以下は、豪ドル/日本円と鉄鉱石、の値動きを比較したチャートです。
このように金利の変動は、為替相場の動向に大きな影響を与えます。
豪ドルを取引する際は、RBA(オーストラリア準備銀行)の動向は欠かさず確認しておきましょう。
豪ドルを発行するオーストラリアは、格付けが良く信用リスクが低い国です。
豪ドル/日本円は、「豪10年債利回り-米10年債利回りの差」と相関関係があります。
以下は、豪ドル/日本円と「豪10年債利回り-米10年債利回りの差」の値動きを表示したチャートです。
当記事では、2025年の豪ドル/円の見通しや予想について解説します。
上の日足チャートは、2024年の豪ドル/円の動きを示しています。
2008年頃の豪ドルは、政策金利が約7%まで上昇していたこともあり、高金利通貨の代表格でした。
しかし、リーマンショックの影響で金利が引き下げられ、それ以降は高金利通貨としての魅力が薄れてしまいました。
豪ドルか日本円で資産運用する場合、どちらの通貨で運用したいと思うでしょうか?
大半の方は、豪ドルで運用したいと答えるはずです。
そうなると豪ドルを買い、日本円を売ることが多くなり、結果的に豪ドルの価格が上昇し、日本円の価格が下落します。
金利差がさらに開けば、豪ドルの買い、日本円の売りがさらに加速するのです。
豪ドル/日本円の今後の値動きを、テクニカル分析から見ていきましょう。
たとえば豪ドルの金利は「+2.5%」、日本円の金利は「0%」と想定します。
仮に100万円の資金で1年間運用すると、1年後に豪ドルは「102.5万円」、日本円は「100万円」のままです。
(例では話を単純にするため、為替レート、税金などは考慮していません)
大きな方向性は似通っており、豪ドル/日本円と「豪10年債利回り-米10年債利回りの差」の相関性が確認できます。
「」でも述べたように、金利差は為替相場にも影響を与えるので、確認をするようにしましょう。
以下は、豪ドル/日本円の日足チャート(2022年11月7日時点)です。
「」でも述べたように、豪ドル相場の方向性を分析する上で、オーストラリアの経済指標を確認することは大切です。
その中でも特に、政策金利を決めるRBA(オーストラリア準備銀行)の動向は、投資家たちから大きな注目を集めています。
なぜなら、一般的に経済が安定している状態の時は、金利の高い国のほうに投資資金が流入しやすい(買われやすい)傾向にあるからです。
また豪ドルは、輸出割合がトップの中国やコモディティ市場の影響を受けやすい傾向もあるので、そのあたりにも注視しておくと良いでしょう。
オーストラリア・ドルから日本円への為替レート。AUD/JPYの両替
豪ドル(AUD)は豪州で発行される通貨で、先進国通貨の1つとして知られています。
豪州は中国と経済的な結びつきが強いと言われることがあり、これを反映して豪ドルは中国の経済指標などに反応して動くことがあります。
豪ドル/円【AUDJPY】:外国為替・リアルタイムFXレート・チャート
年初から7月にかけて、豪ドル/円は円安の展開でした。
この要因として、日本と豪州の金利格差が指摘されています。
下のグラフは、豪州準備銀行(RBA)と日銀の政策金利の推移を示したものです。
為替レート&チャート「豪ドル / 円」 | 情報・ツール | 外貨預金
外貨預金には為替変動リスクがあります。外貨預金の預入時(円→外貨)より払戻時(外貨→円)の為替相場が円高になる場合、または為替相場にまったく変動がない場合でも、往復の為替手数料(1米ドルあたり12銭、1ユーロまたは1ランドあたり16銭、1豪ドルあたり28銭、1中国元または100ウォンあたり20銭、1NZドルあたり26銭、1レアルあたり80銭)がかかるため、払戻時の円換算額が、預入時の円貨額を下回る(円貨ベースで元本割れとなる)可能性があります。また、中国元、レアル、ウォン、ランドは各政府の通貨政策や市場環境の変化などにより、流動性の低下、市場機能の低下および規模の縮小の可能性があり、為替レートが大幅に変動するリスクやお取引を停止する場合があります。お申込前に必ずをご覧ください。
豪ドルは鉄鉱石や石炭などの資源価格の動向に反応しやすいという特徴があります。 また、オーストラリアは中国が最大の輸出先です。
豪州の政策金利は2022年5月から上昇を始めた一方、日本の利上げは2024年3月以降です。
金利が高い通貨を保有すると金利収入が増えるため、市場参加者は金利が低い通貨よりも高い通貨を選好する傾向にあります。
これを受けて、豪ドル/円は円安が進んだ模様です。
【2024年前半】豪ドル円(AUD/JPY)の今後の見通し・予想
※円から豪ドル預金の時間帯別お取引件数をもとに算出(2018年9月24日現在)
これにより、約65円(2020年3月時点)で推移していた豪ドル円ですが、約98円(2023年11月時点)まで上昇しています。
しかし、7月以降は一転して円高が進み、売りが収まるとレンジ相場に移行しました。
この間、豪州の政策金利に変化は見られません。
日本の政策金利引き上げ見通しを受けて、円は他の主要通貨に対して強い展開でした。
豪ドルに対しても同様の動きが見られます。
過去5営業日分の為替レートを表示します。 1米ドル, 1豪ドル
※円から豪ドル預金の時間帯別お取引件数をもとに算出(2018年9月24日現在)
東京海上アセットマネジメントの「外国為替グラフ 豪ドル/円」ページ。豪ドルの対円為替レートの推移をご確認いただけます。
2022年11月現在では、格付け大手会社の3社(S&P・Moody’s・Fitch)がいずれも最上級の「AAA(トリプルA)」をつけています。
格付けが良く信用リスクが低いオーストラリアの通貨「豪ドル」は、比較的安心して取引を行いやすいといえましょう。
豪ドル/円最新推移チャート。1分足から月足までの12足種、ニュース、売買情報を表示。
※auじぶん銀行豪ドル預金口座をお持ちのお客さまの割合(2018年9月24日現在)
豪ドル対円相場(仲値)の推移をグラフ(短期)で表しています。 豪ドル対円相場(仲値)推移(短期) <毎週第一営業日に更新>.
以上、豪ドルの特徴について解説しました。
続いて、豪ドル/日本円は今後どのように価格推移していくのかを様々な観点から分析していきます。
豪ドル/日本円のライブチャートや為替レートを瞬時に換算できる通貨コンバータ、ニュースなどはこちらをご覧ください。
※auじぶん銀行の豪ドル保有者を対象にアンケート調査を実施(2013年11月13日〜19日)
通貨として豪ドルの魅力が高まりつつあるようです。 RBAの政策金利は2022年に合計8回の利上げに
豪ドル/日本円(AUD/JPY)の今後の動向を見る上でのポイントは、主に以下6つあります。
オーストラリア・ドル/円の為替レートの推移(1980~2024年)
※auじぶん銀行の豪ドル保有者を対象にアンケート調査を実施(2013年11月13日〜19日)
【デイリー No.1821】豪ドルの最近の動向 ~徐々に底堅さ
以下は、豪ドルの政策金利推移を過去20年にさかのぼってグラフ化したものです。
【デイリー No.1,821】豪ドルの最近の動向 ~徐々に底堅さ、中銀の通貨高けん制も和らぐ~ ..
※auじぶん銀行の豪ドル保有者を対象にアンケート調査を実施(2013年11月13日〜19日)
三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社のマーケット情報「豪ドル/円」をご紹介します。
2008年の豪ドルの金利は約7%もあり、かつては高金利通貨として人気を誇ったほどです。
その後は下落基調となり、2021年~2022年にかけては過去最低の「0.1%」まで下がっています。
しかし2022年5月の金融政策決定会合で利上げに踏み切り「0.35%」まで上昇、その後も緩やかな上昇を続け、2022年10月には「2.6%」、11月には「2.85%」、12月には「3.1%」まで上昇しています。