ドル円相場は4日、再び144円台を記録。米国経済への不安が背景にあり、今後の雇用関連指標の結果でも相場が動く可能性がある。


雇用統計の「非農業部門雇用者数」の変化は発表数値が事前予想から大きく乖離することが多々あり、この性質から発表直後は為替レートが大きく動く傾向にあります。米国雇用統計発表前に各社の予想値が発表され、これを基にコンセンサス予想(平均値)が作り出されていきます。事前予想通りの結果となった場合には相場があまり変動しないことが多く、「失業率」などが材料視されることがあります。予想以上の結果となった場合には、株価が上昇してドルが買われる傾向があります。逆に予想を下回る結果となった場合には、株価が下落してドルが売られる傾向があります。
個人投資家に人気のあるドル円も米雇用統計発表後に大きく動くことが多いため、この日は取引高(ポジション)も増える傾向にあります。


米国雇用統計が「為替」を動かす ? その仕組みを解説 | マネー

当日、私自身が書いた記録を見ると、「本日雇用統計だが、ほとんど注目されていない」「米雇用統計は誰も見ていなかった。
もう金利の1-2%など、どうでも良くなっている」とあります。
雇用統計がどのような数字でも、リスクオフの円買い(ドル売り)が起こると考えていたようでした。

みんなのFXが毎営業日掲載しているFXレポートでも、米雇用統計について触れることがよくあります。第1金曜日の前後は、こちらのFXレポートもぜひご覧ください。

ニューヨーク時間6日朝方の外国為替市場で円相場は上昇、一時1ドル=142円01銭を付けた。8月5日以来の高値。米雇用統計に反応した。

非常に良好な数字にも関わらず、ドル円は大きく下落しました。
ただ、理由は明確です。
結果発表が3月4日であることからわかるように、ロシアによるウクライナ軍事侵攻が理由です。
2月24日が軍事侵攻開始の日でした。
それからわずか8日後の雇用統計、混乱は必死でした。

この結果は、非常に良いものでした。
しかしながら、ドルはほとんど上昇しませんでした。
ロシアによるウクライナ侵攻以降、最初はリスクオフの円買いが進んだのですが、(クロス円は下がったものの)ドル円は下がらず、3月13日以降は、資源価格の高騰が日本の貿易赤字を拡大するとの懸念から、強烈な円売りドル買い相場が始まりました

円相場 小幅な値動き 米雇用統計発表前に取り引き控える | NHK

雇用統計のデータはの参考指標の一つであるため、将来の政策への期待感が為替レートに大きな影響を与えます。FRBはの引き上げや引き下げを検討する際に、労働市場の動向を把握する上で雇用統計のデータを重視しています。アメリカのは世界一位を誇り、その約7割が個人消費で占められていることから、個人消費の増減が経済に影響を与えやすい傾向があります。雇用統計のデータが改善することで、賃金が上昇し、個人消費の増加が期待できます。反対に悪化した場合は、賃金が低下し、個人消費の減少が懸念されます。こうしたことから、米国の労働市場のデータを把握することは経済全体を捉える上で重要であるため、米国雇用統計の発表時には為替相場が大きく動きます。

4月2日時点では、ドル円があまりにも買われ過ぎだったので、息切れしたものと思われます。
とは言え、それ以降も強いドル上昇相場が続きました。

NY為替:米雇用統計は予想下振れも長期金利上昇を受けてドル反発

世界経済の中心ともいえるアメリカの経済指標で最も注目度の高い「雇用統計」がどのような経済指標であるのか紹介してきました。米国の労働市場を知ることはFX取引をする上で重要で、米国経済の先行きを予測する際にも役立ちます。特にリーマンショック以降、雇用統計を受けて相場が動くことが多く、FX初心者の方もしっかりとその意味を理解して取引に臨みたいです。「雇用統計」の発表日時や予想値は経済指標カレンダー見て確認するとよいでしょう。経済指標カレンダーはこちらからご覧ください。

冒頭でもご説明した通り、米国雇用統計の発表前後はマーケットが大きく動くことも少なくありません。発表後にマーケットがどのような反応を示すのか、その傾向について説明します。


ドル円、米雇用統計でどう動く?|来週の重要イベントを要チェック(今日から来週のFX予想)2024/12/6 #外為ドキッ

雇用統計で発表される統計は全部で10数項目あり、データも膨大です。この中で特に注目されるのは、非農業部門雇用者数(NFP: Non-Farm Payroll)と失業率、平均時給です。非農業部門雇用者数は自営業や農業従事者を除いた、民間企業または政府機関に雇用されている就業者数を表しており、事業所の給与支払い帳簿を基に集計されています。前月比での雇用者数の変化が極めて重要で、事前予想値と結果の値が大きく乖離することも少なくなく、為替市場だけでなく株式市場の値動きにも大きな影響を与えます。失業率は失業者÷労働力人口(失業者+就業者)によって求められます。失業率の変化によってマーケットが変動することも少なくなく、非農業部門雇用者数がほぼ事前予想通りの結果となった場合には材料視される傾向にあります。より精度を高めて労働市場を把握したい場合は労働参加率も一緒に確認するとよいでしょう。

ドル/円見通しズバリ予想、3分早わかり「米国11月雇用統計」2024年12月6日発表 #外為ドキッ · Comments.

引き続き、予想を上回る強い数字で、ドル円も素直に上昇。
ADP雇用統計が悪い数字(12.8万人)だったので、米雇用統計も悪いかもしれないとの観測がありましたが、強い数字に素直にドル買いになりました。
ADP雇用統計は、この後、予測の方法を調整するとして3ヶ月発表中止となりました。

NY為替:予想外に強い米3月雇用統計を受けて利下げ観測後退 | 通貨

雇用統計は毎月12日を含む週のデータが集計され、基本的に翌月第1金曜日に発表されます。発表時間は、夏時間のときは日本時間午後9時30分、冬時間のときは日本時間午後10時30分です。発表日当日は雇用統計の発表時刻に向けて思惑的なドル買/売が出ることがあったり、取引が極端に手控えられて東京時間からロンドン時間にかけてになったりすることがあります。

ドル円、米雇用統計次第で方向性が決まる!?147.20円 ..

外為どっとコムでは、為替業界のみならず全てのマーケット関係者が注目する経済指標「米国雇用統計」を解説する無料オンラインセミナーを配信いたします。

【FXマーケット情報】米雇用統計でのドル円予想。失業率・雇用者数・平均時給の目安について☆2024年9月6日の分かり易いドル円予想.

直前のADP雇用統計が-30.1万人と非常に悪い数字だったので、多くの人が悪い数字を予想していました。
また、コロナウィルスの中でも感染力の強いオミクロン株が蔓延し始めたときで、実際の雇用増がどの程度になるか、検討がつかない状況でした。

これが米雇用統計です。。。ドル円下値目途は (2024年3月8日)

当日は12時からライブ配信を開始。元メガバンクディーラーの戸田裕大氏のほか、外為どっとコム総研から神田調査部長、中村研究員が出演!
米雇用統計の注目ポイントや発表後のドル/円の値動きとFX売買戦略をプロの目線で解説します。

FXのライブ解説、これが米雇用統計です。。。ドル円下値目途は (2024年3月8日) · Comments5.

また、2025年の金融市場の注目ポイントやドル円相場の見通しをディスカッション予定です
円安スパイラルは来年も続くのか!?2025年もドル円相場から目を離せません。

【FXマーケット情報】米雇用統計でドル円がV字反転?下落要因も解説☆2024年11月1日の分かり易いドル円予想 · Comments7.

米国雇用統計はアメリカの労働省労働統計局(U.S. Bureau of Labor Statistics、略してBLS)が毎月発表している経済指標です。アメリカの雇用情勢を表している指標で、調査対象者が多く労働市場の状況を把握できることから、FXトレーダーのみならず、世界中の市場参加者から最も注目されている経済指標です。

【FX】ライブ解説 米雇用統計が待つ!152円台が近くて ..

数字の内容を好感し、ドル円上昇。
事前に大きめの調整があり、ドル円も上がりやすかったといえます。
この頃から、雇用統計等ではドルが上がり、米CPIの結果でドルが下がるというパターンが出てきたように見えます。
消費者物価指数のピークを探る動きが見え始めました。

【FX】ライブ解説 米雇用統計が待つ!152円台が近くて遠い・・ドル円戦略!|為替市場の振り返り、今日の見通し配信 2024/4/2.

米雇用統計と一口に言っても、発表される統計は複数あり重要度もまちまちです。FXを取引する上で、どの統計が重要で、外国為替市場に影響を及ぼすのか見ていきましょう。

【ドル円予想】雇用統計の結果を受けて米経済の不安増|ドル円急降下で140円前半へ · Comments10.

FX初心者から、中・上級者まで幅広くお楽しみいただける内容となっています。FX投資に役立つ情報を盛り沢山でお届けしますので、是非ご視聴ください。

ドル円、強い米雇用統計でも152円に届かず!この先の戦略は?(今日から来週のFX)2024/4/5 · Comments3.

この結果から、5回中3回非農業部門雇用者数に軍配が上がっているので、一般的に、両者の結果が違う場合は非農業部門雇用者数の方に従うべきなのかもしれません。

【ドル円の動向】今年最後の米雇用統計〜師走入り年末ドルの行方を激論! (ちょいワル先生の為替ライブ) · Comments15.

予想より良い非農業部門雇用者数でしたが、10月22日に2回目のドル円介入があり、介入への警戒感が高まっていました。
そのため、ドル円は良好な雇用統計の数字に反応できずに、下落するだけに終わりました。

米雇用統計低調、ドル円は一時151円台へ下落 2024年5月 ..

ドル円の動きは、雇用統計前とあと、あまり変わっていないように見えますが、一時136円まで上昇。
上値を維持できず下がりました。