ドル建て保険の特長と、メリット・デメリットについて解説します。
子どもが生まれて(現在1歳)、学資保険を備えたいと思い保険ショップで相談したのですが、「今は低金利で学資保険は貯蓄性が低い」ということで、
・ドル建ての終身保険
・変額終身保険
・変額有期保険
を提案されました。
それぞれどのようにメリットデメリットがあるのでしょうか?
特に 変額終身保険 変額有期保険 の違いを知りたいです。
(相談した人からも説明を受けたのですが、セカンドオピニオン的にアドバイスいただきたいです。)
よろしくお願い致します。
ドル建て保険を学資保険代わりにおすすめするポイントについて解説します。
Kdubbww3さん
ご質問ありがとうございます。ホロスプランニングの牧村と申します。
お子様の教育資金を貯めるための方法としてどのような保険(商品)がよいか?というご質問ですね。
まず、お考えいただきたいのは、kdubbww3さんがいつ使うために保険に加入するのか?ということです。
・中学校進学時(13歳)
・高校進学時 (16歳)
・大学進学時 (19歳)
・大学院進学時(22歳)
・海外留学等 (19~22歳?)
kdubbww3さんは、どの時期を想定しておられますか?
保険ショップや保険販売員は多くの場合、大学進学時を想定して商品を当て込んで説明を行うことが多いと感じております。しかしながら、kdubbww3さんの使いたいと思うタイミングと合致しておられますでしょうか?
教育費を変額や外貨などで貯蓄する場合、必要な時に使えないかもしれないリスクがございます。
(例)
外貨の場合:必要な時に大幅に円高になってしまい、満期及び解約すると損失になってしまう。
変額の場合:必要な時に大幅に相場が下落してしまい、満期及び解約すると損失になってしまう。
★わたくしのアドバイスとしては、必要と想定する時期の1~2年前には、現金化できるように加入するということです。
例えば、大学進学用であれば16歳~17歳時には現金化できるように加入するということです。
もし、大学進学のための加入として18歳時や19歳時では、上記の必要な時に使えないリスクをもろにかぶってしまいます。
タイミングを1~2年前倒しすることによって、ご自身で良い時を選んでいただくことにより、使えないかもしれないリスクを軽減することが可能です。また、想定外の支出にも対応することが可能になります。
最期に、わたくしは、外貨や変額で教育資金を貯めることは賛成です。
ただし、使いたい時期の1~2年手前で現金化できるように準備することで、使えないかもしれないリスクを低減できることが一番のポイントであると考えております。
商品の細かい説明や内容は他のFPの回答を参考にしていただければと思います。
また、変額や外貨も多くの保険会社が取り扱っております。
複数扱っているFPや保険ショップにご相談いただき比較検討していただければと思います。
さらに詳しいことが聞きたいなと思った場合は、追加コメントをいただくか、外貨、変額保険および資産運用に詳しいFPにご相談いただけると良いかと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。
牧村
また、学資保険は保険金の支払い時期が決まっているため、教育資金の準備以外に向かない点もデメリットの一つだ。
学資保険は、大学進学のタイミングを想定して資金を貯めるものです。
仮に、米ドル建て終身保険で教育資金を準備した場合、為替レート次第では引き出すタイミングで元本割れする可能性があるだろう。
このため、学資保険は中途解約しなくてよいように、無理のない保険料で契約することが大切だ。
教育資金を貯めるのに学資保険を選んだ方がよいのは次のような人です。
また、米ドル建て終身保険は「終身保険」という性質上、保険料の払込期間が10年〜30年と長い。
Kdubbww3様
こんにちは、GFP株式会社の小川です。
学資についてのご質問ですね。
「学資保険代わりに外貨建て保険や変額保険を提案されたがどうしたらいいでしょうか」
結論からいうと大賛成です。
既に説明を受けられたとの事ですので、確認の意味でお読み頂ければと存じます。
一般的な学資保険(一部ではこども保険という名称のものもあります)は昨今の低金利(マイナス金利という言葉は耳にされたことはおありかと存じます)で正直物価上昇率に見合う利率がありません。
額面では確かに増える(もしくは同額)のですが貨幣価値を考えたら明らかに目減りしています。
円建て養老保険の一種である学資保険は、運用に日本国債をメインとしていますが、日本国債は正直利息が殆どつきません(代表的な例として銀行の利息をお考え頂ければわかるかと思います)。
そこで、より利率の良い外貨建て、もしくはより高い利率が期待できる変額(主として株式運用)となります。
私がご提案する際も外貨建てや変額をご案内します。
ではメリット・デメリットについてですが、
①外貨建て
・円建てに比べよい利率であり、また万が一の死亡保険金も大きい。
・あくまで外貨建て=しはらいは外貨なので為替の影響で毎月の支払が上下する、受け取る保険金や解約(もしくは満期)に伴う受取金が変動する。また支払いの際に為替手数料(銀行に支払う通貨交換手数料)が掛かる(1米ドルあたり1銭~50銭)。
②変額
・運用が債券ではなく株式を選ぶことでより高い利率が期待できる。
・解約(もしくは満期)に伴う受取金は元本保証されていないので、受取時のタイミングで株価暴落などの状況(ブラックマンデーなど)だった場合、大きく割り込む可能性がある。
ただ、①外貨建て②変額とも、それぞれリスクの回避方法はありますので、その点も踏まえた上でお決めになるとよろしいかと思います。
①外貨建て
為替の状況が悪い(極端な円高)時は一旦外貨で受け取り為替が元に戻ったタイミングで円に交換する。それまでは一時的に教育ローンなどで代用し、為替が良くなったタイミングで返済にあてる。
②変額
満期(もしくは使う予定の時)の半年前など株価が安定しているタイミングで運用先を国債などへ変更し運用利益を確定させる。
ご提案された方がメリット・デメリット・リスクとリスク回避方法まで含めご説明出来ていれば良いのですが。念の為、記載をさせて頂きました。
外貨建てにせよ変額にせよ、終身タイプよりは養老(有期)タイプの方が基本的により貯蓄性は高いので、養老(有期)タイプをお勧めします。
ご不明点・追加のご質問等が御座いましたら当サイト(保険のQ&A)をご活用頂ければと存じます。
宜しくお願い致します。
ドル建て保険の場合は、さらに為替リスクも負わなければなりません。
学資保険の大きなデメリットは、中途解約によって元本割れする可能性が高いことだ。
まずは、「ドル建て保険は学資保険代わりになる」という意見に触れておきましょう。
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しかも、ドル建て保険は為替相場の動きや世界情勢の変化に影響されやすいため、いくらお金が必要でも、それらを無視して解約するわけにはいきません。
ドル建て保険をはじめとする外貨建ての保険商品は、円安になると円で受け取る保険金や解約返戻金、円で支払う保険料が増加します。
ドル建て保険に加入する際に注意しなければならない点なので、デメリットについてもきちんと理解しておきましょう。
期待するのが難しくなってきました。結果、学資保険ではなく、米ドルや豪ドルなどの外貨建て保険を利用する人が増えているようです。 将来必ず.
また、学資保険の満期とは異なる時期にまとまった教育資金が必要になっても、それらに充てることができません。
特に大学の学費は高い傾向があります。万一の場合にお子さまが安心して大学に進学できるよう、保障に特化した死亡保険がオススメです。
・学資保険よりも利率が高い
・カントリーリスクが低い
・受け取るタイミングを自分で調整できる
・ドルで受け取って海外留学費用にできる
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※豪ドルは 10 年を払込期間の上限とします。 【歳払済】15 歳
これはすごくレアケースだと思いますが、もし将来的にお子さんを連れての海外移住も視野に入れていたり、お子さんを留学させようと思っているなら、外貨建て保険で準備するのはおススメかもしれません。
たのしみ未来グローバル/たのしみ未来グローバル〈学資積立プラン〉 ( 住友生命保険相互会社 )
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