(図表2参照)。折しも中国を始めとした新興国の台頭でBRICs時代とされたこと、そして原油価格が一時150米ドル近くまで急騰したこともあり、豪州の金利は大きく上昇し、高金利通貨の豪ドルは日本のFX投資家の人気通貨となっていたことから、この大暴落の影響はかなり大きかった。


株価 過去最大の値下がり ブラックマンデー超え“4つの要因” | NHK

この月初の日間の下落(-円、-%)と軌を一にしてドル円相場も急落していた。図で明らかなように、為替市場では年初来、ほぼ一貫して円安が進行し、月上旬にはドル=円あたりに到達した。相場はそこで反転し、今度はドル安円高が進行した。月日の水準は円だった。それが月日までの間に、一時円台を付けるほど急伸した。まさに株価の暴落とドルの暴落(円の暴騰)が同時進行したわけだ。

1998年の米ドル/円、2008年の豪ドル/円という代表的な為替の「10月暴落」について振り返った。この2つのケースに共通するのは、暴落が始まる前まで、5年MA(移動平均線)かい離率などで見ると記録的な「上がり過ぎ」だった点が挙げられる(図表3、4参照)。

【NHK】週明けの5日の東京株式市場は、アメリカの景気減速への懸念や円高の進行を受けて全面安の展開となり、日経平均株価の終値は44…

急速なドル安円高の進行は、日本の株価に大打撃を与える。たとえば日本を代表する産業である自動車を考えても、生産・販売の大半は海外だ。その外貨建て(ドル建て)の売上、収益の円換算額は為替レートに左右される。円から円台前半への動きは%以上の円高だ。業績を大幅に悪化させてしまう。自動車産業に限らず、商社であれ金融であれ、日経平均を構成する企業の多くにとっては「円高は困る」のだ。月日から月日にかけて、日経平均の下落率は%、ダウの下落率は%だった。ドル円レートの急変により強く反応したのは日本の株価のほうだった。

マネーコンサルタント
(株)Money&You代表取締役。中央大学商学部客員講師。慶應義塾大学経済学部卒業後、外資系生命保険会社にて資産運用リスク管理業務に従事。2015年に現会社を創業し現職へ。ニュースメディア「Mocha(モカ)」、YouTube「Money&YouTV」、Podcast「マネラジ。」、Voicy「1日5分でお金持ちラジオ」、書籍、講演などを通じて鮮度の高いお金の情報を日々発信している。『はじめての新NISA&iDeCo』(成美堂出版)、『定年後ずっと困らないお金の話』(大和書房)、『マンガと図解 はじめての資産運用 新NISA対応改訂版』(宝島社)など書籍90冊、著書累計160万部超。日本証券アナリスト協会検定会員。宅地建物取引士。ファイナンシャルプランナー(AFP)。日本アクチュアリー会研究会員。X(旧twitter)→@yorifujitaiki

NYダウ、一時1200ドル超下落 東京・欧州に続き世界同時株安

かたやアメリカは世界最大の借金大国であり、対外純債務、つまり外国に対する借金総額は世界最大の約2000兆円になる。それでもなお、世界最強の基軸通貨たるドルを持つアメリカがグローバル経済のなかで相対的に優位であるのは間違いない。

2024年8月の暴落、暴落時にやってはいけないこと、暴落に備えてやっておくべきことをご紹介しました。暴落はいつ起こるかわかりませんが、数年に1度の間隔で起こっているのは事実。しかし、暴落があっても、これまではそれを市場が乗り越えてきたのもまた事実です。ですから、慌てて売ったり積立投資をやめたりするのではなく、淡々と投資を続けるのがおすすめです。また、もしもリスクをとりすぎている場合は、資産を入れ替えるなどして、リスクを抑えるようにしましょう。
今後も急激なマーケット変動は確実にやってきますが、慌てずに行動しましょう。

この記事では、株価の大暴落がなぜ起きるのか、また株価暴落が世界の経済に与えた影響について実際の歴史を含め詳しく解説いたします。

そもそも、投機筋はなぜ円売りポジションを解消しようとしたのか。それは米国の景気の先行きを懸念したからだ。年月から年月までの期間に、米国の中央銀行であるは、ゼロ%であった政策金利を%にまで急激に引き上げた。インフレを抑え込むためだ。そしてその高い金利水準が、その後も、インフレ率が%程度にまで落ち着いてきているにもかかわらず維持されてきた。さすがに利下げ(今や高すぎる金利の修正)が始まると考えた投機筋が、利下げはドル安円高を促し円売りポジションに損失をもたらすと判断し、ポジションの縮小(円買いドル売り)を始めたのだ。

図で明らかなように、投機筋による円売りポジションは一応解消した。その意味では、ここから円高ドル安への動きが一段と加速するということにはならないだろう。また、景気後退の懸念が一旦は強まった米国経済も、悲観的な見方は後退している。一方の日本でも、日銀が利上げに前のめりになっているとの印象を与えたことが相場の急変をもたらした可能性に配慮して、日銀は今後の利上げについてかなり慎重な姿勢に転じている。


【NHK】今月に入っても日経平均株価が一時1800円を超える下落となるなど、金融市場は今なお不安定な動きを続けています。こうした中…

株価や不動産価格の下落率はとても大きかったですが、しました。
たとえば、当時資源国かつ高金利通貨といわれていたオーストラリアドルについては2008年7月末時点で1豪ドル=約102円から2009年1月末時点で1豪ドル=約57円まで円高に進行しました。
同期間に豪州債券※1へ投資を行なった場合、豪州債券自体が値上がりしたにも関わらず、為替の下落によって、円換算でしたことになり、投資家の心理的には一時的に負担の大きい為替相場の変動となりました。

8月の第1週、金融市場が大きく動いた。内外の様々な要因が絡み合ってのことなので、いくつかの要因に分解してその理由を考えた方が良さそうだ。

そのようななか、人工知能(AI)を用いたドル円レート予測手法が注目を集めている。AIは膨大な過去データや経済指標、ニュース情報などを学習し、それらの複雑な相関関係を見出すことで予測精度を高めている。また、AIによる予測は、人間の感情に左右されることなく客観的かつ迅速に行われるため、市場参加者の意思決定をサポートする有力なツールとして期待が高まっている。一方で、その仕組みは非常に複雑であるため、予測結果の解釈や活用については確立されていない部分も多い。さらに、AIによる予測は過去のデータにもとづいているため、予期せぬイベントや市場の変化に対応することが難しいという指摘もある。

「円高イコール株安」なのか 本当にヤバいのは円高とは真逆のアレ

本稿では、ドル円レートの予測におけるAI活用の現状と可能性について論じるとともに、その限界や課題についても言及し、活用にあたっての留意点を述べる。

ドル円予想 | 植田日銀総裁の講演待ち | 今日のアナリストレポート

ITバブル崩壊後、。また、同時期に新興国の発展などにより、しました。住宅市場が活況になったことで、信用力の低い借り手向けの住宅ローン(サブプライムローン)の利用者が増加していきましたが、政策転換により米国の政策金利が引き上げられ、住宅ブームが落ち着くと住宅価格は下がりました。ローン返済ができない人が急増することで不良債権問題が生じた上に、サブプライムローンの証券化により債権者が世界中に拡大していました。そしてリーマン・ブラザーズが2008年9月に6,000億米ドル以上の負債を抱えて破綻したことをきっかけに世界的な金融危機へと発展しました。その後、米国を含む6ヵ国の中央銀行が翌月10月に政策金利の引き下げを同時に行なうなど異例の対応がとられました。

日米ともに金融政策予想を修正ドル円年末予想を146円に下方修正

まず、「過去のレートの分析」工程で、ドル円レートの1996年以降のデータをAIに読み込ませ「1996年からの直近のドル円レートを分析してください」と指示したところ、AIはその週次データを解析したうえで、「長期的なレンジ相場」「1998年から2012年にかけての円高トレンド」「2012年以降の円安トレンド」「新型コロナショック後の急激な変動」「直近の動向」という5つの特徴について、以下の通り洞察した(図表1)。すなわち、「過去28年間、ドル円レートは80円から150円のレンジ内で推移しているが、1998年から2012年にかけての円高トレンドに続き、2012年以降は日銀の金融緩和政策や米国の金利上昇を背景に円安トレンドに転じた。2020年の新型コロナショックでは一時的に円高が進行したが、その後はドル高・円安方向に振れた。2023年に入ってからは127円から153円の範囲で推移し、米国の利上げペース鈍化観測から上値の重い展開となっている。今後の動向は日米の金融政策の違いやグローバルな経済情勢に左右される」というものである。

【図解】なぜ円安は止まらない?暴落いつ来る?今すべきことをプロが徹底解説/鳥海翔【Money&YouTV】

アメリカの景気が不安定な状況が続き、今から2025年の少なくとも8月まではその流れが続く可能性があります。米金利は上下動を繰り返し、7月からさらに危険な局面に入る可能性があります。アメリカの株価、金利などが下落し始めるのは7月から9月までであり、ドル円相場も同じように動く可能性があります。6月26日を境にドル円相場が落ち始め、アメリカの株価も7-8月から下落し、12月まで下がり続けると予想されます。その後、来年の1月に株価が戻り始める可能性があり、ドルもその影響を受けて上昇するかもしれません。ただし、来年の1月以降はアメリカの株式相場が破壊的な下落を経験する可能性が高く、円相場も大きく変動するでしょう。現在の相場は130円程度まで下落し、9月以降さらに下がる可能性があります。

途中売却する場合、市場の取引価格となるため、市場環境によっては額面金額よりも下回るリスクがある。 ..

このAIが作成した2024年度の世界の地政学、経済、政治動向に関する楽観シナリオを改めて読み込ませたうえで、「楽観シナリオにもとづき2024年6月末、9月末、12月末のドル円レートを予測してください」と指示したところ、AIは、前提条件として政治の安定と国際協力の強化、経済成長の加速、地政学的リスクの低減が進むことという3点を挙げたうえで、2024年6月末130円、2024年9月末125円、2024年12月末120円という予測を算出した(図表3)。

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このAIが作成した2024年度の世界の地政学、経済、政治動向に関する悲観シナリオを改めて読み込ませたうえで、「悲観シナリオにもとづき024年6月末、9月末、12月末のドル円レートを予測してください」と指示したところ、AIは、前提条件として世界的に政治的緊張が高まること、経済的不安定性が増大すること、地政学的リスクが増大することという3点を挙げたうえで、2024年6月末185円、2024年9月末210円、2024年12月末230円という予測を算出した。これらの予測値は、世界経済の先行き不透明感、日米金利差の拡大、世界的なリスク回避、日本経済の悪化、地政学的リスクの高まりといった要因が組み合わさることで円売り・ドル買いが進むという見通しが背景にある(図表 5)。

億り人の投資の成否を分ける最重要ポイント大江英樹氏(以下、大江):次に、「下落した時がポイント」というお話をしたいと思います。

ドル円は昨年の10月21日に151.95円で天井をつけ、その後87日間下落し、今年の1月16日に127.23円というドルの安値を記録しました。つまり、151.95円から24.72円下落したということです。この下落は6.18円(1単位)の4倍に相当します。
相場は下落があれば必ず戻るという原則があります。現在の相場は139.50円程度で推移しており、これは24.72円の半分、すなわち12.36円の上昇となり、これは半値戻しの位置に相当します。
最近の相場は140円台を試みましたが、苦戦しており、現在の落ち着きどころは、139.50-60円付近と見られ、これは半値戻しの位置であり、どちらかというとサポートではなくてレジスタンスになりつつあるんではないかなと思います。

3 円安・円高の原因とは?~為替相場が変動するしくみを知ろう!

過去データの分析を行うことで、ドル円レートの変動パターンや傾向を把握し、楽観・悲観シナリオにもとづく予測では、将来起こりうる事象を想定し、それがドル円レートに与える影響を検討する。この2つのアプローチを組み合わせることで、過去の傾向と将来の可能性を総合的に考慮した予測が可能となる。

この場合、ドルを円に交換する動き(=円の需要)が増えるので、円高を導くと考えられる。 円の需要

0:00 オープニング NYから若林栄四氏が来日
0:32 ドル円月足 72度線で見ればまだまだ急落地合い
5:22 若林流 中期的な相場の見方 トレンドは円高
6:47 上がり過ぎた相場の後の下落は2年10カ月続く
10:46 2023年7月から米株・米金利下落 6月26日からドル円下落の暗示
12:08 2024年1月は株高のポイント 1月23日へ向けてドルも戻り高へ
12:31 2024年1月23日以降は破壊的な米株相場の下落→ドル円も本格的な下落へ
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