トリドールHD粟田社長はなぜ新規出店の意思決定を人に任せるのか?
行き着いた答えが、焼き場をお客様に見ていただくことであった。つまり、オープンキッチンにすることである。それまでの焼き場は、店の奥の方にあった。それをお客様の目の前に持ってくることにより、活気のある店に見せるだけではなく、お客様との会話がより深まることになったのだ。そして、お客様の数も徐々にではあるが増え、多くのお客様に来ていただけるようになったのである。また、このオープンキッチンの考え方が、後々の店舗レイアウトの基本ともなったのである。
「サービス精神旺盛な商売人」トリドールHD社長・粟田貴也<前編
【会社設立】1995年(平成7年)10月。
【会社概要】家族で利用できる本格的な焼鳥屋を志し、を、ロードサイドを中心に展開。
その後、ショッピングセンターを中心にセルフ讃岐うどん店「」に事業をシフトするとともに多業態化をはかる。
2006年(平成18年)2月に東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場。
【経営理念】「ひとりでも多くのお客様に いつまでも愛され続ける 地域一番店を創造していこう」
【代表者】代表取締役社長 粟田貴也
さて、話をトリドールに戻そう。人生設計通り、自分の店を持つことができたが、店舗運営も設計書通りできたわけではなかった。
株式会社トリドールホールディングス 代表取締役社長 粟田貴也 後編つくる光景みせた讃岐うどん 「体験価値」で大ヒット ..
讃岐うどん店「丸亀製麺」などを傘下に持つ、トリドールホールディングス社長・粟田貴也さんの故郷、兵庫県加古川市などを訪れます。
旧国鉄・加古川駅近くの路地裏で、初めて開いた飲食店「トリドール3番館」の跡地で伺うのは、開店から続いたお客が来ない日々の苦しさや、そこから「客が本当に求めているもの」を考えるようになった、ビジネスパーソンとしての『源流』と言える体験です。
「体験価値」の提供に取り組み、売上高を伸ばしていった「丸亀製麺」の1号店(加古川店)や、生徒会長としてリーダーシップを発揮した県立加古川東高校など、粟田さんの歩みを辿ります。
トリドールホールディングス(東京)社長で兵庫県加古川市出身の粟田貴也さん(61)が18日、加古川観光大使に就任し、加古川プラザホテル(加古川町溝之口)でトークイベントに出演した。1985年にJR加古川駅前に居酒屋「トリドール三番館」を開き、2000年にはうどん店「丸亀製麺」1号店を市内に開業。「加古川で実績を積んだのが、全国展開する勇気になった。地元に応援してもらい励みになった」と話した。
粟田貴也[トリドールホールディングス社長兼CEO]うどんが拓いた未来
ここで興味深いのは、ワタミ株式会社の創業社長である渡邉美樹氏との近似点である。渡邉氏も大学卒業後開業資金を得るために佐川急便のセールスドライバーとして勤務している。その後昭和59年5月に第1号店として居酒屋つぼ八のFC店を東京の高円寺に出店した。つまり、両名は、ほぼ同時期に佐川急便で開業資金を得るために勤務し、居酒屋を開業していることになる。
粟田さんは同市立平岡小、平岡中を経て、加古川東高校を卒業。同社は現在、丸亀製麺など約1800店を国内外で展開している。
【丸亀製麺】 株式会社トリドールホールディングス代表取締役社長 兼 CEO 粟田 貴也 氏
目標を定めた後の行動は、素早かった。もともと独立志向の強かった粟田氏にとっては、学士の資格は無用の長物であった。それよりも必要なものは開業資金である。そこで、迷わず大学を中退し、開業資金を得るために佐川急便のセールスドライバーとして勤務することになるのである。
一軒の焼き鳥屋から始まり、「丸亀製麺」の大ヒットから東証プライム上場を果たしたトリドールホールディングス(HD)。今や国内外に約20の飲食ブランドを持つまでに成長したグローバルフードカンパニーは、なぜ次々と繁盛店を生み出せるのか。本連載では『』(粟田貴也著/宣伝会議)から、内容の一部を抜粋・再編集。「外食は最も身近なレジャー」をコンセプトに快進撃を続けるトリドールの戦略ストーリーと、成功の源泉とも言える独自の経営論について、創業社長・粟田貴也氏が自ら明かす。
外食・大量閉店時代でも躍進! 知られざる丸亀製麺のサバイバル術
お子様からご年配の方まで、ご家族が一緒に楽しめる焼鳥屋を目指し、「とりどーる」の屋号で店舗展開を進めてきた 。いまやその軸足を讃岐うどんの店「丸亀製麺」に移しながらも178店舗(2008年1月末時点)を有する一大外食企業に成長した。創業当時は、「何とか3店舗は経営したい」と考えていた粟田貴也創業者社長も、ここまで大きな外食企業に育つとは思っていなかったと言う。創業業態にこだわらず、新たな業態開発で成長しているトリドールの歴史を紐解いていきたいと思う。
トリドールHDの粟田社長 加古川観光大使に就任 市と連携協定も
丸亀製麺の創業は、父の出身地の香川県で、製麺所に行った時に着想を得たと説明。客の目の前でうどんを作り、出来たてを提供していたことから、「商品だけではなく、体験する価値を売れば、繁盛するんじゃないかと思った」と出店秘話を明かした。
「丸亀製麺に次ぐ業態を複数持つ必要がある」 粟田貴也 トリドール ホールディングス 社長
讃岐うどん店の丸亀製麺などを傘下に持つ、トリドールホールディングスの創業者、粟田貴也さん。
大学を中退し、トラック運転手として働いて貯めた資金で、焼き鳥店「トリドール3番館」を開業しますが、客が来ない日が続き、「客は何を求めているのか」を知ることの大切さに気づきます。
売り上げを伸ばし、店の数が増えても、客が本当に求めているものを探し続けたことで、客が感動する「体験価値」の重要性に気づき、製麺機の店内設置を貫く丸亀製麺の誕生につながります。
何度かの失敗を乗り越えて、事業を成長させてきた粟田さんの歩みを、ロングインタビューで伺います。
株式会社トリドール 代表取締役社長 粟田 貴也(Takaya Awata)氏
粟田さんは「いまだに創業期の閑古鳥が鳴いていた時のことは、夢に見る。そこからの脱出のために、やはり(他店との)明確な差別化というのが自分の中のテーマ」と説明。「信条は『飽くなき成長』。目標を諦めない、夢を止めないというのが、きょうまでの一貫した思い」と語った。
トリドールホールディングス代表取締役社長兼CEOの粟田貴也氏.
「当時もうどん屋なんて全国にあった。でも、打ちたてのうどんをその場で茹で、提供する風景は、香川県の製麺所でしか見たことがなかった。この讃岐の本場で体験した感動を具現化して、広げていきたいと思い、うどんを作る工程を前面に出した丸亀製麺をつくった。単にうどんを提供するのではなく、感動を提供することで、口コミで広がっていった。コロナ禍でも感動を届け、新しい需要を掘り起こしたい。それが、明るい未来につながる」
「製麺所の風情を手放したら丸亀製麺ではなくなる」トリドールHD粟田社長が語る“二律両立”の経営とは?
世界各地にいるトリドールのグループ企業の社員やローカルバディ、店で働くスタッフの方々が、今この瞬間にも食の感動体験を生み出している。アメーバが増殖するように、トリドールの食の感動体験が世界中を覆って広がっていくようなイメージが頭に浮かぶのです。
トリドール 代表取締役社長 粟田貴也さん. 国内外で797店展開の「丸亀製麺」 手作り・できたてを世界に発信.
Simply For Your Pleasure.(すべては、お客様のよろこびのために)というミッションにFinding New Valueという一節を加えた。粟田社長は丸亀製麺をつくった当時を振り返り、未来に向かってこう語る。
食の感動体験を提供する株式会社トリドールホールディングス(東京都渋谷区、代
世界で通用するグローバルフードカンパニーになる、という夢は途方もなく大きいものです。尋常な手段では、目標までの距離を縮められません。私一人でコツコツやっていたら、生きているうちに達成できるかわからない。限りある時間で最大限の跳躍を試みるには、複数人で、複数業態、複数戦略を走らせなければ間に合わないのです。
大手うどんチェーン「丸亀製麺」の創業者、粟田貴也さんです。トリドールホールディングス・粟田貴也社長:「手作り、出来たて」というチェーン…
粟田社長は、「スタッフのモチベーションにもつながっているし、参加した子どもが将来大のうどん好きになるかもしれないという意味で、間接的にファンづくりにも貢献している」と手応えを話す。
丸亀製麺が「店舗のない丸亀市」で地方創生に取り組む真意 トリドール粟田社長に聞く:過去最高の営業利益(1/3 ページ)
株式会社トリドールホールディングス 代表取締役社長兼CEO
1961年兵庫県神戸市生まれ。兵庫県立加古川東高等学校卒業、神戸市外国語大学中退。1985年、兵庫県加古川市に焼鳥店「トリドール3番館」を創業。1990年に有限会社トリドールコーポレーション設立。2000年に丸亀製麺の国内1号店を出店。2006年東証マザーズ上場、2008年東証一部上場、2016年株式会社トリドールホールディングスへ商号変更。「食の感動で、この星を満たせ。」をスローガンに掲げ、唯一無二の日本発グローバルフードカンパニーを目指す。
(トリドールホールディングス 代表取締役社⻑ 兼 CEO) 佐藤 ..
丸亀製麺では、2012年から「まるごとまるがめ体験教室」という子ども向けの食育事業を行ってきた。各店舗で地域の子どもたちと一緒に、手打ちでうどんを作る取り組みだ。この教室を開くためには、普段の営業をしながら様々な準備が必要になる。 そのため、開催するかどうかは店長の判断に任せていたが、「自主的に手を挙げる店長が多く、400回以上開催してきた」とのことだ。 参加する子どもの人数は年に6千名を超え、同社の象徴的な社会貢献事業に成長した。
うどんの丸亀製麺は、トリドールの経営です。株式会社トリドールホールディングス 代表取締役社⻑兼CEO は粟⽥貴也さんです.
株式会社トリドールホールディングス 代表取締役社長兼CEO
1961年兵庫県神戸市生まれ。兵庫県立加古川東高等学校卒業、神戸市外国語大学中退。1985年、兵庫県加古川市に焼鳥店「トリドール3番館」を創業。1990年に有限会社トリドールコーポレーション設立。2000年に丸亀製麺の国内1号店を出店。2006年東証マザーズ上場、2008年東証一部上場、2016年株式会社トリドールホールディングスへ商号変更。「食の感動で、この星を満たせ。」をスローガンに掲げ、唯一無二の日本発グローバルフードカンパニーを目指す。
株式会社トリドールホールディングス 粟田貴也|KENJA GLOBAL
各店舗では地域住民がパート・アルバイトとして働いている。「自分たちの地域を汚したくないとスイッチが入ったスタッフもいる。社会に貢献していると実感することで、働きがいが生まれ、誇りを持てる」(粟田社長)。
04 受賞企業スピーチ‗トリドールホールディングス 粟田社長&コメンテーター 一橋ICS教授 楠木建
粟田社長は、エコアクション21を取得したことによる最大の成果として、「マニュアルや機器の導入ではなく、本社の社員が店まで出向き、環境の未来について説き、将来像を共有できたことにある」と述べる。