【見通し】NY為替見通し=ドル円、米CPI受けた米金利動向に注目
7月11日に注目されていた6月の米消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回る結果となったことで、米ドル/円相場は指標発表前の161.50円近辺から157.50円割れまで4円50銭ほどの急落となりました。ここ1ヶ月弱かけて上昇してきた値幅をわずか30分程度で帳消しにする大きな値幅だったため、市場では為替介入が入った可能性を指摘する声もありました。一部メディアが政府関係者の話として為替介入を実施したと報じています。
ドル円 米CPIの発表注視、前後の市場は荒れ模様か(10/10夕)
ドル/円相場は、先でも指摘したように本日東京で一時149円半ばを示現し、直近の戻り高値を更新。しかし、夕方には逆に149円割れを意識した値動きとなっている。先日の三村財務官発言「為替市場の動向は緊張感持って注視」もあり、やはり150円がある種のシーリングと捉えられているようで、接近するもなかなか超えられない状況だ。ドルはこのあとも頭の重い展開が続く公算が大きい。
引き続き市場は日米金融政策に注目。なかでも米の政策が注視されているものの、なかなか方向性が定まらない。発表される米指標や発言をめぐり一喜一憂の繰り返しだ。そうしたなか、本日発表される米消費者物価指数(CPI)がおおいに注目されており、内容次第では本日も発表前後の市場は大荒れか。ちなみに予想値は、前月比プラス0.1%で前年比はプラス2.3%。またコア指数は同様に前月比がプラス0.2%、前年比はプラス3.2%程度が予想されている。
〇本日のドル円、149円半ばまで値を上げるも基本レンジ取引
〇149円台では上値重いが、150円を超えると150.75-80が次のターゲットに
〇本日は米CPI、新規失業保険申請件数、要人発言に注目
〇ドル高・円安方向、本日東京高値に当たる149円半ばの攻防にまず注目
〇ドル安・円高方向、本149円が最初のサポートか
〇ドル円予想レンジ:148.30-149.80
【為替】米ドル/円「CPI相場」の特徴とは? | 吉田恒の為替デイリー
FX取引において、消費者物価指数は世界各国で発表される注目度の高いインフレ指標です。季節性要因を受ける生鮮食品を除いた「コアCPI」は最も重要視されます。為替市場において、国内の消費者物価指数発表時は値動きが乏しい傾向にありますが、諸外国、特にアメリカやユーロ圏の消費者物価指数発表時は米ドルやユーロの大きな値動きにつながることもしばしばあります。これはが政策運営の中で「物価目標」を設定しており、その判断材料として用いられるからです。物価上昇に過熱感が出てくると、市場で中央銀行による利上げ期待が高まることで通貨高が進行しやすく、物価が下落する局面では景気下支えを目的とした中央銀行による利下げ期待が高まることで通貨安が進行しやすくなります。消費者物価指数発表時は事前予想値と結果の乖離が大きければ当該国の通貨が大きく変動する傾向があります。また、消費者物価指数の上昇率や「前月比」、「前年同月比」でどのように推移・変化しているのかに注目すると、中長期的な為替市場の動きを予想するのに役立つでしょう。
先週のドル円は大幅続落し、一時137円台前半の安値を付けた。12日. に公表された6月の米消費者物価指数(CPI)の伸び率が大幅に減速し.
ドル円、約38年ぶり高値更新が射程圏内に。本日は米CPI ..