日本が休日だった9月16日のアジア市場では、薄商いの中、ドル円レートは円高に振れ、一時1ドル139円50銭台まで円高が進んだ。 ..
そもそも金利差は縮小したがまだ十分ある、という考え方もある。2022年9月、筆者は「」と題し、利上げ停止は日米金利差の顕著な縮小を約束するものではなく、顕著な円高を予想すべきではないと論じた。
【9/20】米ドル/円 FOMC後の円安進行要因を解説<FX MARKET VIEW
東京時間(日本時間8時から15時)のドル・円は、目立った材料は観測されないなか、じりじりとしたドル上昇が続き158円台乗せを試す展開となった。
昨日のドル/円は154円台を維持できずに反落。年内最後のビッグイベントとして注目が集まる米連邦公開市場委員会(FOMC)と日銀金融政策決定会合を前に、持ち高調整と見られるドル売り・円買いが優勢となった。米11月小売売上高は個人消費の底堅さを示したものの調整売りは止まらず153.16円前後まで下落した。終値は前日比0.4%安の153.54円前後だった。FOMCは本日、大方の予想通りに25bp(0.25%ポイント)の利下げを発表する公算が大きい。利下げ自体はすでに織り込み済みで、市場の関心は来年の利下げペースに向けられている。声明と同時に発表される経済予測の政策金利見通し(ドットチャート)に注目だ。9月時点のドットチャートでは2025年末のFF金利水準を3.375%と予測していた。これは2025年の利下げピッチが25bp×4回になるとの見方を示したものであり、今回の見直しで3回以下に修正される可能性が高い。もっとも、米金利先物はすでに来年の利下げが25bp×2回に減少するとの見方を織り込んだ水準で推移している。このためFOMCの予測が修正されても、米金利上昇とドル高方向へのサプライズにはなりにくいと考えられる。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長がタカ派的なトーンの記者会見を行う可能性も否定はできないが、今回のFOMCがドル高・円安を加速させる公算は小さいと見ている。
円急騰153円台、市場に驚き FOMC「無難に通過後」為替介入か
確かに、そうした市場の読み通り、3月以降の日米金利差は2年・10年ともに顕著な縮小傾向が認められる。しかし、ドル円相場は逆に上昇基調にあるように見える。これをどう解釈すべきか。
これを受けた9月19日の東京市場は大幅高で始まった。たかだかこの程度の円高修正でやや過剰反応ではないか、とも思えるだろう。実際にそのようなコメントも散見される。しかし、この市場が示した反応が示唆することは大きい。これでこの先の日本株の上昇シナリオが相当程度、確信度が高まったといえる。
[PDF] 9月のFOMC後 ~日銀は為替相場をコントロールできるか
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5月FOMCを振り返ってみても、パウエルFRB議長は性急な利上げが金融システム不安につながった可能性を認めつつも、年内利下げの可能性については一蹴している。当面、予想すべきは「タカ派的な現状維持」であり、利下げを念頭に日米金利差縮小を期待し、円高を当然視するような風潮はやはり危ういと考えるのが筆者の基本認識である。
ドル円 米FOMCに注目、基本はドル高継続見通し(5/1夕)
年末年始時点では「年央にかけてFRB(アメリカ連邦準備制度理事会)が利上げを停止する。これに伴って日米金利差も縮小し、ドル円相場も反転する」という金利動向を主軸とする円高予想が支配的だった。各種の関連記事をさかのぼれば「3月、遅くとも5月の米利上げ停止を受けて円安相場は反転する」というストーリーラインは非常に多かったと記憶する。
ニューヨーク外国為替市場では米東部時間午後2時(日本時間19日午前3時)のFOMCの結果公表後、ドル円相場は一時1ドル140円40銭台まで上昇する場面があった。しかし、円高は長続きせず、午後2時半開始のFRBのパウエル議長の記者会見が進むにつれて円安に転じた。結局、ニューヨーク市場のドル円は1ドル142円20銭台とFOMC前よりもやや円安で取引を終えた。
【為替】米ドル/円「FOMC相場」を予想する | 吉田恒の為替デイリー
米11月小売売上高は前月比+0.7%と市場予想(+0.6%)を上回った。一方、自動車を除いた売上高は前月比+0.2%と市場予想(+0.4%)を下回った。なお、国内総生産(GDP)の算出に用いられる、自動車、ガソリン、建材、外食を除いたコア売上高は前月比+0.4%と市場予想に一致した。その後に発表された米11月鉱工業生産は前月比-0.1%と市場予想(+0.3%)に反して減少。同設備稼働率は76.8%に低下した(予想77.3%、前回77.0%)。
そこで今回のFOMCでも失業率の影響に注目してみたい。。米ドル/円は158円が重要分岐点。ただ投機筋の米ドル買い・円 ..
今週のビッグイベント、米連邦公開市場委員会(FOMC)を通過した。市場の反応は僕が週間展望(9月17日付)で予想した通りであった。そこでは、0.5%の利下げと金利低下シナリオが示されても市場の期待の範囲内なので円高は進まず、FOMCイベントの「期待値」を勘案すれば円安に動く可能性が高いと述べた。
FOMC強気でも、円安伸び悩む。ドル/円157円後半から重い
こうした相場展開は多くの為替市場参加者にとって意外なものだったのではないか。
ドル円 米FOMCを経て、ドルは上値重いが底堅い(9/19夕)
独12月ZEW景気期待指数は15.7と市場予想(6.9)に反して11月(7.4)から上昇した。ZEW景気期待指数の調査対象である市場関係者は、ドイツ企業とは異なり経済の先行きをそれほど悲観視していないことがわかった。ZEW(欧州経済研究センター)は「総選挙が迫っており、民間投資を促す経済政策が期待されるほか、さらなる利下げの可能性も見込まれているため、経済見通しは改善している」との見解を示した。
日銀の金融政策決定会合を受けてのドル円の動きと「FOMC」について
ポイントは、FOMCでの利下げ - それも大幅利下げを受けても円高に進まなかったことである。僕は従前から、これ以上の円高はないと言い続けてきた。その根拠は円高を唱える人への反論である。円高論者は、米国は利下げ、日本は利上げ、その金融政策の方向の違いから日米金利差が縮小して円高になるという。しかし、そんな金融政策の方向性の違いはずっと前からわかっていることだ。言い換えると、それは織り込み済み。過去から現在に至る市場の為替レートに反映されてきた材料である。
だから、新たな材料がない限り、円高進行も限界があるというのが僕の見方だった。今回のFOMCの決定を受けても円高が進まなかったのは、僕の見方が正しいという証左である。これで当面の材料出尽くしだ。
日銀の金融政策決定会合を受けてのドル円の動きと「FOMC」について ..
その後、5月2~3日のFOMC(アメリカ連邦公開市場委員会)で利上げ停止が示唆され、5月4日のECB(欧州中央銀行)政策理事会でも利上げ幅の縮小が決定されるなど、欧米中銀のハト派傾斜が顕著になったものの、ドル円相場の下落は限定的で、134~135円付近で推移している。
予想外の米金利上昇・米ドル高、FOMC・日銀会合で米ドル/円はどうなる!
植田日銀の初会合を経て、円金利の低位安定が確認された後、ドル円相場は137.50円付近と年初来高値を断続的に更新した。
日米政策決定次第で相場は短期的に変動も、少し長い期間では来年の米利下げ予想が重要
独12月IFO企業景況感指数は84.7と市場予想(85.5)を下回った。現況指数は改善したが、期待指数が低下した。IFO経済研究所は「ドイツ経済の低迷は慢性化している」との見解を示した。
ドル・円は伸び悩みか、米FOMCで追加利上げも引き締め姿勢を見極め
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27日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。米連邦公開市場委員会(FOMC)では0.75%利上げがメーンシナリオ。
昨日のドル/円は終値ベースで約0.9%上昇。米連邦公開市場委員会(FOMC)は政策金利を市場予想通り25bp(0.25%ポイント)引き下げた。一方で、同時に発表された経済予測の政策金利見通し(ドットチャート)では2025年末のFF金利水準が3.875%と前回(9月時点)の3.375%から上方修正された。市場はこれを「タカ派的利下げ」と受け止めて米長期金利が上昇しドルが急速に買われると、ドル/円は154.85円前後まで上値を伸ばした。なおドルの相対的な価値を示すドルインデックスは約2年ぶりの水準へと上昇している。
本日は日銀金融政策決定会合が開催される。政策金利は0.25%に据え置かれる見通しで、市場の注目は植田総裁の定例記者会見での発言に向いている。植田総裁は先月末のインタビューで、追加利上げ時期が近付いているとの認識を示した一方で、2025年の春闘交渉やトランプ次期米政権の経済政策を注視する考えを示し慎重な姿勢もにじませた。オーバーナイト・インデックス・スワップ(OIS)市場では現時点で1月の追加利上げが54.8%織り込まれていることから、植田総裁の発言内容次第でこの織り込みが大きく変化し、ドル/円は上下ともに大きく動くことも考えられる。
為替の動きを読むなら知っておきたい「タカ派」と「ハト派」 | マネー
東京時間(日本時間8時から15時)のドル・円は、植田日銀総裁の発言を受けて、やや円安ドル高に振れ一時157円50銭台まで上昇した。
円安加速、1ドル160円台を目指す ~日米金融政策の修正を受けて
米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長はFOMC後の記者会見で「今回の行動により、政策金利をピーク時から100bp引き下げたことになり、現在の政策スタンスは顕著に景気抑制の度合いが弱まった」と指摘。それにより「さらなる金利変更を検討する際には、より慎重になるべき」との見解を示した。また、「インフレは依然として概ね順調に推移している」「インフレ目標を達成するためにさらなる労働市場の抑制が必要だとは思わない」「金利は中立水準に著しく近くなった」と述べた。その他、トランプ次期米大統領が掲げる関税政策に関しては「関税がインフレにどのような影響を与えるか議論している」「時間をかけて慎重に評価する必要がある」と語った。
ドル円予想 | 植田日銀総裁の講演待ち | 今日のアナリストレポート
外国為替市場で円安が進行し、円相場は一時1ドル=154円60銭台をつける場面がありました。アメリカの中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会が、政策金利を0.25%引き下げると発表。FRBはアメリカの経済が引き続…
米利下げは概ね織り込み済。米金利の低下余地は限られ、ドル円は下げ渋りへ
本日は米経済指標として、4月のADP雇用統計や同ISM製造業景況指数などが発表される予定。それぞれかなり重要な指標であり、また前述したように昨日発表の米指標が冴えない内容だっただけに、通常以上に注視されているようだ。ただ、米FOMC結果発表がそののち実施されることから、影響は限られるとの見方も。
そんな本日欧米時間のドル/円予想レンジは157.30-158.50円。ドル高・円安方向は本日東京でしっかりとは超えられなかった158円レベルの攻防にまずは注目。抜ければ少し遠いがフィボナッチポイントにあたる158.85-90円がターゲットか。
対するドル安・円高方向は、昨日上抜けるのに時間を要した157円がなかなか強いサポートになりそう。ただ、仮に割り込んでも介入でなければドルは底堅そう。