本日のドル円は155円50銭から158円程度を予想します。 ..
先で指摘したように、ドル/円相場は当局の円買い介入もあり週明け29日は大荒れとなったが、少しずつ落ち着きを取り戻しつつあるようだ。とは言え、円買い介入により一時154円半ばまで下落したものの、気が付けば本日東京では一時158円レベル。つまり目先ボトムから3.5円ほども値を戻している計算で、これは今回介入後の動きをフィボナッチで考えた場合の下げ幅の61.8%戻し(158.05円)にも近い。まずは同レベルの攻防に注目だ。
日米金融政策が引き続き市場で注目を集めるなか、本日は米FOMCによる結果発表が予定されている。金利の変更そのものを見込む向きはほぼいないが、問題は先行きの見通しについて。一部からは「年内利下げ回避」見通しなども取り沙汰されているだけに、果たしてどういった内容となるのか要注意だ。また、それとともに注視されているのが日本当局の追加実弾介入について。レベル的には158円台を要注意ゾーンと認識する向きが多いようで、それからするとドルは頭の重い値動きをたどる可能性もある。
ドル円相場は 153.44 で取引開始。週初 16 日は、特段材料のないな
対して後者は、結果として金融市場への影響は限られたが、昨日発表された4月の消費者信頼感指数など幾つかの米経済指標が予想を下回る内容で、市場で思惑を呼ぶ。ドル/円ではわずかながらドル売りの要因にも。しかし、イエレン米財務長官は「米国民の生活は全般的に良好となっている」と指摘したうえで、むしろ「インフレは大幅に低下した」ことを好感したコメントを発していた。なお、そうしたなか米紙WSJは「米利下げ実現でも超低金利時代は終えん」--などと伝えていたようだ。
テクニカルに見た場合、4月29日だけで5.7円も変動したドル/円だが、さすがに少し落ち着いてきた。しばらくは156-158円を中心に次の方向性を探るといった声も聞かれているものの、米FOMCをはじめ週末にかけて米雇用統計の発表など注目材料が目白押し。また日本がゴールデンウイーク、中国も本1日から週末にかけ長期の連休、英独市場のメーデーにともなう休場--などが重なり波乱含みの様相だ。思わぬ価格変動にも十分な注意を払いたい。
FOMC利上げは想定内? ドル/円大幅下落で128円台突入!
一方、材料的に注視されていたものは「円買い介入」と「米ファンダメンタルズ」について。
前者は、ドル/円が一時160円台を示現したその日、4月29日には当局の「覆面円買い介入」と思しき動きが観測されたが、神田財務官は「為替介入については有無も含めてコメント差し控える」など明言を避けていた。しかし、日銀が発表した当座預金残高見通しにより、それがほぼ事実であったことが明らかとなり、金額についても「5.5兆円規模」と推測されている。事実とすれば、2022年10月21日の介入額5兆6202億円に迫る規模であり、「円買い介入」としては過去最高にほぼ匹敵する。予想以上に本気で円安に歯止めを掛けに来たと言えるかもしれない。
東京市場はドルが底堅い。レンジは狭く上値も限られたが、157円半ばを下回る局面すら一度も観測されていない。
ドル/円は157.80円レベルで寄り付いたものの、基本的には小動き。40ポイントにも満たない値動きに終始している。しかし、鈴木財務相をはじめとする本邦要人の円安けん制発言が聞かれないなか、ドルは157円後半を中心に底堅い。16時現在では高値圏の157.95円前後で推移し、欧米市場を迎えていた。
2025年のドル円相場見通し | 三井住友DSアセットマネジメント
本日は米経済指標として、4月のADP雇用統計や同ISM製造業景況指数などが発表される予定。それぞれかなり重要な指標であり、また前述したように昨日発表の米指標が冴えない内容だっただけに、通常以上に注視されているようだ。ただ、米FOMC結果発表がそののち実施されることから、影響は限られるとの見方も。
そんな本日欧米時間のドル/円予想レンジは157.30-158.50円。ドル高・円安方向は本日東京でしっかりとは超えられなかった158円レベルの攻防にまずは注目。抜ければ少し遠いがフィボナッチポイントにあたる158.85-90円がターゲットか。
対するドル安・円高方向は、昨日上抜けるのに時間を要した157円がなかなか強いサポートになりそう。ただ、仮に割り込んでも介入でなければドルは底堅そう。
〇東京市場ドル円、40ポイントにも満たない値動きながら157円後半を中心に底堅い
〇目先ボトムから3.5円ほど値を戻し、フィボナッチ61.8%戻し(158.05)レベルの攻防に注目
〇本日、4月ADP雇用統計やISM製造業景況指数などの米経済指標が発表予定
〇米FOMCはじめ週末の米雇用統計の発表など注目材料目白押しで波乱含み、思わぬ価格変動に要注意
〇ドル高円安方向、158円レベルの攻防に注目。抜ければフィボナッチポイント158.85-90がターゲット
〇ドル安円高方向、157円が強いサポート。仮に割り込んでも介入でなければドルは底堅そう
〇欧米時間のドル/円予想レンジ:157.30-158.50
FOMCと介入を受けた米ドル/円の見通し | 吉田恒の為替ウイークリー
先週の米ドル/円は、9月21日のFOMC(米連邦公開市場委員会)を受けて米ドル高値を更新、一気に146円に迫るところとなりました。ただ、これに対して9月22日に、24年ぶりの米ドル売り・円買い介入出動となったことから、一転して140円割れ近くまで米ドル急落となる場面もありました(図表1参照)。
昨日のドル/円は終値ベースで約0.9%上昇。米連邦公開市場委員会(FOMC)は政策金利を市場予想通り25bp(0.25%ポイント)引き下げた。一方で、同時に発表された経済予測の政策金利見通し(ドットチャート)では2025年末のFF金利水準が3.875%と前回(9月時点)の3.375%から上方修正された。市場はこれを「タカ派的利下げ」と受け止めて米長期金利が上昇しドルが急速に買われると、ドル/円は154.85円前後まで上値を伸ばした。なおドルの相対的な価値を示すドルインデックスは約2年ぶりの水準へと上昇している。
本日は日銀金融政策決定会合が開催される。政策金利は0.25%に据え置かれる見通しで、市場の注目は植田総裁の定例記者会見での発言に向いている。植田総裁は先月末のインタビューで、追加利上げ時期が近付いているとの認識を示した一方で、2025年の春闘交渉やトランプ次期米政権の経済政策を注視する考えを示し慎重な姿勢もにじませた。オーバーナイト・インデックス・スワップ(OIS)市場では現時点で1月の追加利上げが54.8%織り込まれていることから、植田総裁の発言内容次第でこの織り込みが大きく変化し、ドル/円は上下ともに大きく動くことも考えられる。
第 1 図: 2024 年のドル円相場(日足、11 月 29 日まで)
ドル円は前日に日米の市場で記録した158円42銭前後を抜けて上昇したものの、158円55銭止まりでした。米金利の上昇を手掛かりにドル高基調は続いているものの、介入警戒感や、トランプ氏が何を言い出すのか予想できないことが一層不透明感を強めているようです。
ドル円 米FOMCを経て、ドルは上値重いが底堅い(9/19夕)
昨日のドル/円は154円台を維持できずに反落。年内最後のビッグイベントとして注目が集まる米連邦公開市場委員会(FOMC)と日銀金融政策決定会合を前に、持ち高調整と見られるドル売り・円買いが優勢となった。米11月小売売上高は個人消費の底堅さを示したものの調整売りは止まらず153.16円前後まで下落した。終値は前日比0.4%安の153.54円前後だった。FOMCは本日、大方の予想通りに25bp(0.25%ポイント)の利下げを発表する公算が大きい。利下げ自体はすでに織り込み済みで、市場の関心は来年の利下げペースに向けられている。声明と同時に発表される経済予測の政策金利見通し(ドットチャート)に注目だ。9月時点のドットチャートでは2025年末のFF金利水準を3.375%と予測していた。これは2025年の利下げピッチが25bp×4回になるとの見方を示したものであり、今回の見直しで3回以下に修正される可能性が高い。もっとも、米金利先物はすでに来年の利下げが25bp×2回に減少するとの見方を織り込んだ水準で推移している。このためFOMCの予測が修正されても、米金利上昇とドル高方向へのサプライズにはなりにくいと考えられる。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長がタカ派的なトーンの記者会見を行う可能性も否定はできないが、今回のFOMCがドル高・円安を加速させる公算は小さいと見ている。
[PDF] FOMCと日銀金融政策決定会合を終えたドル円相場の展望
長期債相場の下げで、イールドカーブは約30カ月ぶりのきつい傾斜となった。FOMCのタカ派的金融緩和と来年の利下げ予測後退が影響した。
【ドル円週間見通し】FOMCは予想通り、ドル円は底堅く展開するか
そう考える第1の理由は、この米ドル高・円安はFRB(米連邦準備制度理事会)利上げに伴う米金利上昇と連動しており、その米金利上昇は先週のFOMCを受けて、予想通り一段と広がる見通しとなったからです(図表2参照)。それなら、米ドル/円と米金利の関係が変わらない限り、米ドル下落は限られ、さらなる上昇を目指すといった見方になるでしょう。
【速報・解説】FOMC政策金利据え置き、ドル円一時153円台に急騰
つまりFOMCは新たな政策段階に入ったと宣言しており、それは「間違いなくタカ派的だが、見た目ほどタカ派的ではない」とグーハ氏は指摘。労働市場にひび割れが生じない限り、1月は利下げが見送られると同氏は予想している。
半の利下げ転換を織り込んでいるようだ。 債券相場の反応を受けてか為替市場でもドル円は前日
以上を踏まえ、今週の米ドル/円予想レンジは、140~146円中心で想定したいと思います。
日銀の金融政策決定会合を受けてのドル円の動きと「FOMC」について
FOMCは18日、2025年に想定する利下げ回数を減らし、株式と米国債の相場を押し下げた。エバコアISIのクリシュナ・グーハ氏によると、FOMCによるこのタカ派転換は会合前の時点で来年に向けて計画されていた可能性が高い。パウエル議長は18日の記者会見で、トランプ次期米大統領が実施を公言している関税引き上げについて、一部のメンバーがその影響をすでに予測に織り込み始めたと認めた。
【今週のドル円予想】FOMC利下げ確実視も、円安触れる可能性残るか
コーペイのチーフ市場ストラテジスト、カール・シャモッタ氏は「市場は回復しつつあるが、まだ混乱している。世界最強の中央銀行である連邦公開市場委員会(FOMC)は3会合連続で利下げを決定しながらも、来年については大方の予想よりはるかにタカ派的になったからだ」と述べた。
ドル/円見通しズバリ予想、3分早わかり「米国FOMC」2024年12月19日発表 #外為ドキッ · Comments.
FOMC(米連邦公開市場委員会)はこの日、市場予想通り利上げを決定。FOMC声明では「一段の金利引き上げが適当」として利上げ継続姿勢を示したことで、一時129円台後半へ反発する場面があった。
[PDF] FRB 利下げ転換後のドルサイクルとドル円相場の行方
後藤祐二朗氏と宮入祐輔氏を含む野村証券のストラテジストはリポートで「ドル・円相場は現在、しばらく沈黙していた日本の財務省が口先介入を始め得る水準にあると当社は考える」と指摘した。
金利から見た2025年のドル円相場のイメージを明示しておきたいと思う。 ..
しかし、マーケット想定内の「タカ派姿勢」であり、FOMCが利上げ終了へ向かっていることを確認すると、ドル売りが強まり明け方には129円台を下抜けて128.53円まで円高に動いた。終値は128.93円(前日比▲1.16円)。
・2025年末の10年国債利回りは米国で4.3%、日本で1.4%を予想、利回り格差は縮小方向。・ドル円 ..
来週の円相場は対ドルで下落しそうだ。18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)では利下げが見込まれるものの、今後の利下げペース減速が示唆されればドル買い・円売りが強まりやすい。19日の日本銀行の金融政策決定会合と植田和男総裁の会見に影響を与える可能性があり、会合当日の為替水準によっては波乱含みの展開も予想される。
予想外の米金利上昇・米ドル高、FOMC・日銀会合で米ドル/円はどうなる!?【為替ウィークリーセミナー】 · Comments.
FOMC(米連邦公開市場委員会)は今回2月の会合で、2022年3月から数えて連続8回目となる利上げを決定した。ただし利上げ幅は、予想通り0.50%から0.25%にペースダウンした。