ドルマイシン軟膏ステロイドについて | 医師に聞けるQ&Aサイト


けが等の化膿予防及び治療、おでき(せつ、ちょう)に

ドルマイシン軟膏は、二種類の抗生物質を配合しているので、多くの菌に対して抗菌作用を示します。コリスチン硫酸塩は、グラム陰性菌、緑膿菌に有効で、バシトラシンはペニシリンと近似の抗菌スペクトルでグラム陽性・陰性菌に有効です。傷ややけどの化膿性皮膚疾患、二次感染の予防および治療に有効です。


ドルマイシン軟膏; テラマイシン軟膏; イソジン消毒液; 滅菌ガーゼ・テープ; ケアリーブ(ニチバン)など質のよい絆創膏

ゼリア新薬工業の皮膚用薬としては他に、コリスチン硫酸塩(硫酸コリマイシン) とバシトラシンを主要成分とした、けが等の化膿予防及び治療用軟膏「ドルマイシン軟膏」や、痔の痛み・出血を緩和する「ドルマインH軟膏」、患部の炎症をおさえるヒドロコルチゾン酢酸エステル、傷の治癒を助けるアラントインなど7成分を配合した座薬「ドルマインH坐剤」がラインナップしています。

Tracyの培養液より抽出された白色~淡褐色の粉末で,ペニシリンと近似の抗菌スペクトルを有し,大部分のグラム陽性菌と陰性菌の一部に奏効します。
ドルマイシン軟膏はこれら殺菌作用をもつ両抗生物質を配合し,グラム陽性・陰性菌による単独又は混合感染症はもちろん,一般外部疾患の感染予防並びに治療に効果を発揮する皮膚疾患治療剤です。

(第2類医薬品) ハピコム ドルマイシン軟膏 12g ゼリア新薬工業

抗菌作用を持つ2種類の抗生物質、バシトラシンとフラジオマイシンを配合した、軟膏タイプの皮膚用治療薬です。痒みと炎症を抑えるヒドロコルチゾンも配合しており、化膿を伴うしっしん・皮膚炎、細菌感染及び炎症性の皮ふ疾患に効果を発揮します。

ドルマイコーチ軟膏の主要成分は「バシトラシン」と「フラジオマイシン硫酸塩」で、この2種の抗生物質がブドウ球菌やレンサ球菌など化膿の原因となる細菌に対して作用し、患部の化膿をおさえます。また「ヒドロコルチゾン酢酸エステル」が痒みと炎症を鎮め、細菌感染及び炎症性の皮ふ疾患に効果を発揮します。

ステロイド、抗生物質は入っていますか? ステロイド、抗生物質は入っていません。

医療用のステロイド軟膏とは異なり、市販の軟膏には複数の成分が配合されています。ドルマイコーチ軟膏はステロイド成分、ヒドロコルチゾン酢酸エステルと2種の抗生物質(バシトラシンとフラジオマイシン)が配合されているため、痒みと炎症の両方に効果を発揮し、患部の化膿や炎症の悪化を防いでくれます。また、 ステロイド外用薬の強さは1〜5の5段階に分類されているのですが、このお薬は一番弱い5群に入ります。そのため、軽い症状に用いやすく、顔などデリケートな患部にも使いやすいといえるでしょう。

A.ステロイド外用薬のタイプは、大きく分けて軟膏、クリーム、ローションの3種類。
軟膏は粘度が高くて保湿力も高い一方、ベタつきやすいのが特徴なのに対し、ローションはサラッとして塗りやすい反面、落ちやすい傾向にあります。クリームはこれら2つの中間に位置するものなので、好みや塗る箇所、乾燥しやすい季節かどうかといったことから判断しましょう。

毛嚢炎ではどんな薬を使えばいいの?薬剤師がおすすめする市販薬9選

フルコートfは、抗炎症作用で強力に皮膚の炎症を抑える外用ステロイドのフルオシノロンアセトニドと、化膿した患部での細菌の増殖を防ぐ抗生物質のフラジオマイシン硫酸塩を配合。皮膚炎・かぶれが悪化し、化膿してジュクジュクした患部や、かき壊して化膿を伴っている患部にまで効果を発揮します。

小学生から高校生の時期、重いアトピー性皮膚炎に悩まされた経験から皮膚科医を志す。
2007年、東京大学医学部医学科を卒業。2014年、東京大学大学院医学系研究科卒業、医学博士を取得。
ニューヨーク州医師免許を取得し、ロックフェラー大学で診療・研究を行う。
2016年、東京大学医学部付属病院 皮膚科助教。2018年に池袋駅前のだ皮膚科を開院し、さまざまな皮膚トラブルの解決に努めている。