「ドル建て日経平均」に着目すると違う景色が見えてくる ? | マネー
株式投資に興味がある人なら、日本で最も有名なる株価指数である「日経平均株価」を定期的にチェックしているはずだ。もちろん筆者も日々詳細にチェックしている。この指数は、東証1部に上場している銘柄のうち225銘柄をピックアップ、単純平均したものだ。今回はこの重要指標を違う角度から見ていこう。
日経平均ドルヘッジ・インデックスは、日経平均株価を対象にした「日経平均 ..
円建ての取引高は、2004年の取引開始から順調に増えている。一方、先に取引が開始されたドル建ては、2009年あたりから主役を円建てに奪われ、以降2012年末にかけて取引が低迷した。しかし、2013年に入ったあたりから、取引が盛り返している(図表1)。CMEによれば、両者間でのスプレッド取引の機会が拡大したことが、この背景にある。
スプレッド取引は両者の取引価格の差に注目した取引であるが、この価格差は、ドル建てにおいて、原資産である日経平均株価を表す通貨(円)と支払い通貨(ドル)が異なることに因る。例えば、日経平均株価とドル円レート(1ドル当たりの円)が同方向(「株高・ドル高」、「株安・ドル安」)に動くと見込まれる場合、ドル建てが円建てよりも高く取引される(逆方向の場合は逆)。
⼀⽅、年初から主要国株価指数のドルベースの騰落率をみると、⽇経平均
ところで、CMEでは「円建て」と「ドル建て」の二つの日経平均先物が取引されている。日経平均先物は「満期での日経平均株価をあらかじめ決めた価格(取引価格)で取引する契約」であり、1単位当たり、円建てはその取引価格の500円倍、ドル建ては5ドル倍の金額をやり取りする。つまり、先物を1単位買って満期まで保有した場合、満期において、円建ては日経平均株価と取引価格の差(日経平均株価-取引価格)に500円、ドル建ては5ドルをかけた額が得られることになる(マイナスの場合は支払い)。
日経平均に限らないが、どうしてもわれわれは「日本国内の目線」(円建て=円表示)でさまざまな指標を見てしまう。しかし、グローバルな視点で考えると、世界は日本人以外の人が圧倒的に多い。特に金融市場において、基軸通貨はドルである。海外投資家にとっては、すべての金融商品において「円建てよりもドル建て」で比較するほうが自然だ。
円安と株安が同時に進む局面でよく目にするのが、「米ドル建て日経平均株価(以下、ドル建て日経平均)の
日本株式市場の寄付きでの日経平均株価の水準を考える際に、Chicago Mercantile Exchange(CME)で取引される日経平均先物の清算値が参考にされることが多い。これは、日本時間の早朝にCMEの取引が終了する関係から、日本の夜間でのニュースがこの清算値に織り込まれると考えられているためである。
すでに海外投資家は東証1部の日々の売買代金の6~7割のシェアを占めているだけでなく、株主比率でも3割を超えている。つまり、こうした企業は所有者という視点から見ると「3割外資系企業」というわけだ。従って、日経平均株価も、、世界の基軸通貨である「ドル建て」で見る必要もあるのだ。
バフェット効果消えたドル建て日経平均、日本株投資意欲の陰り懸念
・日経平均株価に大きな影響を与える銘柄をチェック ⇒ ⇒でも寄与度が見られます
ドル建て日経平均計算式: ドル建て日経平均=日経平均÷ドル円
シカゴ日経225先物 (ドル建て) 38040 ( -630 ) ※( )は大阪取引所終値比 ..
ドル建て日経平均とは日経平均株価をドル円で割った値。ドル換算の日経平均株価です。ドル圏の投資家が日本株に投資する際に参考する指標です。
8日の東京株式市場で、ドル建てベースの日経平均株価が1989年12月に付けた史上最高値(270.82ドル)を更新した。
ドル円の値は15:30頃の値を表示しています。このデイリーの表ではドル建て日経平均とドル円は15:30頃に表示します。
「ドル建て日経平均」がバブル後高値を更新。外国人投資家が注目?
日経平均ドルヘッジ・インデックスは、日経平均株価を対象にした「日経平均為替ヘッジ・インデックス」の1つで、主に海外投資家が為替リスクを回避しつつ、ドル建てで日経平均に投資する際のベンチマークとなる指数です。ドル建てでの日経平均に対する投資に、為替ヘッジのポジションを組み合わせた投資戦略に対応しています。日経平均トータルリターン・インデックスを原指数とした日経平均トータルリターン・ドルヘッジ・インデックスも算出しています。両指数とも、月次ヘッジで算出しています。
まずは米国を代表する株価指数の一つ、「NYダウ」と日本を代表する株価指数の一つ「日経平均株価」の推移を比較します。 ..
「円建て日経平均(時間外)」は日経平均株価の最終値をドル円で割った値です。
【目盛】 右上段紫=円建て日経平均 右中段赤=日経平均(&ダウ) 右下段=ドル円
NYダウってなに?日経平均株価と比較したらパフォーマンスが歴然!
ここで重要なことはドル建て日経平均株価の騰落の要因(変数)は、「円建て日経平均株価」と「為替レート」の2つで決定するということだ。例えばもし「円建て日経平均株価」が10%下落しても、為替が円高ドル安方向に20%進めば「ドル建て日経平均株価」は約10%上昇するイメージだ(実際は0.9×1.2=1.08なので8%上昇)。逆もまた然りだ。
ドル建て日経平均株価は31年ぶりに過去最高値を更新世界の株式市場は堅調に推移しています。米国市場では、新大統領就任.
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年10年金利05:13 ドル円為替レートと日米2年金利差07:03 日経平均・ドル建て日経平均 ..
実際には、日経平均株価とドル円レートの共分散が、両者の取引価格の差に織り込まれている。そこで、CME日経平均先物の円建てとドル建ての清算値の差と、それから逆算した日経平均株価とドル円レートの共分散を表した(図表2)。2006年1月~2014年11月のほとんど全ての期間において共分散が正であることから、この期間では、日経平均株価とドル円レートが同方向に動くと見込まれていたと考えられる。また、2008~2009年、2013年に二つの山が確認できる。山の大きさは、日経平均株価とドル円レートのボラティリティと、両者のリターンの相関の大きさをあわせたものと考えられる。一つ目の山は、世界金融危機における急速な「株安・円高(=ドル安)」、二つ目はアベノミクス相場における「株高・円安(=ドル高)」を反映したものであろう。さらに、二つ目の山については、円建て・ドル建て共に取引高が増加した時期と一致し、先述のCMEによる説明を借りれば、共分散の上昇に伴って、スプレッド取引の機会が増加した可能性も窺われる。
ドル建てベースの日経平均株価は、英EU離脱ショック直前比△2%下落、年初比では△4%下落に留まり、海外市場に比べて大健闘しています。
ある意味、ドル建て日経平均株価こそが「世界から見た日経平均株価」の本当の評価対象ともいえる。円建ての資産価値ばかりを気にするのではなく、ドル建て日経平均株価の動向を加味して考えることによって、株式市場の動きがより正確に見えてくるだろう。
通常、日経平均株価は円表示ですが、日経平均をドルで見た場合をドル建て日経平均株価と言います。 ドル建ての日経平.
なぜならばドル建て日経平均株価は、2017年に入ってからアベノミクス高値を更新するどころか、170ドル台を回復し2000年以来、約17年ぶりの高値をつけている。この事実を見ても、円建て日経平均株価とドル建て日経平均株価の双方の数字やトレンドを確認する必要があるといえる。
[PDF] ドルベース 経平均は約16年9ヵ ぶりの 値に!
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※このコラムでの「ドル建て」は、「米ドル建て」をいいます。 目次
上記の比較例では、日本人から見ると2015年6月のアベノミクス高値を2年近く抜くことができず、日経平均株価の停滞感を感じているかもしれないが、外国人投資家から見ると、もしかしたら日本株の堅調さを感じているかもしれない。
シカゴ225先物はドル建て39350円、円建て39260円(24日)
ここ数年、日経平均株価はドル円レートとセットで論じられることが多いが、このように、両者の関係に対する市場の見方を、CMEにおける二つの日経平均先物の価格から探ることもできる。
外需・輸出型企業にとって円安/ドル高になれば、自動車1台を1万ドルで輸出し、ドル建て ..
ここでもうひとつ重要なことが、日本株式市場の売買シェアの6〜7割を外国人が占めているということだ。そして、金融マーケットにおいては、基軸通貨は米ドルである。そのような背景を鑑みると、外国人投資家にとっては、日経平均株価に関わらず、円建てよりもドル建ての方が馴染み深いといえるかもしれない。実際に投資をしなくても、ドル建て日経平均株価を見て日本株を評価する可能性もある。