米ドル/スイスフラン最新推移チャート。1分足から月足までの12足種、ニュース、売買情報を表示。
また、台湾総統選、ロシア大統領選、9月の岸田首相の任期などの政治的日程が、予定されていますが、台湾の総統選で与党が勝利しても、中国が軍事行動に出る可能性は低く、プーチン大統領の再選は揺ぎ無く、為替・金融市場に大きな影響を与えることはなさそうです。ただ、直近米国の支援が止まる可能性が指摘されているウクライナ情勢では、今年も混戦が続く可能性が高いと思われますが、もし何かの政治的な動きが出て、停戦や終戦に向かう兆しが見えた場合、過去2年のエネルギーや商品市況に、大きな巻き戻しの動きが出るかもしれません。その場合、ユーロ相場に大きな動きが出る可能性があることは注意しておきましょう。
アメリカ ドル / スイス フラン【usdchf】の掲示板 2024/01/20〜
永世中立国・スイスの歴史的背景により、通貨スイスフラン(CHF)は一般的に地政学リスクが低いとされています。加えて、スイスは経常黒字国で対GDP比における政府債務残高が低いなど、財政状況の健全さも特徴です。このことから、米ドルや日本円と並び、ディフェンシブ性の高い通貨として、世界的な経済不安や有事といったリスク回避局面でスイスフランは選好されやすい傾向があります。
スイスフランを取引する上でもっとも注目したい点が、金融政策を運営するSNB(スイス国立銀行)の動向です。SNBの金融政策決定会合は年4回で、世界で最も少ないことが特徴の一つです。一会合における重要性は高くなるため、市場にとってインパクトのある発表になりやすい面はあるでしょう。また、政策運営においても、積極的で大胆な動きが目立ちます。SNBは行き過ぎた通貨変動を抑制するために伝統的に為替介入を行っており、過去には介入を巡る方針転換から相場の急変を招いた歴史があります。この特徴的な政策運営の背景には、国内経済が為替相場による影響を受けやすいために、ある程度相場をコントロールする必要があるとされていることが挙げられます。スイスフラン相場における”サプライズが多い”イメージは日銀と近しいといえるかもしれません。
地政学リスクを抑えられる一方で、近隣のEU・ユーロ圏加盟国とは経済的・政治的に緊密な関係を築いており、スイス政府や金融当局は、とりわけ対ユーロ相場の動向を重要視しています。そのため、ユーロ圏の経済状況や地政学要因といった点の変化・影響は十分に考慮しておく必要があり、スイスのデータと同程度に注視しておきたいです。
スイスフラン/円(CHFJPY)のチャート、相場の状況と今後の見通し
一方金融市場では、5月にスタートするNY株式の決済の短縮化が、相場の波乱要因となるとの指摘が出ています。現状2営業日後に決済する売買代金を、翌営業日に決済を前倒しするというものですが、世界的な市場では、まだ2営業日後の決済が主流です。為替市場も、2営業日後に決済されますが、株式の取引に伴う為替ヘッジのリスクと絡めて、機関投資家やファンドなどの対応が遅れているようです。一部でこの変更によって、流動性のリスクも指摘されており、金融市場に混乱が生まれる可能性に注意しておきましょう。
一方バイデン大統領も次男のハンター・バイデン氏の問題で、共和党が同大統領の弾劾裁判に向けて動いています。また、高齢であることもあって、健康問題も懸念として残りそうです。つまり、その場合、次の候補者次第となるでしょうが、現状米国の大統領選の結果を占うことは非常に難しく、特に金融市場においては、この問題に関して、2024年を通して、常に経過を確認しておくことは重要となりそうです。
【FX】「2025年ユーロは買える?春までの欧州経済見通し」【高橋祥夫氏・松崎 美子氏・神田卓也】2024/12/12.
2015年1月、スイスフランの急変動から市場が大混乱に陥った、いわゆる「スイスフランショック」が発生しました。SNB(スイス中銀)が金融政策の変更・転換を発表したことが直接的な原因となりますが、そこまでの流れを振り返ってみましょう。
2008年に発生した「リーマンショック」の混乱に追い打ちをかけるように、翌2009年に「ギリシャ危機」が表面化し、ギリシャの財政破綻懸念が欧州・ヨーロッパ全体の経済危機へと波及しました。これらを背景に市場ではユーロ売り圧力が拡大した一方で、ディフェンシブ性の高さや財政の優位性からスイスフラン買いの動きが強まっていきます。
そして2011年9月、SNBは行き過ぎた自国通貨高は経済への脅威であるとして、対ユーロ相場での高騰を防ぐため、ユーロ/スイスフラン(EUR/CHF)の為替レートが〈1ユーロ=1.20CHF〉水準を割り込まないよう、ユーロ買い・フラン売りでの無制限為替介入を開始しました。
その後3年以上に渡って本防衛ラインを保ってきましたが、2015年の年明け間もない1月15日、SNBが突如として〈1ユーロ=1.20CHF〉防衛ラインを撤廃したことで、スイスフランが暴騰、CHF/JPY(スイスフラン/円)は115円付近から140円台に迫る30%超の暴騰をみせるなど、マーケット・取引参加者に大きな影響と衝撃を与えました。
その他、今年も大きな地震や自然災害、ガザの問題などいろいろ自然・地政学リスクが、市場の混乱につながっています。2024年も温暖化の影響など、何が起きるのかわかりません。こういった事象は突発的に起こることで、準備することはできませんが、常に、こういったリスクも念頭に入れて、相場に臨む姿勢を維持しておいた方が得策もしれません。
豪ドル/スイスフラン(AUD/CHF), 2.4Pips (0.00024スイスフラン), 2.4Pips~38.0 ..
近年のマーケットは、アフターコロナにおける経済再開、そのさなかのロシアによるウクライナ軍事侵攻による、歴史的なインフレへの中央銀行の対応がメインテーマとなり、現在は次なるフェーズへと移行しつつあります。
ウクライナ情勢の緊迫化や対露制裁によって、特にロシアとの経済的な結びつきの強い欧州・ユーロ圏各国では、原油・天然ガスなどのエネルギー価格の上昇からインフレ懸念が深刻化しました。スイスでもインフレ上昇が確認されると、2022年6月にSNBはおよそ15年ぶりの利上げに踏み切ります。同年9月の追加利上げにより、2014年12月から長らく続いたマイナス金利を解除すると、その後は2023年6月会合まで5会合連続で利上げを実施、その後2023年度中は政策金利が据え置かれました。金融引き締め政策下において、信用力の高いスイスフランは投資対象としての魅力がさらに高まるなかで選好地合いを強め、スイスフラン/円相場は円安も支えに堅調に推移しました。
2024年に入ると、インフレ圧力の低下を受けて、金融政策の転換へと舵を切り、3月・6月の2会合連続で利下げが発表されるも、2024年前半のスイスフラン/円相場は強い地合いを維持し、180円まで史上最高値を更新しました。一方で、日銀も遂にマイナス金利政策を終了、7月には追加利上げが実施され、金利差縮小の思惑や「円キャリートレード」の巻き戻しによって円買い圧力が強まりました。スイスフラン/円は一時166円台まで押し込まれましたが、その後は持ち直し基調で、足元では170円台近辺で推移しています。
スイス中銀は、原油・資源価格の上昇を受けた国内物価の上昇を受けて、2022年6月に、2007年9月以来の利上げに踏み切りました。それまで▲0.75%から▲0.25%としていた政策金利を2023年6月に1.75%まで引き上げ、現在は、物価指数の低下を受けて、据え置きを続けています。
ドル・スイスフランは、0.8997フランから0.9007フランで推移している。 ユーロ · スイス・フラン · 金融・財政
2024年後半にかけてのスイスフラン/円相場は、引き続きSNBと日銀、双方の金融政策運営がポイントとなりそうです。
スイスの消費者物価指数(CPI・前年比)は、2022年8月をピークに順調に鈍化、2023年7月は1.3%まで低下しており、SNBの目標レンジ(0%-2%)に収まる水準で推移しています。今後は利下げによる影響を含め、インフレデータと追加緩和の見通しを見極めていく局面となりそうです。ただ、この点については、引き続きウクライナ・ロシア情勢も考慮する必要があるでしょう。予断を許さない状況が続く中で、仮に緊張状態が高まるようなら、再びエネルギー価格の上昇などからスイスのインフレ見通しが軌道修正を促される可能性もあり、インフレへの警戒感は維持しておきたいです。
対して、日銀は2024年3月のマイナス金利解除の後7月の追加利上げによって、政策金利は0.25%となっています。SNBとは対照的な金融政策スタンスにより、両国の金利差は一時より縮小してきています。しかしながら、日銀の追加利上げの余波から、8月上旬には日本の景気後退懸念や円キャリーの巻き戻しによって、日経平均株価の暴落や金融マーケットの混乱を招きました。日銀の内田副総裁からは「金融市場が不安定な状況では利上げしない」と発言するなど、今後の利上げペースとその道のりは想定よりも緩やかなものになるかもしれません。
そのため、当面は両国の金利差は残り、円相場の不安定さや金融市場の混乱をきたすようであれば、ディフェンシブ性の高いスイスフランが選好されるシナリオは想定できそうです。目先の局所的な円高に押される局面はありそうながらも、いずれはスイスフラン/円相場は底堅さを取り戻していくかもしれません。このほか、中東情勢の緊迫化や、伝統的な為替介入を含めた政策運営や方針からフラン相場が変動する可能性も否定できないため、サプライズ運営に警戒しつつ、SNBの動向は常に注視しておきましょう。
米国での鉄鋼価格低迷と欧州での需要の弱さを理由に下方修正したほか、予想外の赤字見通しとなったことで売られた。 ..
以下は、2024年のスイス国立銀行の政策金利の公表日です。声明や会合後のジョーダン総裁の発言なども注目しておきましょう。
電子製造受託企業のジェイビル(JBL)は四半期決算と業績見通しが市場予想を上回り上昇。 ..
世界の基軸通貨・米ドルや日本円と並び、市場のリスク回避局面で選好されてきたスイスフラン、スイスフラン/円は中長期では史上最高値を更新するなど底堅く推移しています。みんなのFXでは取引コストにあたるスプレッドを業界低水準に引き下げ、お取引しやすい環境をご提供しています。またスイスは長らく続けてきたマイナス金利政策を脱却しており、両国の金利差にあたるスワップポイントも魅力です。もちろん、みんなのFXでは1,000通貨から取引が可能で、約6,800円の証拠金を預けることで取引を始められます(1フラン=170円で計算した場合)。FX取引を初めたばかり方も、少ない資金から取引が始められます。ぜひ、みんなのFXでスイスフラン/円の取引をご検討ください!
USD/CHF チャート このチャートは、一定期間におけるマーケットの価格推移を視覚的に表したものです。 ..
スイスはEU加盟国ではありませんが、EFTA(欧州自由貿易連合)加盟国です。欧州単一市場形成における一丁目一番地である「人の自由移動」の保障に参画していることから、EU・ユーロ圏の経済発展を支えるとともに、数多くの利益を享受しています。一方で、近年はロシア・ウクライナ情勢の緊迫化する中で、北大西洋条約機構(NATO)の事務所をスイス・ジュネーブに開設するなど連携強化に向け動いており、伝統的な中立政策を巡る議論の行方にも注目が集まっています。
は伝統的にフラン高を嫌っており、SNB はフラン高を抑制す ..
日銀や人々がデフレ慣れしていることも、大きな要因の一つですが、加えて、これは憶測ですが、植田総裁の過去の発言からは、「拙速な引き締めで物価目標が達成できないリスクの方が大きい」としていています。過去自身が速水元日銀総裁時代に、審議委員を務めていた時期、速水日銀の利上げが、景気の腰折れにつながったことへの悪いイメージが残っていて、現状の日本経済においても、自身の政策転換が、再び景気の腰折れにつながることを恐れているのではないかと疑ってしまいます。通常金融政策は、「フォワード・ルッキング=将来の見通し」によって政策運営されますが、来年の春闘で、順当に賃上げが実施されるのを確認するまで、政策変更はないのではないでしょうか。
為替 12/26(木) 07:55 · 本日の予定【発言・イベント】
※スワップポイントは、各国の景気や政策などの様々な要因による金利情勢を反映した市場金利の変化に応じて日々変化します。
要人発言 12/26(木) 07:21 · 本日の予定【経済指標】
そうなると政策が変更されるのは、早くても来年の4月会合以降であり、その場合もが限界で、その後も、長くデフレにつかり切った日本経済が、政府の減税策を受けても、強い上昇圧力をみせる可能性は低く、年内の「利上げ」に踏み切る可能性は低そうです。
【SBI証券 FX】6通貨ペアを新たに取扱い開始!(10/23~)
10年物国債の利回りは、3回のYCC政策の上限の変更で、一時1%に迫るレベルまで上昇しましたが、テクニカル的にははっきりと上ヒゲを出しています。下段のスロー・ストキャスティクスも、既に上昇し過ぎ(売られ過ぎ)の位置にあって、来年もこの1.0%を超えることはなそうです。一方下方では、流石に0.55%のそれ以前の高い位置は逆サポートされそうです。来年の日本国債の利回りとしても、0.55%から1.00%での推移が限界となりそうです。
【通貨】NY為替:欧米市場休場のため主要通貨の為替取引は動意薄
ただ、2024年も、長らく市場から全く注目を集めなかった日銀金融政策が、大きな注目となりそうです。以下は2024年の日銀金融政策決定会合や議事録の公表日です。しっかりと押さえておきましょう。
外国為替クロスレート :為替・金利 :マーケット :日経電子版
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